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1章 非日常

そこはとても平和な場所だった。

木々が生い茂ることはなく、見渡す限り真っ白な建物ばかりでいかにも現代と言わざるを得ない所だ。


そこは『アルカポリス島』と呼ばれていた———


標高7000m以上にもなる空中に浮遊する超巨大島であった。


「ふぅぅぅ〜〜!!やっと来たぜ!!」


中学生のノリで辺りを見回す1人の少年。

彼もまた、この地で竜狩部隊(ドラゴンキラー)となる為、降り立った戦士であった。


~一年前~


「おーい!涼牙(りょうが)!一緒に遊ぼーぜー!」


「ごめんよ、今日は用事があるんだ…」


「最近お前付き合いわりーぞー!まぁ仕方ねぇか!また誘うわ!じゃな!」


「おう!すまねぇな!」


標高0mの凰ヶ崎高等学校に通う一年の村正涼牙(むらまさりょうが)は妹の誕生日の為、誕生日プレゼントを買って帰ろうとしている最中だった。


「あいつ、何喜ぶかな…」


涼牙はプレゼントを選ぶのに夢中になっていて、外の様子など全くもって気にしてなどいなかった。

気づけば40分も悩んでいた。


「よし…!これで決まりっ!えっと…あれ?」


涼牙は一瞬にしてその異変に気づいた。

店内には誰1人として人が居なかった。

今日は日曜授業で今は昼過ぎ、そしてそこは人気デパートの25階。人が1人も居ないなどありえない状況だった。


「なんだよ…なんで誰も居ないんだよ…すいませー…」


涼牙が店員を呼ぶ為に大声を発しようとした刹那——


「グルラァァァアアァアァァァァァァア!!!」


耳を(つんざ)く咆哮が涼牙の声をかき消し、店内の窓ガラスを吹き飛ばした。


「くっ……!なんだ…!!」


窓の外には体長1000mはある程の巨大な(ドラゴン)が居た————————


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