登場人物・第六章
フリオニール 17歳
パープルアメジスト王国出身の若い剣士。
騎士の家系だが魔法適性がありイエロートパーズ王国で魔法を習うため船に乗り込みフレアと出会う。魔法と剣技を融合させた剣術を模索中。
素直で優しい青年。肉が好き。魔法学園ではエリートのAクラス。
座学は中の上、実技は上の上で、魔法剣士科でも上位の実力を持つ。
ラモン 17歳
貴族の青年でメタボ。フレアの模擬戦相手で魔法使い見習い。
食べることが好きな青年。魔法適性はそれほど高くない。
フリオニールに誘われ、フレアたちと一緒にご飯を食べる仲になった。
レイラ 17歳
カグヤの模擬戦相手で肉体強化系の魔法が得意な少女。
実家は格闘道場で、レイラに魔法適性があったので魔法を学ぶことに。
実家の道場では一番の腕っぷし。幼馴染がいて婚約もしている。
ブリコラージュ 77歳
見た目は16歳の美少女だが実年齢は77歳。
特級冒険者序列第四位『虹色の魔女』ブリコラージュと呼ばれる、七人しかいない『特級冒険者』の一人。
全属性に高い魔法適性を持ち『テンカウント』という特異種でもある。能力は『自分に関わる全てを10倍』にすることで、魔法威力や攻撃、防御、寿命ですら10倍に引き上げている。
呪術を研究テーマにしており、獣人を使った非道な実験を繰り返している。ブリコラージュ曰く『獣人はヒトではない。混じり物』という考えであり、喋る実験道具程度の認識。研究資金を得るために実験で廃棄処分となる獣人をダンジョンでの罠避けとして販売することを思いつき、冒険者相手に商売している。
フレアの怒りに触れ、蝕の型の禁忌である【無限地獄天寿全】を受けてしまう。激痛、悪寒、吐き気、鈍痛、高熱、痙攣、倦怠感、そして体調回復のサイクルが死ぬまで続く拷問で、死の拒絶という呪いが付与されているため自殺もできない。そして『テンカウント』の効力で寿命が数百年あるせいで長く苦しむことになる。
天寿を全うするまで苦しむ呪いで再起不能になった。
ショフティエル
聖天使教会とは違う天使の組織『懲罰の七天使』の正規メンバー。
『断罪』を司り自身を『神の裁判官』と呼んでいる。
人は裁かれねばならない、が信条。黒神器【断罪の書】の力で視界に入る人間を徹底的に断罪する。マキエル曰く『身勝手な裁判』。
これまでは組織のトップに勝手な断罪を控えるように言われていたが、フレアが十二使徒を三人撃破したことを口実に動き出す。イエロートパーズ王国のダンジョン周辺の冒険者を全て抹殺した後にダンジョンの最上階でフレアたちを発見するが、戦いの邪魔をするなというフレアとミカエルの同時攻撃で撃破される。その後、ダニエルに処刑された。
ラハティエル 10歳くらい
聖天使教会とは違う天使の組織『懲罰の七天使』の正規メンバー。
『次元』を司る天使で『神の門番』と呼ばれている。
身なりに無頓着で、伸びっぱなしの髪や着替えもろくにしない。
十メートル以上の大きさがある黒神器『魔性冥府の鎌』で好きな場所に斬りこみを入れて移動することができる。
ダニエル
一等冒険者で自称『案内人のダニエル』
ダンジョンに詳しく冒険者たちに雇われて案内することで生計を立てている。一等冒険者になれたのは本人曰く『運が良かった』から。
フレアに雇われダンジョンでパーティーを組む。シラヌイには部下と思われている。
正体は堕天使の一人。元・十二使徒『地』のダニエル。土を自在に操るズリエルの先輩(苦労人)でもある。
人間好きで、人と飲む酒が好き。ヒトを見下す聖天使教会が好きになれず裏切り、日銭を稼ぎながら冒険者を見守ることを選んだ優しい天使。
実力は本物で、こっそりミカエルの炎と熱を防いでいた。
ガブリエルを恐れ、渡された手紙を開こうか迷っている。




