第18話: 森の強敵!新たな戦術を試せ!
森の奥へと進む健たち。スライムとの戦いにも慣れたので、さらなる経験を積むため、新たな敵を探していた。
「さて、そろそろスライム以外の敵とも戦いたいな。」
健はスマートウォッチの探索サポートを起動し、周囲の魔物を探る。
「近くにゴブリンの反応があるな。3体か…スライムよりは手強そうだけど、いい訓練になりそうだ。」
レオンが低く唸り、警戒するように前足を踏みしめる。スピアも耳をピンと立て、戦闘態勢に入っていた。
「よし、行くぞ!」
木々の隙間から覗くと、3体のゴブリンが何かを食べながら座っていた。
「奇襲を仕掛けるぞ。スピア、最初の一撃を頼む!」
スピアが素早く走り出し、先頭のゴブリンに向かって突進する。
ドンッ!
ゴブリンは衝撃で転倒し、慌てて立ち上がるが、すぐにレオンが飛びかかり、鋭い動きで牽制した。
「いいぞレオン!このまま畳みかける!」
健は腰に装備した短剣を構え、もう一体のゴブリンに向かって駆け出す。しかし、ゴブリンもただやられるわけではなかった。
「ギギッ!」
叫び声を上げると、残りのゴブリンたちが警戒し、健を睨みつける。
「おっと、こっちに気づいたか…。なら正面からいくしかない!」
健は短剣を振りかざすが、ゴブリンはすばやく後退し、短剣を避ける。そして、逆に武器を構え、攻撃の構えをとった。
「チッ…スライムよりもずっと反応がいいな!」
ゴブリンの攻撃が迫る。健は咄嗟に後ろへ飛び退いた。
「レオン!援護してくれ!」
レオンが低く吠え、一瞬で健とゴブリンの間に割って入る。そして、鋭い動きで相手の隙を突くように踏み込む。
「今だ、スピア!」
スピアが素早く距離を詰め、勢いよく体当たりを繰り出した。
ズガッ!
ゴブリンの体が吹き飛び、地面に転がる。
「やったか…?」
ゴブリンは動かなくなった。
「よし、一体撃破!あと二体だ!」
残ったゴブリンたちは警戒しながらも、武器を構えたまま健たちを囲むように動く。
「さっきの戦いで分かったが、ゴブリンの動きは素早い。まともにやり合うと危ないな。」
健はスマートウォッチのメニューを開き、「戦闘サポート」の項目を確認する。
「そうだ…試しに『戦術指示』を使ってみるか。」
戦術指示を確認すると、レオンがゴブリンBを撹乱し、スピアが横から攻撃。健は後方支援に回るという作戦が提示された。
「なるほど…レオン、スピア、聞こえたか?レオンは敵の動きを封じて、スピアが横から突く作戦だ!」
レオンが低く唸りながら動き出す。ゴブリンBに対して左右に素早く動き、隙を作らせる。
「よし、スピア!行け!」
スピアがゴブリンBの横へと回り込み、勢いよく突進攻撃!
ズガッ!
ゴブリンはまともに攻撃を受け、後方に転がる。
「あと一体!」
残ったゴブリンCは焦った様子で健を見ていた。しかし、すでに戦況は決していた。
「レオン、最後の仕上げだ!」
レオンが低く構え、素早くゴブリンCに飛びかかる。そのまま地面に押さえ込み、動きを封じた。
戦闘が終わり、健は大きく息をついた。
「ふぅ…なんとか勝てたな。」
レオンとスピアも少し息を荒げながら健のもとへ駆け寄る。
「お前たち、本当にすごかったぞ。今日の訓練の成果がバッチリ出たな!」
レオンが尻尾を振り、スピアも嬉しそうに跳ねる。
「それにしても、この戦闘サポートの戦術指示、かなり使えるな…。適切な動きをリアルタイムで教えてくれるのは助かる。」
スマートウォッチの画面には、新たな通知が表示されていた。
「お、戦闘サポートの熟練度が上がったのか…これは面白いな。」
健は腕時計を見ながら、次の戦闘への期待を膨らませた。
「よし、今日はここまでにして、町へ戻ろう。」
レオンとスピアが健の言葉に応じ、共に歩き出す。
訓練の成果をしっかりと実感しながら、彼らの冒険はまだまだ続く――。




