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1、期待を胸に

このへんてこりんな世界で15年間生きた私は、最近ふと思うことがある。「いや、変なのは自分かもしれない。」と。

しかしその度に「そんな馬鹿なことがあるか。」と、少し艶めいた青い空を見て笑うのだった。




最寄の駅から高校へ向かう道には、最近流行のコンビニエンスストアだとかマクドナルドだとかスターバックスだとかそういったハイカラなものは一切なく、代わりに潰れた映画館や小川の流れる公園や怪しい喫茶店などがあった。



それまで帰宅途中にコンビニでパンを買ったり、喫茶店でコーヒーを優雅に啜ったり、マックでベーコンレタスバーガーを食べたりというのが高校生だと思っており、それが楽しみでもあった私は新学期早々途方に暮れていた。



なぜパンが買えないのだ。なぜコーヒーが啜れないのだ。なぜベーコンレタスバーガーが食べれないのだ。


全てはこの胡散臭い高校に入学してしまったことに起因する。残念だが、過去には戻れない。



これから三年間、このローカルな通学路をほぼ毎日歩かなければならない。ああ少年よ、これも運命である。



その日はなにやら悲しげでやはり少し艶めいた空を見上げ、私は覚悟を決めた。

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