ゲームを始めよう②
本日二話目です。キリよく区切ったため、かなり短くなりました。
申し訳ありません。
10月15日 ・スキルに《識別》を加筆しました。
翌日になり、朝食を食べ、用を済ませる。
「お姉ちゃん、今からするの?」
「そうよ。」
「分かった~。じゃあ、私もしようかな?始まったら、街に出るから待っててね。」
「分かった、じゃあまたあとでね。」
「はーい。」
妹と会話をしながら、部屋に向かう。ヘッドセットを着け、目を閉じて、
「ダイブスタート」
目を開けると、昨夜見たのと同じ光景が広がっていた。目の前にパネルと入力された数値を元に作られた私にそっくりなマネキンが出てくる。
「よし、頑張って作ろう。」
まずは髪型を決める。
「いつも降ろしているから、ポニーテールにしようかしら。長さは肩ぐらいまでにして髪の色はそのままと。」
次に目の色決める。
「色は…透明感のある菫色にしよう。」
独り言を言いながら、次々と決めていく。
最後にスキルを決めるのだけど、スキルには武器スキル、魔法スキル、生産スキル、補助スキルの四種類に分かれており、十個まで取得可能である。大まかな効果などは鈴から聞いている。
「せっかくのゲームだから、魔法を使ってみたいのだけど…。先に武器スキルっていうのを決めないと…。」
武器スキルには、《刀剣》《槍》《斧》《棍棒》《格闘》《投擲》《弓》がある。そして、武器スキルのレベルを上げていくと細かく分類していくらしい。らしいというのは鈴がそう言っていたからだ。
「シンプルに《刀剣》にしようかしら。」
次に魔法スキルを決める。《火》《水》《土》《風》《雷》《光》《闇》があり、複数の属性を取得しレベルを上げると、属性複合スキルが派生するらしい。ちなみにこれも鈴からだ。
「うーん…、《風》と《水》しよう。」
残りは生産スキルと補助スキルだ。
生産スキルには、《料理》《鍛治》《木工》《石工》《調合》《裁縫》《醸造》《錬金》がある。
「いつも、料理しているから、《料理》は取るとして、残りは取りたくなったら取ろう。」
最後は補助スキルを決めなければならない。
ちなみに『SELO 』のステータスは
HP
MP
STR(筋力)
ATK(攻撃力)
DEF(防御力)
INT(賢さ)
MGR(魔法抵抗力)
AGI(素早さ)
DEX(器用さ)
LUK (運)
と、なっている。
「どうしようかしら…。これ…。」
攻撃力と素早さが欲しいから、《ATK上昇》と《AGI上昇》は取る。残りの補助スキルを決める。
………………………………………………………
私が決めたスキルは《刀剣》《料理》《ATK上昇》《AGI上昇》《察知》《鑑定》《識別》《回避》にした。残り二つはゲーム内で決める。パネルの決定を押すと、名前入力欄が出てきた。
「名前は…、漢字を変えて【冬華】にしてと。」
すると、アナウンスが流れて、
〔以上でキャラクター作成を終わります。引き続き『SELO』をお楽しみください。〕
そうアナウンスされると急に光に飲み込まれ目を閉じてしまった。そうしてついに私は『SELO 』の世界に足を踏み入れた。
どうだったでしょうか?
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