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なんとかもたせる

 先ほど寄った近くの公園はあえて避け、更に坂を上っていった方にある、やや大きめの公園へと、彼らは向かった。風はなく、おだやかな日。公園の芝生の上に二人をそっと降ろし、自分も傍らに座る。ボールのおもちゃを投げてやったり、寄って来る二人を交互に投げ飛ばすマネをしたり、寝転んで足にのせ、高く持ち上げてやったりとかなり体力を使った。

 あたりをみると、似たような親子連れがそこかしこで遊んでいる。

 彼のようにパパらしき男性が一人で子どもをみている組もいくつかあった。彼よりも若そうな、さっそうとした男性が目立つ。

 ママ連がだいたい固まってぺちゃくちゃとおしゃべりしているのが多い中、離れ小島のように、やや距離をあけて、それでも手なれたように子どもの相手をしている。

「……オレも、がんばらなきゃな」

 それでも、何となく足もだるくなり、芝生の上に大の字になった。そこに二人が馬乗りになって、あちこち引っ張って遊んでいる。

「まあ、テキトウにな」

 身体をひねると、双子たちがごろんと芝生に落ちて、きゃっきゃっと大喜び。すぐまたしがみついてくる。そこをまた落とす。乗って来る。落とす、乗る、何度も何度も繰り返していた。最初はひどく転がって泣きそうになったマサも、トシが要領よくしがみついているのを見て、自分でもそれなりに工夫してタイミングをずらしたり身を低くしたり、落ちないようにがんばっている。

 近くを通りかかった若いママが、何てヤバンな遊びをさせているのだろう、という目で見て行ったがもう全然平気。

 

 こうして昼まで、なんとかもった。



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