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異世界に立ってた   作者: 武の子
9/12

9話 商談

入るか

ちょ〜っと待ったぁ!ふぅ~危ねぇ、入る前に最終確認をだなして置かないと心配

マジックポーチの中を確認しないと、ん?あれ?ポーチの中の確認ってどうやるのこれ?…


ポーチに手を突っ込んでいると頭の中にリストが浮かぶ、おお!こんな仕様になっていたとは流石異世界


調味料を売るとしてもこの硝子の器のままじゃ駄目か

蓋がプラスチックだしな…むむむ、仕方ない蓋をとって売るか!待て待て、そもそも胡椒だと量がなぁ

だったら1kgの袋に入ってる塩か砂糖が無難?

とりあえずギルドに入って聞いてみるとするかな


入口のドア開を開けて中にはいってみる

ふ〜ん、中はカウンターと仕切り部屋が幾つかある

入口で( '-' ≡ '-' )してると声を掛けられた


商会ギルド、ティターン支部へようこそ!

ご要件を伺いますのでこちらの席にどうぞ

「は、はぁ」お上りさん状態だな俺…席に着いた


当ギルドに何かご要件がおありですか?

「あ、はい、実は訳あって調味料を少し売りたいのですが…どこに行けばいいのか分からず…」


はい、でしたら当ギルドでも買い取りは行っておりますので、まず商品を見せて頂いても?

「あ、えっと〔ゴソゴソ〕はいこれです!」

ポーチから紙袋に入った塩をだした


はい?これは何が入っているので?

「〔読めないか〕これは塩です」袋を開けて見せた

これが塩ですか?こんな上等な塩は初めて見ました

鑑定してから買い取りになります、少々お待ち下さい


塩を持って奥の机に持っていったな、ほぅ、あの人か鑑定するのかな?眼鏡掛けてあっちこっち見てる


5分程待ってお姉さんがカウンターに戻ってきた


お待たせ致しました、鑑定の結果なんですが

塩の買い取り価格が金貨15枚で如何でしょうか?

「それでお願いします、とにかくお金がいるので」

はい、それでは商談成立ですね、こちらが金貨です!


おぉぉ金貨だよ、凄ぇなぁ本物の金貨だ!

ん?待てよ、俺この世界のお金の価値ってしらないな

「あの、お姉さん!もう少し聞きたいことが有るんだけどいいですか?」


はい、他の商談でしょうか?

「いえ、実は俺はこの国の人間では無いんです、気が付いたらこの街の近くにいたんです」

まぁ!貴方も被害者なのですね!

〔え?被害者とは?〕

数日前に他の国でダンジョンのスタンピードがあったのです、騒動は沈静化したのですが、後日ダンジョンが崩壊しその余波で空間が歪んで転移魔法の様な物が付近の国に出現したと、それに飲み込まれてこの街にも他の国や大陸の人が来ているのです


「た、多分それですかね?まず通貨の価値を教えて貰えたらなと思いまして」

そうですね、分かりました

ではこの国、いやこの大陸の単位や価値について

単位はゼルです

銅貨 10

銀貨 1000

金貨 1万

大金貨 100万

白金貨 千万

大白金貨 億


簡単に分けるとこうなっています、その他に数種類ありますが、このベースが分かれば問題無いかと


「ありがとうございます、それと何処かおすすめの宿を教えて貰えますか?」

はい、では私も良く利用するのですが、白猫亭と言う宿がおすすめですよ!

料金もそれ程高く無く、食事も美味しいのですよ

「分かりました白猫亭てますね、行ってみます」


はい、良い商談をありがとうございました!


ふぅ、緊張したなぁ、しかし塩がえっと金貨15枚だから15万!

ビックリだな、確かセールで300円?だっかな

それが15万で売れるだなんて、まだ1つストック有るから良いけどね


あ!白猫亭の場所を聞いてないやヽ(´Д`;)ノアゥ...

あそこのお姉さんに聞いてみるか

「すみません、白猫亭の場所を教えて貰えますか」


はい?は、また貴方ですか!さっきから何なのもう

巫山戯ているの、白猫亭なら貴方の後ろよ


「え!あ…先程はどうも、すみませんでした」

またか、歩き回ってる内に着いてたとは…そしてまた俺の後ろにあったのか!振り返ってみる


oh......確かに大きく白猫亭って書いてあるね

とにかく入ってみよう、外開きのドアを開け入る!


いらっしゃいませにゃ、休憩かにゃ?泊まりかにゃ?

「うわ、獣人さんだ、しかも語尾に、にゃ!」

ん?お客さんどうしたかにゃ?

「あ、すみません、泊まりなんですけど部屋は?」

泊まりなのにゃ、1泊銀貨2枚にゃ!朝と夕食付きだと

1泊二千五百ゼルだにゃ


「とりあえず8日間で、金貨2枚でいいですか?」

はいにゃ、お客さんは計算が早いですにゃ〜

お客さんの名前をここに書いて欲しいにゃよ~

「クウガっと(名前を見る度に精神ダメージが…)」

クウガって言うにゃ?かっこいい名前だにゃ〜

アタシはここの娘でココって名前にゃよ、これが部屋の鍵にゃね、出掛ける時はウチに渡すにゃよ

クウガのお部屋は2階の1番奥の部屋にゃ!


「はい、ありがとさん」

夕食は鐘が6つなってから下にくるのにゃよ〜

「ん、分かった」

階段を上がり1番奥の部屋に行く

へぇ〜、意外と良い感じの部屋だな、6畳くらいかな?

クローゼットにベットとテーブルに椅子それと窓も

ベットに座ってみる、おっ!固くないなこれは良い♪♪

横になって天井を見つめる

はぁ〜、やっと落ち着ける場所までこれたなぁ

正直、色々あり過ぎて頭の中が整理仕切れてないよ


ふわぁ、何だか眠気が……少し寝るか





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