6 弾幕
東方を知って二ヶ月のクオリティw
「どうやって見つけたんですか?」
輝夜に訊かれ皆、顔を合わせる。
「私は龍神に訊いたわ。また情報がきたらしくてね。」
霊夢はそう答えた。
「私は適当に飛んでたら怪しい二人が居て…んでかな。」
魔理沙はそう答える。
「私達も調査に駆け回っていたら二人が大変な事をしそうだったから…でね。」
文を筆頭に早苗と咲夜、天翔と祈李魔も頷いた。
「それより楽しみたいわ。」
永琳が呟く。
「貴方達の弾幕、気になるわね。」
「私も。」
レミリアとパチュリーも続く。
「でも、貴方達は誰としたいのかしら?」
神奈子に訊かれる。
「私は………うーん。」
祈李魔はそうこれと答えなかったが。
「宴会に集まる皆さんとですかね。でも、紫さんとは一度やりましたね。」
「え?」
皆が固まった。
「偶然出会ってですね、一度だけ。スペルは無しでしたがそこそこ楽しかったのでね。多分、八割は出してると思います。」
「で、どっちが??」
「ぼ、僕が…」
勝ってしまったのだ。けど、自分も元々足を痛めていて紫は能力については枯渇していた。
「霊夢さんと魔理沙さん、神奈子さんと諏訪子さんもお願いしたいですね。」
そう言うとウインクを魅せる。辺りの女性は顔が染まった。
「でも祈李魔………。」
天翔は一旦、外に出ていた。
「でも、詮索されているのは間違いない。」
蒼空に手をかざす。
「その為の練習会と思うことにしよう。最悪…………。」
天翔は言葉を切り、息を強く吐いて言い直した。
「神奈子…様。」
「ふふっ、どうしたの?」
「聞いてました?」
「いえいえ。練習会と思うとしかね。」
「その眼………解ってるんでしょ?」
天翔は振り返らず、そのまま話を続ける。
「祈李魔………。」
「そうね…でも、それなりの覚悟は有るんでしょ?」
そう言うと神奈子は自分の手を天翔の手を合わせた。
「それは神ですら変えることの出来ないルール…。」
彼は黙った。
「あの」
彼は振り払うこともなく景色を眺めながら言う。
「こう言うときの名を呼び捨てでは駄目ですか?」
「どういうこと?」
「こういった『友人』として会う時は呼び捨てではと。お参りに向かったときは様と呼ばさせてもらうけど。」
「お主も素敵な子だ。構わないよ。」
神とは思えぬ方と天翔は思った。
「祈李魔の件は静めといてくれませんか?」
「誰にもね。」
「紫も知ってると思うけど。」
天翔は隙間を作る。
「藍!紫は寝てますか?」
「幸せそうに眠っています。」
「いつ見ても凄いな…技。」
そんなやりとりを見ていた神奈子は語った。
「そろそろ準備も終わった様ですね。」
天翔は振り返る。初めて面と向かって顔を合わせる。二人きりで。
「では、入りましょう。」
二人は扉を開けた。
予想は裏切られ、まだ完全では無かった。
「久方ぶりの頭には辛いものね。」
神奈子は少し嘆いた。
祈李魔は魔理沙や早苗、レミリアに色々な事を話しているみたいだ。
天翔はホッとした。神奈子と天翔に気付いてるのも二、三人。彼女は天翔の肩を軽く叩いた。