第12話: レオンの成長と召喚獣熟練度アップ
ギルドで新たなクエストを受けた健とレオンは、森の中を歩いていた。今回のクエストは「コボルト討伐」。探索サポートで指定エリアを確認しながら慎重に進む。
クエスト:コボルト討伐
目的:森の指定エリアでコボルト2体を討伐
報酬:ゴールド×30、経験値×70、素材:コボルトの牙、コボルトの皮
「コボルトか…。スライムより強いって聞いたけど、レオンと一緒なら大丈夫だよな?」
健が話しかけると、隣を歩くレオンは力強く吠えた。
「お前がいるだけで心強いよ。よし、行こう!」
探索サポートの地図には赤い点が2つ表示されている。それがコボルトのいる場所を示していた。
「ここからそんなに遠くないな…。油断しないように気をつけよう。」
健が短剣を握りしめ、レオンに戦闘の準備を促すと、茂みの中から低い唸り声が聞こえてきた。
「…来たな。」
現れたのは二足歩行の小さな狼のような魔物、コボルトだ。それぞれ木の棒や石を武器に持ち、こちらを睨んでいる。
「二体同時か…!まずは一体ずつ仕留めよう。レオン、右のやつを頼む!」
健が声をかけると、レオンは低く吠えながら右のコボルトに向かって突進した。鋭い金属製の爪が光を反射しながら一閃を放つ。
「ナイスだ、レオン!そのまま!」
コボルトが反撃しようと木の棒を振り回すが、健が戦闘サポートの指示を聞いて声を上げる。
「レオン、左に避けろ!」
レオンは指示通り素早く身を引き、コボルトの攻撃をかわした。そして、再び鋭い爪で相手の肩を切り裂き、相手は動きを止める。
「よし、1体撃破だ!」
もう1体のコボルトが健に向かって突進してくる。その鋭い動きに一瞬怯むが、健は短剣を構えて深呼吸する。
「俺だって戦えるんだ…!」
コボルトの石が投げられるが、戦闘サポートの指示を確認し、ギリギリで回避。
「こっちの番だ!ファイアボール!」
健が魔法を放つと、火の玉がコボルトに命中し、怯んだ相手の隙を狙って短剣を突き刺した。コボルトはそのまま地面に崩れ落ちる。
「やった…これで2体目も仕留めたぞ!」
健が大きく息をつき、レオンの元へ駆け寄った。
「お前、本当にすごいな!あの爪、めちゃくちゃ強いじゃないか!」
レオンは誇らしげに尻尾を振り、健の顔を見上げた。その姿に、健はますます信頼感を深める。
すると、スマートウォッチが音声で通知を送ってきた。
クエスト達成!
討伐数:2/2
報酬:ゴールド×30、経験値×70
素材:コボルトの牙×2、コボルトの皮×2
レオンの召喚獣熟練度が1上昇しました!
現在熟練度:Lv.2
新スキル解放:「クローラッシュ」
効果:鋭い爪を連続で振るい、敵に大ダメージを与える。
「熟練度が上がった…?しかも新しいスキルも覚えたのか!お前、どんどん強くなっていくな!」
健は表示された「クローラッシュ」の説明を見つめた。
クローラッシュ
スキル効果:前足の爪を素早く連続で振り下ろし、複数回のダメージを与える。
「これ、すごく強そうだぞ!次の戦闘で試してみような。」
レオンは力強く吠え、新しい力を得た喜びを全身で表現しているようだった。
健はウォッチの「回収モード」を起動し、倒したコボルトから素材を回収する。
「コボルトの牙と皮か…。また鍛冶屋で何か作れるかもしれないな。」
手をかざすと、素材が光に包まれてスマートウォッチの中に収納される。
回収アイテム
コボルトの牙×2
コボルトの皮×2
「回収モードがあると便利すぎるよな…。荷物も重くならないし、これからも助かりそうだ。」
健はポーチを軽く叩き、改めてウォッチの機能のありがたさを実感した。
町への帰り道、健はレオンと並んで歩きながら微笑んだ。
「お前の新しいスキル、本当に楽しみだな。もっと強くなれば、どんな敵でも怖くない気がするよ。」
レオンは元気よく吠え、健の言葉に応えた。その信頼関係を感じながら、二人は次の冒険に向けて期待を膨らませていた。




