第25話 探索サポートで新たなダンジョン探索
「今日はクエストを受けないでのんびり探索するかな。」
俺と召喚獣たちは、町を出て探索サポートで地図を起動すると今まで無かった場所にダンジョンマークがあることに気づいた。
健は、好奇心からそこを目指すことにした。
森の奥深く、古びた石造りの遺跡が姿を現した。健はスマートウォッチを操作しながら、その入口を見上げる。
「ついに見つけた! ここが新しいダンジョンか……!」
「ワン!」
「キュー!」
「キィ!」
レオン、スピア、ストームがそれぞれ警戒しながら周囲を見渡す。健はスマートウォッチの《探索サポート》を起動した。
《探索サポート:地図作成開始――視界データをリアルタイム更新》
「これで道に迷うことはないな。じゃあ、行こう!」
ダンジョンの入口は薄暗く、湿った空気が漂っている。苔むした壁の隙間から、小さな光の粒が揺らめいていた。
「うわぁ……思った以上に雰囲気あるな……。」
足を踏み入れた瞬間、背後で「ギィ……ン」と重々しく扉が閉まる音が響いた。
「うわっ、閉まっちゃった!? まあ、予想はしてたけど……戻れなくなったなら進むしかない!」
レオンとスピアは先頭に立ち、ストームは上空から偵察を行う。
「まずは周囲を確認しよう。スマートウォッチ、《魔物探知》起動!」
《魔物探知:反応あり――前方10メートル、地中に潜伏》
「地中に魔物がいるな……奇襲される前に叩こう! スピア、《ハイスピードキック》!」
「キュー!」
スピアが地面を強く蹴ると、衝撃が走り、土の中に隠れていた魔物が跳ね上がった。
「ギャギャッ!」
「よし! レオン! 《ファングバイト》!」
「ガゥッ!」
レオンが跳びかかり、魔物の腕に噛みつく。魔物は悲鳴を上げて暴れたが、レオンの力強い顎がそれを押さえつけた。
「ストーム、上から追撃! 《ウィンドスラッシュ》!」
「キィッ!」
ストームが鋭い風の刃を発生させ、魔物の胴体を切り裂いた。魔物は小さく鳴き声を上げると、そのまま地面に崩れ落ちた。
「よし、撃破成功! みんな、ナイス!」
健はスマートウォッチを確認し、地図を広げた。
「この先に広い部屋があるな……。お宝があるかもしれないし、慎重に進もう!」
―――
ダンジョンを進むにつれて、壁には古い文字が刻まれ、ところどころに石像が並んでいた。
「これは……遺跡なのかな? もしかして何かの封印とか?」
周囲を観察しながら慎重に歩いていると、突然、天井から槍が降り注いだ。
「うわっ!? 罠か!!」
《戦闘サポート:回避補助――動作支援開始》
健の体が自然と動き、槍の隙間をすり抜ける。
「はぁっ……危なかった……。」
しかし、まだ終わりではなかった。壁の奥から石像が動き出し、ゆっくりとこちらに迫ってくる。
「ゴゴゴ……」
「まさか石像まで動くの!? これはまずいな……!」
レオン、スピア、ストームが一斉に構える。
「よし、正面突破だ! レオン、《ファングバイト》!」
「ガゥッ!」
レオンが石像に飛びつき、牙を突き立てる。しかし、硬い石の装甲に阻まれ、ダメージが通らない。
「硬すぎる……なら、魔法で行くしかない!」
健はスマートウォッチを操作し、《フレイムショット》を起動する。
「喰らえ! 《フレイムショット》!」
火球が一直線に飛び、石像の胴体に直撃した。熱で表面が少しひび割れるが、まだ動きは止まらない。
「耐久力が高いな……。ストーム、弱点を探せ!」
「キィ!」
ストームが高く舞い上がり、鋭い目で石像を観察する。すると、胸元にかすかな光る宝石が埋め込まれているのを発見した。
「なるほど、あそこが弱点か! スピア、《スピンキック》!」
「キューッ!」
スピアが素早く動き、回転しながら弱点の宝石を蹴り砕いた。
「ゴゴゴ……ガクン!」
石像はその場で動きを止め、バラバラに崩れ落ちた。
「やった……! よし、みんな、先へ進むぞ!」
―――
ダンジョンの最奥には、大きな扉があった。
「これは……ボス部屋の予感がするな。」
レオン、スピア、ストームが緊張した様子で扉を見つめる。
健はスマートウォッチを操作し、MPとHPの状態を確認した。
「よし、準備は万全……全員で協力して突破するぞ!」
「ワン!」
「キュー!」
「キィ!」
健は深呼吸し、ゆっくりと扉に手をかけた。
「行くぞ……!」
扉が重々しく開き、光が差し込む先には――巨大な魔物が待ち構えていた。




