1 大喧嘩
初めて二次創作、東方を書くので暖かい目でお願いします。
「なあ霊夢。ここ寒くやしねぇか?」
季節は冬に向かい始めている。それを嘆いたのは魔理沙だった。仕方ないことなのだが。
「仕方無いわよ。冬に向かってるんだから。」
「それは私も。」
咲夜も同意を出した。
今は宴会。勿論、博麗神社でだ。
「そういえば、萃香は?」
「文さんを引き摺って向こうに。」
早苗が指差した方に目を回してる文がいた。その手をわしづかみにしているのは萃香だった。
「それにしても今回は何してたんだ?」
魔理沙の一言。
「何をするも…あのね!私はあんたなんかより忙しいから!」
「だったら魔法使いも日々、鍛練はしないと衰えるんだぜ。」
「何よ?宴会の準備をしてくれたのは萃香と早苗と咲夜だけじゃない。」
他の皆は少し感じ始めていた。
「ちょ、落ち着いて!」
レミリアが仲裁に入る。
「「あんたはうるさい!」」
二人同時にあしらわれた。
「で、ですが…あの!待って!済んだ話は終えて…」
咲夜の仲裁にも動じず、ビリビリとした空気が流れていた。
「だから!なんで異変なのに来ないのさ!しかも犯人明確なら尚更だろ!!」
遂に魔理沙は怒りに声を荒げた。
「そんなことなら人に頼るからよ!黒いの!!」
霊夢も激怒してしまっている。全員の血の気が引いていた。
「だったら出ていけ!!!!」
霊夢は机を叩いて怒鳴った。
「なんだよ鬱陶しい!邪魔な巫女よ!!!!」
これまた怒鳴って吐く魔理沙。
二人とも廊下に出ていったが方向は違った。
未だに冷たい空気が張りつめていた。
「なんとか仲を戻さないと…」
「ええ。」
皆が話を纏めていった。
「あれ?そういえば神奈子様と諏訪子様は?」
「幽々子様は?それに妖夢様も。」
「どちらへ………。」
忽然と姿を消していた。
「幽々子様?」
妖夢は状況が読めなかった。
「お久しぶりね。」
「そうね。紫。」
「にしても凄いわね。あんな二人を見たことなんて無い。」
「で、どうします?」
神奈子と幽々子が言ったのは同時だった。
「とりあえず私達も協力致しましょう。」
紫は丁寧に答えた。
「ええ。」
「とりあえず神社に戻りましょうか。」
諏訪子の提案に紫だけは一言付け足した。
「そうね。でも、その前に私は霊夢に話をしてみるわ。」
「分かりました。」
「黒いのはどうするの?」
幽々子が尋ねる。それに紫が答えた。
「フラン、出てきなさい。入ってるのでしょ?」
すると奥に隠れていたフランドールはゆっくり近付いてきた。
「あなたに魔理沙のことをお願いしていいかしら?」
「うん!」
フランドールは知的な顔で答えた。
魔理沙が準備しない事は定番なのにねw
霊夢は嫌気が指して…と思ってもらえれば←
はぅぅぅぅ。全然思い浮かばない頃に喧嘩させようとか思ったから………。