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星がみたい...  作者: HimA
3/6

2話 〜碧〜

...今日は学校にちょっと居づらいな。

まだ3時間目だけどチャイム鳴ったら帰ろうかな。


〜キーンコーンカーンコーン〜


「先生、─────」


適当に理由をつけて帰宅した。


別に辛いわけでもないし、いじめられてるとかじゃないんだけど時々学校に居づらくなるんだよな。


散歩でもするか。着替えるのはめんどくさいしこのままでいっか。


「見て、あの制服。春花(さくら)学園のやつだよね。」

「こんな時間にどうしたんだろうね。」


制服見るなりこれだよ。お母さんに勧められてなんとなくこの学校に入学したけど、まさかこんなに有名だったとは。家に帰ろうかな。


今日は七夕か。お母さんが帰ってきた。もう、こんな時間か。


「碧、ちょっと買い物に行ってきてくれない?」

「分かった。行ってきます。」


トマトとキャベツとなんだっけ。さやえんどうか。夕飯何かな。買い物終わったし少しだけ遠回りして帰ろうかな。


あの子何してるんだろ。白くて綺麗な髪だな。


「こんにちは。何してるの?」

気づいたら話しかけてた。


「...。誰ですか。」

「あっ。私は碧だよ。」

「...。私はかなた。やっと外に出られたから家に帰るまで歩いてる。」


やっと?どういうことだ...。


「...。家まで一緒に歩いて欲しい。」

「いいよ。夢とかある?」

「急だね。夢か...。夢かは分からないけど、星が見たい。」

「そっか。」

「もう、家だから。次いつ会えるか分からないけど、さよなら。碧さん?」

「合ってるよ、大丈夫。またね、かなた。」


星が見たいって。どんな生活なんだ。星くらい、窓から見えるはずなのに。

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