代表選考会
「青島先輩有り難うございました。後はお母さんが居ますから、先輩は学校へ戻って下さい、お世話になりました。」
「ああ解った、そうするよ。」
母親も青島雅史に「今日は転校初日なのに娘に付き添わせてしまって、有り難うございました。タクシーを呼びましたので学校へ戻って下さいね、ホントに感謝してます。」
「いいえ、あたりまえの事ですから。じゃあ学校へ戻ります。」
母親の詩織を心配している様子が伝わってきて、これ以上言葉が出ない雅史。
雅史は学校へ戻って行った。
ナースから「朝倉詩織さん診察室へお入り下さい、」と告げられて中に入った。
ドクターが心配そうに詩織に話しかけた。
「どのように痛むか詳しく話して下さいね。」
詩織は校門での突然の痛みをドクターに説明した。
ドクターは詩織の話を聞き、治療を始めた。
もうすぐ代表先行大会が有るから、ドーピングに成らない薬と注射をしてあげなくては、と優しく話してくれた。
ドクター「大事な事だから、良く覚悟をして、聞いて欲しいんだか、良いかな?詩織さんの足首の状態はかなり悪く成っています。これから今日の朝の様な激痛がたびたび有るかもしれません、そこで私の提案何ですが、詩織さんの足首の状態を判断すると、代表先行大会に出て、泳ぐには、100mだけに専念して下さいね、それ以外は無理です。解りましたか?」
「先生、それじゃあ大会に出れるんですね、嬉しい。」
「喜んでくれて有り難う、私は200mに出れない事に悲しむと思いました、詩織さんは強い娘ですね。」
「先生私はとても嬉しいですよ、だってあまりの痛さに出れないんじゃあ無いかと半分以上諦めかけていましたから…。」
「では、無理をしない様にして下さいね、私も応援していますよ。」
「詩織さんの泳ぎを見たいので次の休みにスイミングクラブに行きますよ。」
「先生有り難うございます。喜んでお待ちしていますね。」
お母さんもドクターにお礼を言って、詩織を学校に送った。




