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Second Earth Life Online  作者: サキ
1章
5/5

冒険者登録をしよう

灯華はゲームをすること自体初めてですが、ゲームを始める際に鈴から色々教えてもらってるため、一応最低限の知識がある状態です。

なので、そういった用語を知っているのは鈴のおかげです。

それを踏まえて読んでくださると有難いです。

閉じていた目を開くといつの間にか噴水の前に立っていた。


「鈴が迎えに来るはずだから、待っていようかしら。」


待つのはいいが、何をして待とう。そうだ、ステータスを確認しよう。


「ステータス、オープン。」


鈴が鳴るような音と共に出てきたのはは半透明な白いパネルだ。


ーーステータスーー

名前:冬華


スキル

《刀剣Lv1》《料理Lv1》《ATK上昇Lv1》《AGI上昇Lv1》《察知Lv1》《鑑定LV1》《識別Lv1》《回避Lv1》

控え


ーーーーーーーーー


「よし、決めた通りね。」

「おねーちゃーん!どうだった、上手く出来た?」


大声で叫びながら鈴がこちらへ来た。


「うん、出来たよ。」

「そっか〜、良かった良かった。あっ、私の名前リンだよ〜。」

「分かったわ、私は冬華にしたわ。」

「ん〜、分かった〜!じゃあ、お姉ちゃん冒険者登録しに行こ!」


本当、いつも元気な娘だ。


「ほら〜、早く早く〜。」

「分かったから、そう急かさないで。」


そうして歩くこと少し、紺色の大きな建物が見えてきた。ここが冒険者組合だ。中に入ると、二つの大きな窓口がある。


「ここにはね、冒険者部門と生産者部門があって、このどちらかに登録するの。ちなみに両方に登録しても良いんだよ。」

「そうなのね、この二つの違いって何なの?」

「あぁ、それね。両方とも名前のまんまなんだけど、冒険者部門は主に冒険する人たち、つまりモンスターを討伐したり、アイテムを採取したりする人が登録して、生産者部門は主に生産活動をしている人つまり、装備やポーションを作ったりする人が登録するんだよ。」

「なるほどね、教えてくれてありがとう。」

「ううん、大丈夫だよ。お姉ちゃんは冒険者部門に登録するつもりなの?」

「うん、そうだよ。」

「分かった、じゃあ登録してきてね。私、近くで待っているから。」


そう言われて、私は鈴と別れ、冒険者部門の窓口に近づき、受付嬢に話しかける。


「すいません、冒険者登録をしたいのですが。」

「かしこまりました。こちらの水晶に触れて下さい。」


受付嬢の指示に従い登録を済ませていく。そして、簡単に組合の説明を受けた。

冒険者にはランクがあり、下からFEDCBASの七段階ある。依頼を受け、成功するとポイントが加算されランクが上がっていく。失敗すると違約金を払わなくてはならない。ランクが高い程依頼の難易度は高くなるが、報酬も良くなる。

組合員の証はカードタイプになっており、無くした場合は再発行は可能だがそこそこのお金が掛かるらしい。

しかし私たち冒険者、つまりプレイヤーからするとイベントアイテム。所謂、〈大切なもの〉になるらしいので無くすことはないらしい。依頼を受ける場合は依頼掲示板で受けることが可能。報告は受付まで行く必要がある。報酬はその場で受け取るか口座をつくり、そこへ振り込むかを選択できる。組合でならいつでも引き落としができる。また、自ら預けることもできる。

最後に街または街周辺で何かしら異変を感じたら、真っ先に組合に報告することが冒険者の義務らしい。その後組合側で調査と対処を行い、内容によっては報酬もある。調査や対処を組合側か冒険者に依頼する場合があり、この場合は組合のランクに制限される場合が多いので、参加したいならばランクを積極的に上げておくことをお勧めされた。


「以上で説明を終わりますが、何か質問はありますか?」

「いえ、大丈夫です。」

「ではこちらが組合員のカードになります。これからのご活躍を我々組合職員一同、期待しております。」


軽く頭をさげて受付嬢さんの場所を離れ依頼板の方に向かう。張り出されている依頼はカラフルで、色によって内容を分けているようだ。


赤:討伐

緑:採取・納品

青:護衛

黄:調査


討伐や採取は一般的だが、護衛や調査はそれ用のスキルがないと厳しそうだ。何かしら依頼を受けてもいいが、先に街を歩こう。その前に鈴に登録を終えたことを報告しよう。


「リン、終わったよ。って何食べているの?」

「あっ、お姉ちゃんお帰り〜。あぁ、これ?串焼きだよ。」

「そう。この後街を歩きたいけど、案内してくれない?」

「う~ん、この後パーティーの皆で狩りに行くから無理かな。でも、先に見に行かなきゃいけないところあるから来て。」

「うん、分かった。」


そう言って鈴の後ろに付いていくと、そこには公式掲示板という物があった。


「ここにはね、プレイヤー共通お勧めスキルがあるから、時々見にきた方がいいよ。」


評価:必須

《鑑定》《識別》

初期スキルで取らないと条件が超面倒。《鑑定》だけでもいいか先に取るべし。と言うか、取れ。

評価:できれば欲しい

《目利き》《解体》

アイテムの品質が良くなっり、ドロップ品の量が多くなる。

評価:あって損はない

《採取》《採掘》《伐木》

移動時に拾うだけで小銭が稼げる。


なるほど、確かに時々見に来るべきだ。

《鑑定》の《識別》両方は取った。《目利き》はドロップ品が良くなるから欲しい。《採取》《採掘》《伐木》は…《採取》を取ろう。残りはまた今度にしよう。

《目利き》は組合の解体施設で教えてもらえる。《採取》の取り方は…。なるほど、適当に拾うただけだ。


「お姉ちゃん、なんか良いのあった?」

「うん、《目利き》と《採取》を取ろうかな。」

「そうなんだ。じゃあ、《目利き》を教えてもらいに行きなよ。」

「分かった。行ってくるね。」

「うん、お姉ちゃんも大丈夫そうだし自分のパーティーに戻るね。またどっかで会おうね〜!」

「またね。」


走りながら手を振る鈴を見送る。よし早速、《目利き》を教えてもらい行き取得した。


「じゃあ、私は街を見て回ろうかな。」


そうして私は冒険者組合を出た。


遂に灯華が冒険者登録をしましたね。次回は街を歩きます。

ちなみに作者自身はゲーム用語はあまり知りません。色々と調べながら書いています。

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