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この空の下で  作者: 石川美由紀
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再発2

「有り難うございます、1日でも早く、復帰出来るように頑張ってリハビリします」


ナースにお礼を言って、朝食を食べた。


母「今日はまだベッドから出れないけど、ドクターの許可が出たら、車椅子に乗れるからね」


「うん、大丈夫だよ、しばらくは、本を読んだり、音楽を聴いて要るから」




「お母さん私一人で大丈夫だから、しばらく休んで良いからね」


「ありがとう、詩織は優しいね」


お母さんは自宅に戻った。

夕方学校帰りに信子と尚美が見舞いに来た。



信子「詩織お土産持ってきたよ」


信子は手提げ袋一杯のプレゼントを詩織に渡した。


「此れは、クラスの皆からのお見舞い品だよ」



詩織は袋の中の書き寄せられたメッセージを読んだら涙が流れ落ちた。


クラスメイトからの温かい励ましや手作りのプレゼントを受け取った。


尚美「担任から詩織にプレゼントを渡す様に頼まれたので、はい!これです」


「何!宿題?」


詩織は担任の先生からの沢山の教材を受け取った。


信子「此れは今日の分のノートです、遊んでないでちゃんと勉強もするようにしなさいよ、治って学校に来た時には遅れないようにしなさいね」


信子は全ての授業で書き録ったノートを詩織に渡した。


「信子ありがとう、助かります、キッチリ勉強するからね」


手術から毎日クラスの仲間達がお見舞いに来てくれた、詩織も手術の傷口がふさがり、ドクターから外出の許可がやっと下りた。


授業が終わり信子と尚美がお見舞いに来てくれたら、一緒に車椅子で久しぶりに外出出来るようになるから楽しみだ〜なぁ。


授業が終わる時間を待ち遠しく感じていた。


すると、病室のドアをノックする音がした。


「どうぞ、入って下さい」



中に入って来たのは、木村先輩だった。


木村「今ナースセンターに寄って話しを聴きましたよ、詩織さん外出許可でたんですね、俺が車椅子押すから、外に遊びにでませんか?」


いきなり木村先輩の誘いに動揺した。


詩織「木村先輩良いんですか、彼女に怒られませんですか?」



木村「俺彼女なんかいないんだけどな」


詩織「結香先輩は彼女ですよね」


木村「結香の事なんだか、あいつとはもう関係ないよ」


詩織「結香先輩可哀想ですよ」



木村「俺が好きなのは、詩織さん君なんだよ、結香にもハッキリ言ってやったからもう詩織さんには迷惑をかけないはずだ」



木村先輩からの突然の告白に戸惑う詩織



「先輩、私で良いんですか?」


「あの!詩織さん、僕では嫌ですか?」



「とんでも無いですよ、色々とご支援頂いて感謝しています」


「ここでは、気が晴れないだろうから、俺が車椅子押すから外に出ようか!」




「はい、宜しくお願いいたします」


詩織は車椅子に乗り、木村先輩が押して病室を出てナースセンターに寄りナースに外出する事を話して、病院を出た。




詩織は木村先輩と久しぶりに空の明るさを感じた。


「先輩久しぶりに空を眺めました、この空は世界中に続いて要るんですよね」



木村「詩織さんはロマンチックだね、まだ知らない大切な人もこの空の下で、詩織さんと同じ様に見上げているかもしれますせんよ」



「そうですね、此れから先に色んな出逢いがあるんでしょうね」



「俺も詩織さんの為に協力出来る物は惜しみませんから、何でも相談してくれないか」

詩織は、木村先輩の告白の返事をまだすることが出来ない。先輩は私の返事を待って要るみたいなので


「私はまだ先輩の事を良く知りませんから、直ぐにはご返事出来ません。ごめんなさい 」


と木村先輩に告げた。



「詩織さんこれから俺の事を翔太って呼んで欲しいな」


「はい翔太さん解りました、私の事は詩織で良いですよ」


「詩織なんか飲みたいかい」


「はい近くのカフェに入りましょう」



詩織と翔太は病院の側のカフェに入って行った。


お店に入ると店員が車椅子に気付いて、窓際のテーブルに案内をしてくれた、更に車椅子様に椅子を退かしてテーブルをセットしてくれた。


翔太と向かいあってテーブルについた。


詩織はオレンジジュースを翔太はホットコーヒーを注文した。



「詩織オリンピック出場おめでとう、これからが大切だから俺にもリハビリの手伝いさせて欲しいな」


「有り難うございます、まだ協会から正式の発表が有りませんので心配なんですよ」


「大丈夫だよ立派な記録で銀メダル取ったんだからな」


二人で飲みながら会話して要ると信子と尚美が病院へ向かって歩いている姿が見えた。



翔太「お友達が見えたからそろそろ病室へ戻ろうか」


「そうですね、戻りましょう」


信子と尚美は詩織の病室前に着いた、ドアをノックしたら中からナースが出てきて話をしてくれた。


「詩織さんは男性のお友達と外出しましたよ」


尚美「男性と外出ですか?」


ナース「はい、詩織さんは車椅子に乗って、男性が一緒に外出しますと、ナースステーションに話しにきましたよ」



尚美「信子誰と出掛けたのかな!?」


信子「誰だか、気になるね、外に探しに行きますか?」


尚美「ダメダメ、邪魔しちゃあ悪いから、ここで待って居ましょう」


二人で話をしている処へ詩織と翔太がやって来た。



詩織「尚美、信子こんにちは、今翔太さんと散歩してきました」



尚美と信子は、木村先輩を見て、「やっばりね」

と言った。


予想はしていたけど、実際に詩織と翔太が一緒に散歩から帰ってきたら、ビックリした。


翔太「皆さんこんにちは、毎日詩織さんのお見舞い有り難う、後は君たちに任せて俺は帰ります」



尚美「木村先輩もう帰っちゃうですか?」


「色々と忙しいからな、後は宜しく頼みます、詩織さんお大事にな」


詩織「翔太さん有り難うございました、気を付けて帰って下さいね」


翔太は病室からでて行った。



尚美「詩織ゴメンネ邪魔したのかな」


「邪魔なんかしてないから、お見舞い有り難う」



信子「ホントにお邪魔じゃあ無かったのかな!?はい!これは今日の分のノートです」



「信子毎日ノート有り難う、ちゃんと勉強してるからね」


詩織は毎日授業の写しノートを信子が届けてくれて貰って感謝している。

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