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ぼくの詩集

中二病(笑)

作者: 桜井あんじ

「中二病(笑)」とか言いながら

「黒歴史(笑)」とか言いながら

捨てられず とってあるくせに


お菓子の空き箱か何かに入れて

実家の押し入れの奥深く

こっそり しまってあるくせに


「別に捨てたっていいけどさ(笑)」

なあんてブツブツ呟いて

だれも聞いていないのに


ほとんどは 捨てちゃったけど

けっこうじょうずに書けた

あれとあれとあれ


大切に しまってあるくせに



捨てられない自分の断片を

恥ずかしがる ふり


純粋で自由で力強い

あのころの自分の断片


思い出なんかじゃない

それは今もじぶんを

かたちづくるもの

いまも 

憧れてやまないもの


もう い ら な い の?



なあんてね

冗談だよ


だけど


隠しておいた

ままでいいから


もう使わない

それでもいいから


なかったことに

してていいから


「中二病(笑)」

それでいいから


せめて


大事に大事に

しまっておいてよね ずっと

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