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予選会1
オリンピックの代表予選会に挑む為にスイミングクラブでコーチの指導を受ける詩織!!
まだ自分の身体の異変に気付いていない!?
次第に忍び寄る病魔…
仲間との葛藤や、スイミングクラブでのジレンマが訪れてくる。
病院で検査をしてから2日目の朝
今日も余り足首に痛みを感じないから、清々し朝を迎えられた。
「おはよう、お母さん」
「今朝も大丈夫みたいだね、良かったわね詩織」
いつもの日常の生活を取り戻しつつあった。
「お母さん、行って来ます」
朝ご飯を食べて、元気に学校へと登校する。
しかし・・・
詩織ちゃんが登校してからしばらくすると、病院から、お母さんに電話が入った!
「ハロー、此方は総合病院の外科ですが、朝倉詩織さんのご自宅でしょうか?」
「はい、母ですが・・何んでしょうか?」
「私は、先日詩織さんの診察をした、ドクターKです、実は診察結果が余り思わしく無いので、もっと詳しく再検査をしたいのですが今日、学校が終わり次第に詩織さんを連れて来て欲しいんですか、いかがですか?」
母は、ドクターの話を聞いて、血の気が引くのを感じた。
「詩織の足首は、悪いのですか!?」