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異世界に立ってた   作者: 武の子
1/12

1話 負け組スタート

あれ?俺 の編集改訂版になります、こちらにて新しく始めます

読んでる途中の方はスミマセンm(_ _)m

新しく読んでくれる方は宜しくお願いします

中卒はちょっとねぇ~


君ぃ、学校は?行かなくていいのかい?え!ここで働きたいだって、無理無理他を当たってくれ!


えっ、高校に行ってないの?何で?


そんな感じでバイトも全敗だった、面接さえやってもらえない、殆どが受付時の質問で断られる

何処からかOUTーって声が聞こえて来そうだ

原因は俺自信にあるんだから諦めるしか無い


俺が育ったのは孤児院、どうやら産まれて間もない頃に孤児院の扉の前に置かれていたらしい

産みたてホヤホヤの状態でだ、デリバリーじゃあるまいし!

なので産まれて直ぐに、家 親 無しのホームレスだな

そんな俺を孤児院では暖かく迎えてくれた

高校までは面倒みてくれるそうだ

そんな中でスクスクと育ち小学校へ入学する

間もなく親無し貧乏で虐められる


その頃から、現実逃避からの妄想や空想が癖になる

時間が有ればこんな事やあんな事が出来ればと考える様になった

そんな時に読んだ漫画に夢中になったもんだ

特に主人公が単身で悪と戦う漫画が好きになった


そこから独学ながら、護身術や格闘術を唯一持たせてもらっていたスマホで検索しながら学んでいった


中学になっても虐めは無くならなかった、むしろ酷くなった

普段から人と交流もしないからか、何かある事に暗いだの、石コロの様に蹴られたりサンドバッグ状態だ

独学での護身術を覚え始めると怪我も少なくなり

痣も以前よりも減った


独学ながらの護身術も役に立ったようだ

暇さえ有れば妄想→護身術と武術の繰り返しで、いつの間にか体も引き締まっていた、学校の水泳大会での

周囲の驚きが新鮮な感じだったのは覚えている

以降、虐めは無くなりはしなかったが、減っていった


そんな3年が過ぎ卒業、卒業証書を持って帰ると

そこは空き地になっていた

……は?朝ここにあった孤児院が無くなっている

帰り道を間違うはずも無く空き地には、建物があったであろう痕跡が残っていた


何で?…何も聞いてないよ俺、周りの家の人に聞いても孤児院の人達の事は知らない!って事だけ

皆んな何処…行っ て しまっ たんだよ 涙が溢れる

俺は産まれて直ぐに親に捨てられ、終いには孤児院にも捨てられたのか!


暫し呆然と立ち尽くし泣いていた

数十分はそこにいただろう、孤児院が無くなった今

帰る場所も寝る場も無くなった


寝る場所だけでも何とかしないと!赤い目を擦りながらその場を後にした

財布を確認する、資金は1万5千円か…2、3日は何とか

なるけど…急いでバイトとか探さないと駄目だ

田舎だけに店や会社も少ない、移動しないとだな

駅に着き5つ先の街に行こう


目の前に古い定食屋さんがある、そこに入り食事する

ふと張り紙に目を向けると、募集の紙があった

住み込み 食事 未経験 可

これは!注文もしないで頼み込んでしまった

結果は雇ってもらえた

ここは、老夫婦で賄っている老舗の定食屋さんらしい

歳なので引退も考えたが、常連から惜しむ声がして

もう暫くは続ける事に、それならもう1人手が欲しい

となって募集したらしい

真面目に働きますので、宜しくお願いしますm(_ _)m


あれから3年、給料は安かったが何より寝る所と食事

が付いている、何よりも老夫婦がとても優しい人だ

何かと良くしてくれた、親ってこんな感じなのか?

と思ったほどだ!

それも長くは続かず、遂に体の限界が来たらしく

老夫婦が店を引退する日が来た、前日には老夫婦から

多めの給料を貰った


今日まで大変お世話になりましたm(*_ _)mご夫婦には

感謝しても足りないくらいです

在り来りな礼になったが、何とか気持ちを伝えられただろうか、それだけが心配

俺の人生で一番の優しく楽しい時間だったなぁ~


さて、計画通りに俺のサバイバルライフを実現させる時が来たな

暇な時や休日は漫喫にいっていた、そこで色々な本を読み知識を得た、専門家には及ばないけどね

それには1度、地元か近くの田舎まで行かないとね


地元の隣街に来た、山の中だけど都合がいいんだ

田舎街の中古車屋だ、土地柄ここは畑だけで使うなら免許は必要ない

1台のワンボックスカーが目に付いた

軽自動車ながらキャンピングカー仕様になっていた

こんな田舎に?何でこんな車が有るんだろう

値段は現状渡しで150万…

お!どうしたコイツが欲しいのか?払えるならいいぞ

悩む…むむむ……


1時間後

買ってしまった、軽い整備とガソリン満タンで納車

納車って言っても、そのままキーを渡され乗って帰るだけだけどね

店員さんには、畑で寝泊まりするのにって事で強引だけど納得してもらった


そのまま山の中を走り隣町のホームセンターに向かう

買う物もリストアップしてあるので直ぐに済んだ

それなりに買ったから、必死に貯めたお金も半分以上

無くなった、必要経費だからって自分に言い聞かせる


グーグ〇マップで下調べをした通りに車で走る

なるべく人や街を避けて海に向かう

警察に見付かったら終わりだからね、車にはナンバーも付いてないし、怪しいさ満点だもん


海に付くまでに丸1日費やした、慎重になりすぎたね

体力的にも精神的にも疲労が溜まって1日寝過ごした

翌朝はサッパリした目覚め!目的の場所を探そう

閉鎖された海水浴場、防波堤も隣にある

リゾート開発で進めていたのが途中で頓挫した場所

関連会社も海外が大半だった、その為建設途中の建物がまだ数件残っていた、試しに蛇口を回したら水が出たのは驚いた、水道が生きているラッキーだな

電気は付かなかった、当たり前だけどね


半壊した建物に車ごと入り、ここを拠点に決めた

他に誰も居ない俺だけの場所、なんだか秘密基地だな

すこし探検してみようかな、何か使えそうな物があったりしてね

有った業者の滞在用の小屋かな?その屋根にソーラーパネルが付いたままだった、これは有効利用しないと小屋の中には小さい冷蔵冷凍庫があった

それらを持って来てセッティングしてみた、うん良い感じだこれなら少しでも快適なサバイバルライフをおくれそうだな


正面は海だ、後ろには山がある

オールシーズン行けるんじゃないかここ!


それからは朝は海釣りで魚や海産物を

昼からは山で山菜等を採っている、以外に良い生活


誰の目も気にせず、顔色も伺わず、声も気にせず

自分の思うままに生活出来てる事が嬉しかった


1年もこの場所で生活していると、何処に何がある

とか分かって来た、その成果も有り

今の俺が1番贅沢しているかもな!いやしてるな

海釣りでは、平目 鯵 磯まで行けば鯛まで釣れる

山に入れば、植樹した桃や林檎や栗まである

手入れしてないから味の方はそれなりに美味しい


夏の日差しで目覚める、ふぅ~暑いなぁ何か飲むか!

手作りの林檎ジュースをゴクゴクッふぅぅー

一息ついたら日課の海釣りTimeだね

……おかしいな?今日は全く釣れない、あんに見えるのに!何時もな何匹か釣れてるはずなのに

ビリッ、うわっ痛い!釣り竿から静電気の様な痛みが走った、その瞬間!目の周りが真っ白になった



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