登場人物・第五章
ダルツォルネ 四十代後半くらい。
レッドルビー王国第一皇子。砂の民に伝わる格闘技『キャポエイラ』の達人。
全身筋肉に覆われた武人で、レッドルビー王国の王になったらジャランダーラの森人に和平を持ち掛け、共存しようと考えている。
フレアと戦うことになりちょっとだけ追い詰めるが、流の型『極』を受けて倒される。
天使襲来後、死亡したカガリビの死と天使襲撃を利用して民衆の心をつかみ、王となる。そしてニーアを養子に迎え入れた。
カガリビ 三十代後半くらい。
レッドルビー王国第二皇子。レッドルビー王国冒険者ギルドの長。兵器開発とかも行ってた。
拳銃を改造し弾倉を組み込むことで連射を可能とした最新式拳銃『回転式』を制作した。けっこうメタボ気味だがナイフ格闘の天才でアクロバティックな動きをする。
フレアに挑むがあっさりと負け、回転式を奪われた。
その後、サンダルフォンとメタトロンに操られ肉体が破壊され死亡。
第三地獄炎の神獣ガイア。
フレア曰く『もふもふのモグラ』
黄色い体毛に丸っこい爪、つぶらな瞳をしたもふもふ。大きさはフレアの膝下くらいで触るととーってももふもふしている。
大地に干渉し操る『第三地獄炎』をフレアにプレゼント。
地面と認識した場所を黄色い炎で燃やすと自在に操れる。ただの地面を泥沼にしたり砂地や砂利の地面に変えたり、大地に関係することならなんでも可能。ただし発動時は地面に手を突っ込まなくてはいけないため移動ができないという弱点もある。
『砂漠剣』カッツ
上級冒険者四人組のリーダー格。フレアに挑むも敗北した。
天使襲撃時に片腕を失い冒険者を引退。その後、カガリビ不在のため冒険者ギルド長になった。
『デザートローズ』クロンゼ
上級冒険者四人組の一人。自分が投げた物を自分に引き寄せる『カモンバック』という能力を持った特異種。フレアと戦い敗北した。
天使襲撃時、空から降ってきた羽が頭を直撃。仲間の目の前で即死した。
『岩男』ゴーゴン
上級冒険者四人組の一人でパワー担当。フレアと戦い敗北。
クロンゼが即死した瞬間にミリッツに覆いかぶさり羽の脅威から守った。ミリッツに惚れていたが、その恋が叶うことはなかった。
『砂の魔法使い』ミリッツ
上級冒険者四人組の一人で魔法使い。フレアと戦い敗北。
ゴーゴンに守られ無傷で生還。その後、隻腕のカッツの補佐をするため冒険者を引退。副ギルド長となりカッツと結婚することになる。生まれた子供は二人の男女で、それぞれにゴーゴンとクロンゼと名付けた。
サンダルフォン
聖天使教会第十二使徒『鋼』のサンダルフォン。
メタトロンの姉。銀色の『鋼』を分泌する能力を持ち、分泌した鋼は瞬時に固めることができる。
想像力がしょぼいので鋼を複雑な形にするのが苦手。
単体での戦闘力は第五階梯天使ほどだが、メタトロンとのコンビで十二使徒クラスの戦闘力を得る。
無邪気で自由。弓の腕前は一流レベル。
メタトロン
聖天使教会第十二使徒『操』のメタトロン。
サンダルフォンの弟。物体を操作する能力を持ち、サンダルフォンの生み出した鋼を操作して造形、操ることで戦う。
実は、操れるのはサンダルフォンが生み出した物だけ。他の物体も操ることはできるが生理的に受け付けないらしい。ある意味潔癖症。
単体では第六階梯天使レベルだが、サンダルフォンと合わせることで十二使徒クラスの力を持つ。
接近戦も得意だがあくまで一流レベル。少年愛の性癖がある。
ガブリエル
堕天使の一人でブルーサファイア王国を根城にしている。
王国を影で支えた功労者。ブルーサファイア王国が栄えているのはガブリエルのおかげでもある。
十二使徒の一人ジブリールの姉で、本人も治癒を得意とする。
ラティエル
聖天使教会第十二使徒の一人。おっとりほんわかした少女でミカエルの親友。
ミカエルをミカちゃん、サンダルフォンをサンちゃん呼ぶ。ミカちゃんという渾名を付けた張本人。
フレアと戦うために人間の国へ出かけるミカエルにくっついて行くことになる。本人曰く『休暇』らしい。




