第29話:再びダンジョンへ!
翌朝、俺は早めに目を覚ました。外はまだ薄暗いけど、今日はもう一度昨日のダンジョンを探索する予定だ。
「ふわぁ~、よし! みんな、起きてる?」
「ガゥ!」
「キュー!」
「ピィ!」
レオン、スピア、ホークはすでに準備万端みたいだ。相変わらず元気だな。
「今日はダンジョンの奥まで行くよ! まだ調べてない場所もあるし、何か見つかるかもしれない!」
俺はスマートウォッチを操作し、《探索サポート》を起動する。
《探索サポート:マッピング機能起動》
「よし、地図も準備OK!」
俺は荷物をまとめ、ギルドで簡単な補給を済ませると、ダンジョンへと向かった。
ダンジョンの入口に到着すると、ひんやりとした空気が漂っていた。
「やっぱりダンジョンの中は独特の雰囲気があるな。」
「ガゥ!」
レオンは警戒するように耳をピンと立て、スピアも素早く周囲を見渡している。ホークは上空から見張りだ。
「よし、慎重に行こう。」
俺たちはダンジョンの中へ足を踏み入れた。
奥へ進むにつれ、通路がどんどん狭くなっていく。
「昨日来たときよりも、道が違う気がする…?」
俺はスマートウォッチで地図を確認するが、確かに昨日と違うルートになっている。
「もしかして、このダンジョン…構造が変わるタイプなのか?」
「キュー?」
スピアが首をかしげる。俺は慎重に進みながら周囲を観察する。
「ふむ…壁の模様が微妙に違うな。」
探索サポートの《環境分析》を起動すると、微弱な魔力反応が確認できた。
「なるほど、ここの壁自体が魔法で変化してるのか。」
「ピィ!」
ホークが急に鳴いた。何かを見つけたみたいだ。
「ストーム、何かあるのか?」
ストームが導く方向へ進むと、隠し通路のようなものが見えてきた。
「おぉ、これはもしかして!」
俺は慎重に近づき、壁に手を当てる。探索サポートで《魔力分析》を実行すると…
《魔力の波動検知、解除可能》
「よし、開けるぞ!」
俺は壁に手をかざし、ゆっくりと魔力を込める。すると、壁がふわっと光り、静かに開いた。
「やった! 新しいルートだ!」
「ガゥ!」
「キュー!」
「ピィ!」
みんな興奮気味に通路の奥を覗き込む。
「さあ、行こう!」
通路を進むと、大きな部屋に出た。
「なんだここ…すごく広いな。」
部屋の中央には何かの装置のようなものがあった。古びた石でできていて、表面には魔法陣のような模様が刻まれている。
「これは…転移装置かな?」
俺は慎重に近づき、探索サポートで分析する。
《古代魔法装置、機能停止中》
「ふむ、今は動いてないのね。」
「ガゥ?」
レオンが装置をクンクンと嗅ぐ。
「とりあえず、ここは記録しておこう。後でギルドに報告すれば何かわかるかもしれない。」
俺はスマートウォッチで装置の情報をスキャンした。
そのとき、後ろからカサカサと音がした。
「…ん?」
俺が振り向いた瞬間、天井から何かが降ってきた!
「うわっ!」
《探索サポート:危険感知》
「上か!」
俺は素早く飛びのき、レオンたちも身構える。降ってきたのは巨大な昆虫のような魔物だった。
「クモ型モンスターか!?」
「ガゥ!」
レオンが低く唸り、スピアが構える。ストームはすぐに上空へ飛び立った。
「くるよ!」
クモ型の魔物が一斉に襲いかかってくる。
「レオン、【ファングバイト】!」
「ガゥッ!」
レオンが素早く飛びかかり、鋭い牙で魔物の足を噛み砕いた。
「スピア、【スピードアタック】!」
「キュー!」
スピアが一瞬で間合いを詰め、回し蹴りを叩き込む!
「ストーム、【ウィンドカッター】!」
「ピィィ!」
ストームが鋭い風の刃を放ち、クモ型モンスターの糸を切り裂く!
「よし、俺も!」
俺は素早く火魔法を発動した。
「《フレイムショット》!」
魔法の火球が魔物に直撃し、一気に燃え上がる!
「やったか?」
だが、クモ型モンスターはまだ動いている!
「しぶといな…!」
俺はスマートウォッチを操作し、新たな作戦を立てる。
《戦闘サポート:連携攻撃モード》
「よし、みんな、合わせるぞ!」
「ワン!」
「キュー!」
「ピィ!」
俺たちは息を合わせ、最後の一撃を放った!
「レオン、【ファングバイト】!」
「スピア、【スピードアタック】!」
「ストーム、【ウィンドカッター】!」
「俺の《フレイムショット》!」
四つの攻撃が同時に決まり、ついにクモ型モンスターは崩れ落ちた。
「やったぁ!」
俺たちは勝利の余韻に浸った。
「ふぅ…強敵だったね。」
「ガゥ!」
「キュー!」
「ピィ!」
みんなも疲れたけど満足そうだ。
「今日はこれくらいにして、ギルドに戻ろう。」
俺はスマートウォッチでダンジョンの情報を記録し、来た道を戻った。
「よし、次はこの情報をギルドに持ち帰って、報酬をもらおう!」
レオンたちと共に、俺は再びダンジョンの出口へと歩き出した。




