開かない部屋など無いのです?!
キナコパンです!第三話開かない部屋など無いのです?!はとうとう引きこもりが外へ出る?!そんなそろそろコメディに近くなっていく。第三話です!
どこから話せばいいのだろう。
わたしは土曜日の絶望プラス昨日の徹夜でわたしの脳は機能せずにいた。いうならば酒を飲まずして酔ってしまったような感じである。
そんな、フワフワしてるわたしを他所に、開かずの部屋に近づき、開かないと思われてたドアが今日空いてしまう。
「コンコン」
わたしは何の躊躇いもなくドアノブに触れドアを開けてしまった。その瞬間、PN.夜狐こと「佐々木 魅那」ササキ ミナは
自らの過ちに酷く後悔し始めた。
「?!お姉ちゃん、、、久しぶり、だね?」
弟の第一発言は驚きの感情が入り混じっていた。わたしは、コミュ障だからかも知れないが何も弟へ返す言葉が見当たらなくなってしまった。考え抜いた結果がこれとは、自分のコミュニティ能力を恨みたい程である。
「な、何年ぶりだろうね」
話に先をもたらせない言葉に弟は困惑し、、、黙ってしまった。
長い沈黙により周りの空気は無音という演出を受けてより一層空気の悪さが目立つ。
やっとの思いで口を開きこの時間を、、、長く持たせたかった。
「ごめんね。いつもいつも、部屋にノックしてくれてたのに。」
僕は、姉の謝りに、少し違和感を感じながら、PN.ヨウラこと旧名「与良原 妲己」ヨラハラ タツキは
姉への返す言葉を考え始めた。
「一つ、質問いい?お姉ちゃん。」
僕は話題を切り替えることにした。無理だ、急に謝られてなんて返せばいいかなんてわかるわけが無い。などと思いながら、僕は姉に質問を投げかけた。
「お姉ちゃんが部屋に閉じこもってから数ヶ月経ったぐらいから、毎月毎月、お金の入った封筒が届いてきてそのどれもが、お姉ちゃん宛なんだけど、何で?」
僕が描いている絵の小説を書いている先生ぐらいに難解である。
引きこもりの姉に対して一体誰がお金を渡す?しかもまぁまぁな額でもあるという事実、、、
その質問にわたしは物凄く困惑する。
弟には小説のことは話もしないし顔を合わせもしない仲なのに職業は知っていると来たら変人だと思う。
とりあえず理由は、、、私の知り得る中でいい、言い訳を探す。
「仕事ってことで納得してくれる?」
というわたしの望みに弟はキッパリと
「ムリ、引きこもりが就職なんて出来ないでしょ?」
と痛いところをついてくるが、事実上そうなのだ。仕事である。が弟は本当のことだと思ってくれていない。
その上から弟は追撃を食らわすようにもう一度
「あの封筒は何?職業っていうのは無理だよ?」
という追撃にわたしは今後、後悔することを分からずに、
「、、、、、、小説家、、、引きこもりでも小説家になれたから、、、」と言い終えたところでわたしは酷く後悔した。
何故なら弟が調べて、学校で言いふらすかもしれないとそんな、負の考えを並べる中、弟からまさかの言葉が出される。わたしは
妲己の「たった一言」でまた、人生が回転することになった。
シリーズ第二作目をただいま作成中です!二作目は夜狐の書く小説の内容を書いていっています!二作目は一話づつが長いので、遅れて投稿されます。
第三話お楽しみ頂けましたか?率直な感想などよろしくお願いします!