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星がみたい...  作者: HimA
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1話 〜かなた〜

「───たい。痛い...」




私はかなたという名前らしい。私に感情なんてものは無く、毎日暗い部屋に閉じ込められている。でも、たまに正午から日没まで外に出してもらえる。


私がいると空気が濁るかららしい。それなら毎日出してくれてもいいのに。もちろん、部屋に窓はない。




「なんで、こうなっちゃったんだっけ」




9歳の誕生日までは大切に育てられていたのは覚えているが、私に能力が無いせいでこんなことになった。


閉じ込められてから外に出されるまで一度も家から出してもらえたことはない。夜は外を見ることも禁止されていた。でも、大切にされていたからか不思議に思わなかった。きっと、自分のため。


でも、9歳の誕生日に片目を取られ義眼を埋め込まれた。能力が使えなかっただけなのに。みんな、私の髪と目だけで決めつけて...。今、私が何歳なのかもう分からない。


なんで、外に出してもらえないのかな。

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