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15 心

日が暮れ始める今日。

階段の掃き掃除も終えて戻ったら………。

「那奈海…。」

「久しぶりねぇ。」

あれ?心が変わってる?読んでみるもどうも変わったみたいだ。それにしても祈李魔の何が欲しかったのか。

「私と貴方って結局、イレギュラーなのかしらね?有り得ないほどの力を持つのよ?」

「そうだけど、本当に邪魔なら龍神様とかが元の世界へ帰すでしょうし。」

「そうですよ。那奈海。」

「衣玖さん。」

「龍神様はむしろ喜んでますよ。悲しい顔をしてた守矢に活気が戻ったって。」

「だったら私も打ち解けないとね~。」

心労が全く取れない。性格まで変わった那奈海は捉え方が分からない。

「そういや、永遠亭に呼ばれてるんだった!?行ってくる!」

そうして那奈海は消えてった。

「疲れた。」




ご飯の後に神奈子は僕をどこかへ誘う仕草をした。


「どうだい?この景色…と言っても昼に見るような物だが…」

それは幻想郷の風景が綺麗に見えるベストなスポットだった。

「前まではここで一杯飲ませてもらってたよ。けど、今は………。」

抱擁してくる神奈子とそれを受け、抱きしめる天翔。

「二人きりになれないから今は抱いて。」



夜になって神奈子と天翔の二人きり。布団の上でお互い上を向く。

「あのさ、我が儘聞いてくれない?」

「何?」

「貴女に抱かれて眠りたい。」

「ふふ、うふふふふ。思うこと同じなんて。」

天翔は神奈子の胸の上に頭を、神奈子の手が背中を擦る。温かな鼓動と柔らかな感覚が天翔を弄ぶ。

神奈子の背に手を預け、目を閉じる。

「たまらなく…」「好きだわ。」

お互いとも温かな力に夢へ誘われた。




早苗は諏訪子と一緒に神奈子と天翔の関係を話していた。

「でも、神奈子様がそんなに心を持ってかれるなんて想像出来ませんよ。」

「そういうものよ。」

「二ヶ月と半年ぶりの再開だけでなんてね。」

「それだけ許す相手なんだね~。」

諏訪子も力が抜けたように喋る。

「あと一回見回ったらこちらも寝ますかね。」

「そうだね。」




今宵は天翔が来て一周年での宴会だった。

それと同時に本人に許可が得れれば弾幕もできると皆が騒いでいた。


霊夢は皆が飲み食いで上がるところ一人、冷めていた。やがて深い溜め息を吐いて外へ出た。

「霊夢さん?」

夢稟の呼び掛けも聞かなかった。


「また居るんでしょ?紫。」

隙間から現れたのは紫だった。霊夢は更に士気が落ちていった。

「天翔が来たらしいからもう一度と思ってね。」

「寝とけば良かったのに…それとも天翔と結ばれたいのにという怨念から気晴らしに来たわけ?」

「私が分からないわ。」

紫は曖昧に且つ、自分でも困惑していることを示した。

「普通に飲むなら誘ってあげるよ、紫。」

「見ておく、じゃ霊夢が怒るのよね…。」

「さとりたちも居ないからどうする?」

「藍に言ってくる…普通に飲めば良いんでしょう?」

そう言うと隙間は消えた。



「お久しぶり、皆…」

「「ゆ、紫さん?!」」

来るとは思っていなかった紫の登場に殆どが驚く。しかし、一人だけ動じなかった。

「早速、緊張させて悪いね、天翔。」

「全くだよ、紫。」

「さん付けは?」

「友人なら不要でしょ?」

「ふーん。面白い。」

「どうせ弾幕だろ?勘弁しろよな。」

「ジャンクな感じにね?」

「本気?」

紫は本気で頷いた。

「眠くはないのか?明日で良いぞ?」

「そうすると私の目的が消えちゃう。」

「鬱憤晴らしか…それならこの華咲天翔が相手をするぜ!」

「よろしくね。」

紫は本気の眼を見せた。

「それと神奈子?」

神奈子はビクッと震えた。

「良い者になれたな。おめでとう。」

「言うことを間違ってないか?なっていたが正解じゃないか?」

私のどこに好いたのか、それは心だと思う。

すれ違っても心は繋がる。

そう神奈子は小さな声で紫に呟いた。

「始めるぞ?弾幕(ゲーム)するんだろ?」



全く……私も虜になるとはな



すれ違いをも直す選ばれし能力、それは


『友人の様に接し、笑顔に解決するように纏める程度の能力』

それが華咲天翔、最強の能力だ。

初めての東方の二次創作でしたがどうでしたか?

いろいろと決まり事を破壊しましたが…楽しめましたか?


え?それで最後の質問?



好きなキャラ?




好きなキャラは………









神奈子様です。


4/24

投稿最終部確認

創っているときは神奈子様が好きでしたねw

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