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10 束の間の逃走劇

「さてと、誰かと弾幕しますかな。」

そう思いながら飛んでいた魔理沙はふよふよ飛んでいた夢稟を見つけた。

「おい!大丈夫か?」

「痛たたたたた。あっ、魔理沙さん。」

大量の傷を負っていた。

「取り敢えず…永琳とこ、行こう!薬もらえるからさ。」

こうして二人は永遠亭に向かっていった。




「それにしても凄い運動神経ね。」

異常なまでの足の早さ、体力を見ていた。天翔は余裕の表情。それに比べ、どんどん引き込まれていく神奈子。早苗も惹かれてる気がする。

「あっそうそう。本日、藍さんが来ますからね。」

早苗がそう呼び掛けた。

「あら?私はもう着いちゃってますが?」

「居ましたよ?紫はまだ眠りについてないみたいだけど。」

ゆらゆらと揺れる尻尾が気持ちよさそうだが耐えて皆で中に入ることになった。

「久々だから場所をうっかり間違えましてね。」

藍は天翔にだけ聞こえるように呟いた。

「そりゃ災難で…」




「はぁはぁはぁ…!?」

「ハァー!!!」

「はぁ、はぁ…」

咲夜は霊夢の攻撃を避け続けていた。どうも正気じゃない。

「くっ!」

仕掛けられた結界にはまりそうになり、慌てて時間を止めて対処していく。

「紫の隙間のあれが欲しい…。」

時間が流れる。息が上がっている咲夜に対し、まだまだな感じの霊夢は更に攻撃の手を加速させていく。

「今度こそ不味いかも…」

札をたくさん手に持った霊夢が追い詰めていた。

「夢想「ロイアルフレア!!」

夢想結界を出させないためにパチュリーがスペルを切ってくれた。

「やっとか?」

霊夢は崩れ落ちるように倒れ、肩で息をしていた。




「違うのか…」

ひとりの少女が空に舞った。



「ちんたらしてたら潰れるわよ!」

「応用だらけの技を見せよっかね。」

降り注ぐ柱をすれすれで避けていく。スペルが切れるタイミングで落ちてきた柱にタイミングよく足を当て、勢いを利用してくるりと回った。

「またまたか。」

「何度目でしたっけ?それ。」

その時、嫌な感じの音が耳を刺した。皆は聞こえていないようだが張り裂けるようなキーンと異常に高い音。祈李魔も同じようだ。それが収まったと思ったら……。


「三時間後に戻ってくる!」

そう言うと天翔と祈李魔は走っていった。


しばらくすると見慣れない女が天翔たちを探していそうだったが魔力が変だったので声はかけなかった。

「失礼しました。」

そう言うと消えていった。


祈李魔も100メートル14秒の俊足だ。

「到底、撒いたとは思えないけど…。」

博麗神社に逃げ込んだ。

「どうしたんだ?ふたり?」

萃香が聞いてくれたがそれどころではないとだけ言った。勇儀も居たが空気は軽くて何とかなりそうだった。





「永琳、失礼しますよ。」

「ケガ?」

「夢稟がな。」

「力が入らないんで…」

薬師の永琳はなにと言わず夢稟を仰向けにさせた。

「弾幕、撃ってみて?この手に。」

「それすら撃てないんです。」

そう言いながら弾幕をいつも通りに撃とうとした。が、やはり出てこない。

「単純な枯渇ね。一週間、力を静めたら大丈夫よ。」

「良かったな。」

夢稟は頭を下げた。




「居たのは夢稟か。ヤツはどこだ?」

僕?タイムは…14秒後半です…100メートル。


好きな東方ボーカル曲はそうですね…


チルノのパーフェクトさんすう教室

色は匂へどちりぬるを

八雲紫の多世界解釈

Bad Apple

等々ですね。

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