第13話: レオンの新スキル試運転!そして新たな発見
クエストを受けた健とレオンは森へ向かった。討伐対象は「スライム10体」。レオンの覚えた新スキル「クローラッシュ」を試すには絶好の機会だった。
「よし、今回の目標はスライム10体。レオン、お前の新スキルがどれだけ強いか、試してみるぞ!」
レオンは元気よく吠え、やる気満々の様子で健の隣を歩いていく。
「おっと、見つけたぞ。」
草むらの先に、青い体が跳ねるスライムが5体現れた。その瞬間、健のスマートウォッチから音声が響く。
『敵を検知しました。推定脅威:低。戦闘準備を行ってください』
「戦闘支援サポートも準備完了みたいだな。よし、レオン、いっちょやってみよう!」
健がレオンに指示を出すと、レオンは一体のスライムに向かって素早く駆け出した。
「行け!クローラッシュだ!」
レオンの鋭い爪がスライムに連続で襲いかかる。一撃一撃が鋭く、スライムはあっという間に崩れ去った。
『敵1体、撃破を確認』
「すげえ、ほんとに一瞬で倒した!レオン、次も頼む!」
その後もレオンは指示通り次々とスライムを撃破していく。
『敵2体目を撃破しました』
『敵3体目を撃破しました』
「さすがだな、レオン!スキルが強いだけじゃなくて、お前の動きもすごく速い!」
一方、健は戦闘支援サポートの指示に従い、周囲に注意を払いながら援護に回る。
「こっちにも1体来たか…。俺もやるぞ!」
スライムが健に跳びかかろうとする瞬間、戦闘支援サポートの音声が再び響く。
『敵の攻撃を検知。回避行動を推奨します』
「助かる!回避っと!」
健は素早く横に飛び退き、スライムの突進をかわした。短剣を構え直すと、魔法を使うことを決意する。
「ファイアボール!」
炎の玉がスライムを直撃し、そのまま体が崩れ落ちた。
『敵を撃破しました』
「よし、俺も1体倒した!あと少しだな。」
最後の1体はレオンが仕留め、スライム5体の討伐を完了する。
『戦闘終了。敵5体の撃破を確認しました』
「ふう、これで半分か。でも、すごい順調だな。レオン、お前ほんと頼もしいよ!」
健はレオンの頭を撫で、素材回収のためにスマートウォッチの「回収モード」を起動する。
『回収モード起動。素材を自動で回収します』
健が手をかざすと、スライムの体液が光の粒となってウォッチ内に吸い込まれていく。
「さて、あと5体だ。少し休憩してから再開しよう。」
健は木陰で腰を下ろし、持ってきたパンを取り出してレオンに差し出した。
「これ食べて体力回復だ。お前もお疲れさま!」
レオンは健からパンを受け取り、嬉しそうに食べる。その様子を見ながら、健は地図を確認する。
「次のエリアは…ん?」
突然、探索サポートが警告を発した。
『注意:複数の敵反応を検知しました。高い反応点を確認』
「高い反応点って…何だ?まさか…。」
健がエリアに足を踏み入れると、目の前にスライムが大量に集まっている光景が広がっていた。その中心には、巨大なスライムが鎮座している。
「うわ、でっか…。これがボススライムか?!」
レオンも緊張した様子でその場に立ち止まる。健は深呼吸し、戦闘準備を整えた。
「よし、俺たちなら倒せる。レオン、スキルを駆使してあいつを狙え!雑魚スライムは俺が引きつける!」
レオンはボススライムに向かって突進し、「クローラッシュ」を発動。鋭い爪がボススライムの表面を連続で切り裂いたが、相手は反撃として体を大きく跳ねさせ、衝撃波を放った。
『警告:範囲攻撃を検知。回避を推奨します』
「レオン、下がれ!危ない!」
レオンはギリギリで衝撃波を避け、距離を取った。
一方、健はスライムの群れに魔法を放って応戦する。
「ファイアボール!これでもくらえ!」
炎の魔法が複数のスライムを焼き払い、数を減らしていく。
『雑魚敵、5体撃破。残り6体』
「よし、これならいける!レオン、もう一度だ!」
レオンは再びボススライムに接近し、力強く吠えた。その瞬間、戦闘支援サポートが通知を送る。
『スキル発動を推奨:「クローラッシュ」』
「いいぞ!レオン、クローラッシュ!」
鋭い爪が再びボススライムを連続攻撃し、今度はその核らしき部分に深く食い込んだ。巨大なスライムは大きく震え、ついに崩れ落ちた。
『ボススライムを撃破しました。戦闘終了』
健とレオンは肩で息をしながら互いに笑みを交わした。
「やったな、レオン。お前のおかげだよ!」
レオンは誇らしげに吠え、健の足元に寄り添うように座った。
健はスマートウォッチを操作し、回収モードを再び起動する。
『素材回収中…』
スライムの体液×15
巨大スライムの核×1
「これがボススライムの核か…。鍛冶屋で使えそうだな。」
健は素材を確認し、レオンの頭を撫でた。
「さあ、町に帰って次の準備だ。もっと強くなって、次の冒険も一緒に頑張ろうな!」
レオンは元気に吠え、健とともに町へと歩き出した。




