表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

【1】眼鏡屋転職前その1

はじめに、このお話は僕の実体験を元にしたものです。

途中でどこかで似たような名前の眼鏡屋さんが出てきますが

あくまでもフィクションですのでよろしくお願いします。

20年ほど前の2000年代の話。


僕の名前は渡瀬一範わたせかずのり

今は結婚して子供できてすっかりおっさんになってしまった。

ちなみに今は住宅の営業やってます。やっとこさ課長。


そんな僕の20代の時の話。


とある田舎の専門学校卒業して就職浪人で毎日ブラブラしてたら

高校の時のパイセンから「カズ、お前うちでバイトしない?」


パイセンがバイトしてた先は個人で古着と雑貨の店やってて

オーナー店長の下にパイセンがいて、他にスタッフも2人いるんだけど

1人就職するんでうちで働けと。


高校の部活で世話になったし、悩みもいろいろ聞いてもらったし

「じゃあ行きますよ」

軽く受けてお店のスタッフになって、

オーナー店長が地元の繁華街の中に2号店作ってそっち行って

パイセンが店長になって、

社員にしてもらって、彼女できて、別れて、

気がついたら大学卒業する年齢になって

このままここで一生働くのかなぁと思ってたある日。


遅番で来たパイセンの顔が青白い。

挨拶しても無言でバックルームに入ってしまった。

後を追ってみると椅子に座って気が抜けた炭酸みたいになってる。


「どっか具合でも悪いんですか?」

「・・・うちの店な・・・閉めるらしい・・・」

「?、嘘でしょ。うちの店黒字じゃないですか」

「あっちの店がダメで2つとも閉めるらしい」

「2つとも!!オーナーどうするんですか?」

「昔いた会社に戻るって」

「うちらは!?」

「そら、無職よ・・・」


うわ携帯機種変するんじゃなかったとか

意味のわからない言葉を発してフロアに戻った。

翌日、オーナーから閉店セールの連絡が入った。


月末になり、閉店セールが終わり、

店内の商品は全部業者に引き渡し、片付けも終わり、


僕は無職になった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ