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みんなああああああーーッ!!ありがとうー!!大好きー!!あいしてるー!!いいよ!もう何でもいい!全部イイっ!!全部OK!無限の無限のすべてよ!ありがとうー!!大好きー!!あいしてるーーー!!!笑  作者: 大好き!愛してる!
第1章 グラウンドの謎の影(平岡大志)

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油ギトギトの手でスマホを触るな

 鈴木が売店で買ったお菓子を持っていたのでみんなで食べながら雑談をしていた。


 ヨシオは、腕全体が包帯巻きで指が使えないので耳川がポテトチップスを口に運んで食べさせていた。


「はい、あ~ん。おいしい?」

「うん、おいひい…」

「はい、あ~ん」

「待って、まだ口に残っ…‥」

「はい、あ~ん」

「まっ……」

「おいしい?」

「ん……」

「はい、あ~ん」

「ちょ…‥まっ」

「あ~ん。あっ、こぼしてるぞヨシオくん」

「だから――」

「あ~ん」

「んんn……」



 話題は学校のグラウンドにいたあの薄汚いヒツジは何だったんだって話になって。

 鈴木がスマホで見せてくれたネットのニュースには、なかよしふれあい牧場で大人気のヒツジ、テルー君オス(人間の年齢で78歳)が脱走して半年以上のあいだ行方不明であったが無事捕獲されたと書いてあった。


 結構有名なヒツジらしい。


 鈴木が親や先生から聞いた話では、あのヒツジはたまたま通りかかった野生動物を捕まえる専門の人が麻酔銃で眠らせて無事捕獲されたらしい。


 鈴木は捕獲後のニュース画像もスマホで見せてくれた。


 あのゴワゴワでホコリの塊のような見た目だった羊は、毛が短くカットされて白くてキレイで小さくなっていてまるで別のヒツジになっていた。

 子供たちが差し出した草をおいしそうにムシャムシャと食べているとても幸せそうな場面も写っていた。


「ヒツジ元気そうだな……。よかった……」

「うん!」

「そうね……」

「だな」


 羊の記事の下の方に気になるニュースの見出しがあったのでスワイプしてタップしてみた。


「おっ! おいはぎ坂72の水着写真集でるんだ」

「まじか! 見せろ」とヨシオ。

「汚い! 油ギトギトの指で触らないで! もう返してっ」と鈴木。

「あ、まだ読んでる途中っ」

「下品! 口にポテトチップス入れたまま喋らないで! いっぱい飛んでるし」

「ごめん。それにしてもこのポテトうまいな。初めて食べた。何味だ?」

「のりしおよ。てゆうか何その食べ方」

「何が?」

「何で両手で掴んで口いっぱいに押し込むわけ?? ちょっとずつ口に入れてちゃんと飲み込んでから次のを食べなさいよ。ベッドの上にもボロボロ落としてるし。包帯にもついてるし。歯にもいっぱい海苔がついてる。ほんときたない」

「はい」


 ぷんぷんしながらもベットの上に落ちているポテトチップスのかけらを集める鈴木。


「ありがとう」

「だまれ!」

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