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地獄の業火で焼かれ続けた少年。最強の炎使いとなって復活する。  作者: さとう
第七章・闇夜に煌めく吸血鬼

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登場人物・第七章

 ハンプティダンプティ 外見年齢は二十代くらい。

 ブラックオニキス王国を統治する三人の王の一人。真祖と呼ばれる吸血鬼で、死を克服した吸血鬼。

 吸血鬼は本来心臓が弱点なのだが、心臓を身体から抜いて隠しておくという荒業で死を克服した。

 能力は『黒血』で、自らの血を極限まで硬化させる。フレアの炎ですら効かない。

 硬化のみなので形状は単純。

 フレアと戦うが弱点を見破られ降参した。

 フレア曰く『ハンペン』。


 第四地獄炎の聖母『天照皇大神(アマテラスオオミカミ)

 フレア曰く『白いお姉さん』。

 十二単のような着物を着た和風美女。すべてを癒す第四地獄炎をフレアにプレゼント。

 死者を慈しみ情けをかけるフレアの心に共感し力をくれた。

 能力は『癒しの炎』で色は純白。殺傷力はゼロで燃やした生物を治す。四肢の欠損や失った血液なども補充することができるし病気も治せる。ただし、フレアの魔力を消費するので多用できない。理由は魔法なんて使ったことのないフレアの魔力総量は赤ちゃんレベルだから。

 ちなみに、フレアは天照皇大神に、かつての師の一人ヴァジュリを重ねている。

 聖母乃愛(オーバードライブ)状態は単純に言うと『国一つを覆う癒しの炎。ただし大雑把な癒し』で、文字通り国一つを純白の炎で覆い治す。怪我だけでなく倒壊した建物なども直せる。

 ただし、大雑把すぎるのが弱点。

 死滅しかけた病原体を治し病原体を増幅させたり、肉屋では肉片から元の動物が復元され死骸だらけになったり、廃材場などの廃材を修復し廃材場を建物だらけにしたりと、滅茶苦茶になる場合が多い……癒すけど多用できない。


 ジュウジ。

 ハンプティダンプティの国で生まれた獣人。

 養殖場を解放するためにレジスタンスを組織。獣人たちのリーダー。


 ナシエル。

 ハンプティダンプティの国で生まれた天使。

 レジスタンスの一員で天使たちのリーダー。


 ヒュウマ。

 ハンプティダンプティの国で生まれた人間。

 レジスタンスの一員で人間たちのリーダー。


 ツァラトゥストラ 外見二十歳くらい。

 ブラックオニキス王国を治める三人の真祖の一人。

 ツァラトゥストラの国は『女性』のみ入国と滞在が許される。

 理由はツァラトゥストラが大の男嫌いだから。

 女の子大好きで、女の子を傷つける者は容赦しない。女の子にはとにかく甘く優しい。

 ツァラトゥストラが『血が飲みたい』というだけで女の子が殺到するくらいの人気っぷりで、男がいないというだけでとにかく平和な国を作った。

 能力は『氷血』で、青い血を氷のように固めることができる。

 氷を生物状にしてある程度の意思を持たせることも可能。自由自在に操ることもできる。

 フレア曰く『ツララ』。

 フレアたちは最後まで気付かなかったが、国の外には大きな実験施設があり、そこで『男』と魔獣の配合実験や非人道的行為が繰り返されている。プリムに言った通り、ツァラトゥストラは男に関してのことならどこまでも冷酷な男だった。


 ヴァルプルギウス 外見六十代くらい。

 ブラックオニキス王国を治める三人の真祖の一人。

 領土全てを一つの建物で囲み、人や獣人、天使たちが平和に安全に暮らせる家にしている。

 子供好きで、勉強を教えたり魔法を教えたりしている優しいお爺ちゃん。

 能力は『老血』で、霧状にした血で幻覚を見せたり、血を吸いこんだ者の記憶を操る。真祖の不死性を作り出した張本人。

 実は、ハンプティダンプティとツァラトゥストラの育ての親。

 不死の処置を施したときに記憶を失い、ヴァルプルギウスのことを忘れてしまっている。現在は真祖の老人としか見られず見下されているが、ヴァルプルギウスは今でも二人のことを愛している……絶対にそんなそぶりは見せないが。

 

 第五地獄炎の妖蟲『空蝉丸』

 フレア曰く『意味不明でキモイ蟲』

 干渉した気体を自在に操る『緑色の炎』をフレアにプレゼント。

 蝉のような胴体、蜘蛛のような毛むくじゃらの足、八つの複眼を持つデカい緑色の『蟲』

 普段はピクリとも動かずジッとしており、唐突に『ミーンミーン』とか『ジージージー』と蝉のように鳴きだす。

 他の地獄炎の王たちですら意思疎通ができず、なぜフレアに力を貸してくれたのかは永遠の謎。

 第五地獄炎は背中から噴出する緑の炎で、展開すると蝶のような翅に見える。

 炎で気体に干渉することで飛行能力を得たり、気体をガスに変えたり固めてぶつけたり鎌鼬を発生させたりすることができる。

 ただし、気体に干渉し効果を発揮させるには『蟲』のような形状にしなくてはならないという妙な制約がある。

 ぶっちゃけ、フレアは気持ち悪いのであまり多用したくない炎だと思っている。


 サリエル

 聖天使協会十二使徒『氷』のサリエル

 ギャルみたいな天使。ミカエルが大嫌いで殺してやりたいと思っていた。

 理由は、大好きなアルデバロンがミカエルばかりほめるから。

 ミカエルの捜索をするためにイエロートパーズ王国に出向き、そこでミカエルがフレアとの戦いで大ダメージを負い、ラティエルを探してブラックオニキスへ向かったことを知る。

 ダメージで本来の三割程度の力しか出せないミカエルを亡き者にし、その責任を全て吸血鬼におっ被せることにしてミカエルに戦いを挑む。

 一時はミカエルを追い詰めるが、フレアの炎で全回復したミカエルに叩きのめされた。


 キトリエル

 『懲罰の七天使アインソフオウル・セブン』の正規メンバー。

 自らを『神の答』と言い、『答えは~』が口癖。

 決定した物事の『答え』を変える黒神器『答えは我の望むままに(アンサー・アンサー)』を持つ。

 一対一では無敵に近いが、二対一だと子供にすら負けるほど虚弱。

 戦闘員ではなく裏方として働く黒天使。サリエルの手助けをし、ミカエルとラティエルを始末した後にサリエルを殺し、十二使徒を弱体化させる予定だった。

 

 イアカディエル

 堕天使の一人。堕天使の『神』の啓示を受ける特殊な天使。


 ムトニエル

 聖天使協会十二使徒の一人。天使の『神』から啓示を受ける特殊な天使。


 クシエル

 懲罰の七天使の正規メンバー。黒天使の『神』から啓示を受ける特殊な天使。


 神

 この世界に存在する神様。

 地獄炎の魔王たちと同質の存在。

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お読みいただき有難うございます!
脇役剣聖のそこそこ平穏な日常。たまに冒険、そして英雄譚。
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