限界探偵スバル
北海道の密室で探偵スバルは
「犯人はあなただ!」
「仕方なかってん!」
泣き崩れる犯人の背に手を当て、
「やり直せ」
「……ありがとう、探偵はん」
連行される犯人の背を見送り、
「哀しい、事件だった」
スバルは空を見上げる。そこには雲一つない澄んだ空が広がっていた。ほんのささいな行き違いが生んだ悲劇。もし彼らが自分と向き合い、心を言葉にしていたら、違う未来があったのだろうか。
びょう、と冷たい風が吹き、雪を舞い上げる。コートの襟を立て、寒そうに身を縮めて、スバルは北海道を後にした。
了
う~ん、限界!




