発病6
授業が終わり、スイミングクラブへ向かい学校を出た。
スイミングの練習が出来るだけでこんなに嬉しいものなんだなあ〜と、健康っていいなぁ・・・
ロッカー競技用の水着に着替えてプールに向かうと、リサが私に話しかけてきた
「詩織今日は、練習できるんだね!?足首大丈夫なんだ!」
コーチ「よし!詩織昨日の分もキッチリ練習するぞ!先ずは、ストレッチからだ!身体を十分に解してから、プールに入るんだぞ!」
詩織は、足首を特に丁寧に解してストレッチをした。
コーチ「先ずは軽く、平泳ぎから始めなさい」
「はい、コーチ解りました」
私はコーチに言われた通りに平泳ぎから始めた。
平泳ぎをしても、足首に痛みを余り感じない、思い過ごしなんだろうか?
単なる、疲れや疲労なら、直ぐに治るだろう、と詩織は思った。
次第にコーチは、競技大会用のメニューに添って厳しく指導を始めた。
100Mを3回づつ休憩を挟みながら全力でバタフライの練習をした。
それでも今日は、痛みが少なくいつも通りの練習のメニューをこなした。
ミサや他の仲間達も、私がいつも通りのメニューをこなした事を喜んでくれたので、幸せを感じた。
ミサ「詩織、今のタイムは、オリンピックの公認に成る良い泳ぎだっね」
「まだだよ!新記録を出さないと、代表には選ばれないから…」
コーチから厳しい発言が飛んできた!