姉弟は知らずのうちに近場にいたみたいです?!
こんにちは!キナコパンです!毎回毎回ページ数が増えていくシリーズです!
次回は本当に、投稿が遅れてしまうと思います!第四話、お楽しみくださいね!
弟の発言はまた、わたしの人生を変えてくるようだ。
知らず知らずのうちにネットの中でわたしたちは近づきつつあったのだ。
土曜日恒例の打ち合わせ二時間前、開かずの部屋は開かれ、弟との距離は一気に近づきつつあった。
「お姉ちゃんが、、、小説家?あ、あのさぁもしさ僕がイラストレーターやってるって言ったらお姉ちゃん信じる?」
ああ、わたしの人生は始まって以来の大変な事が始まりつつあったのが身にしみて伝わった。
弟の言い方からして本当にイラストレーターなのだとしたら、
いつの間にか共通点が出来ていたようだ。
「その言い方からして本当なんだと思うけど。イラストレーターとして、どんなことしてるの?」
わたしは素朴な疑問を弟へ提示した。
「小説の挿絵を描いてるよ。だからお姉ちゃんが小説家だと聞いて、、、かける言葉が、、、」
弟の言葉は止まってしまった。
わたしは弟の細い腕を掴み自分の部屋へ弟を一部無理やりに部屋へ入れた。
「これが小説を書いてる人の部屋、何もない、書くためのパソコンとネタ帳と好きな小説家さんの本と、
わたしにとって大事な、大事な、わたしへ小説家としての道を見せてくれた、妲己がくれた小説。」
そんくらいしか無いよ、というようにわたしは部屋の説明をした。
弟は自分が渡した本で姉が小説家になったなんて知ってしまい。
色々な気持ちに駆られてるのがわたしから見ても分かった。
「小説家ってね、、、
大変な時もあるけれど、書いている時は自分の世界に入って、自分の言いたいことをまとめたような
物語が書けるの!それは誰にも邪魔されない。
好きなものを紙に書き留めれて、評価され、色んなアドバイスや批判を聞いてもなお、書いてしまう。
そんな楽しいものなんだと気づかせれて、引きこもりでも今まで書き続けてたの。」
とわたしは少し長めに小説家になって気づいたことを妲己へ、妲己の心に届くようにと語った。
すると弟は目に涙を浮かべ、何かを呟いたように見えた。
「イラストレーターと小説家さんって意見合わないこと多くない?」
わたしは少し笑うように弟に投げかけると。
「全然合わなくて、キャラの設定が足りなすぎて全然書けなくて、描いてみても、もう少しここ直してって、、、」
共感する所が多々あった。その通りだ、わたしは今までわたしがイラストレーターさんに頼んできたキャラ構想を思い浮かべると、
迷惑ばかりかけているのに、「ここ修正お願いします。」
なんて言ってしまっていて、まさか弟からそんな事を見直せと言われてしまった。
「小説家の姉がいて、イラストレーターの弟がいるなんて、嬉しい話じゃない?」
少しわたしの考えを弟に伝えてみた。
弟は表情豊かで、わたしの考えに毎回毎回、表情を変えてくる姿に不覚にも笑ってしまった。
「なっ何笑ってるんだよ!」
僕は恥ずかしかった。それもそのはず、お姉ちゃんの考え方が、一つ一つおもしろくって反応するなという方が無理なほどだった。
「わたしの考えはそんな感じ、
得意不得意を補って補い合って、やっといいパートナーってなれるんじゃない?
喧嘩なんて何度やったっていい。でも
最後に出来たものが良くてさ、
小説家とイラストレーターが両方が納得するならそれはね、
きっといいパートナーだからこその作品なんだよ。
そんなパートナーがいる小説ってとてつもなく楽しいものなんだと思うんだよね。」
わたしはそんな、勝手な想像ばかりであるが、わたしの経験してきたことをまとめて、弟に話した。
「お姉ちゃん、いいこと言ってるんだと思うんだけどさ、、、あの、足元を見てみて。」
そう、弟に言われて足元を見ると、
床にあるスマホの通知がすべてが、
編集担当の笹原さんからの催促メールで埋め尽くされていた。
「あああああ、忘れてたぁ!!」
弟と話しているうちに二時間経ってしまい、打ち合わせの予定時間からもう、七分も経ってしまっていた。
僕はお姉ちゃんのそんな行動を見て、薄ら笑いながらお姉ちゃんの部屋をあとにした。
「お姉ちゃんって何ていうPNだったんだろ?次聞いてみよう!」
この質問が姉弟の関係ではなく、敵という判別になってしまい。
距離が少し遠くなってしまうこととなった。
なかなか1000文字以上打つのも苦ではないです!まだまだ改行のタイミングとかダメダメですので、変だなと思ったらご指摘ください!!