第0章 0-0E
後半に、作者からのお願いが出てきますので、ご注意願います。
30分後、千葉部長が帰社した。スーツによく似合う紺色の帽子を脱ぎながら、一課に入って来た。
「ふう、戻りました。部長室に戻りますので、何かあれば、、、え、何か? はい、なんでしょう、御代課長」
「お客様を読んでいただきたいのですが、よろしいでしょうか」
「お客様ってどちらの? あっ! まさかアリスプロジェクトですか!」
「はい、最終段階に入りました」
「そんな・・・まだ一週間も経過してませんよ」
「いえ事実です。理性システムの最終検討段階に入っています」
む、課長。今、しれっと追加システムはあるとバラしましたね。おっと、考えてはダメなのだった。
「うわー、御代課長、すさまじいスパルタですね。ふつう人がそこに到達するには60~70年かけて、老後のたしなみの一つに、といったところなんですが」
「何より、財団から5年と期限を切られていますし。あ、財団と言えば、そちらはいかがでしたか」
「大筋では、やはり我が社の負債を無かったことにはできないそうで、再評価の後、財団の負債として付け替えです。そのうえで、政府に対しては無期限返済の形になるそうです。ああ、そうだ、それと、刑事責任・民事責任とも問わないで決着しそうです。鈴木代理も一安心ですね」
「何よりです。では、お客様をお呼びするのにどれくらい必要ですか」
「特に準備は必要ありませんので、何なら、今すぐにでも来ていただけると思いますが」
「そうですか。では、少し準備がありますので、30分後でよろしいですか」
わかりました、と言って、部長が出ていく。
「鈴木君、ちょっといいかしら」
「なんでしょう、課長」
「30分後のミーティングに、オブザーバーとして特別なお客様をお呼びするので、準備をお願いしたいのよ」
「準備、といいますと、一般来客対応Aパターンでよろしいですか」
「ええ、それでいいわ(オヤジギャグ)。それと追加で、お客様用の”事前了解のお願い”というペーパーを作ってくれるかしら」
「わかりました、それでその内容は?」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
<!>作者から、この小説の読者の皆様へ、重要なお知らせ<!>
下に書かれたことをご了承いただけるかたのみ、次の話に進んでください。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1.【ぜったいに】
読んでいるとちゅうで、気分がわるくなったり、からだの具合がおかしくなったら、すぐに読むのをやめる。
2.【ちゅういする】
1)身のまわりにとがったものや、あぶないものがあったら、遠ざけておく
2)姿勢をまっすぐにして、舌先を上の歯の根本にあてる
3)口を開けない、上の歯と下の歯をあわせる
4)呼吸は鼻で、静かに自然に
3.【できれば】
ねんのため、読むまえに、つぎのどれかを用意する。
1)頭痛薬
2)すぐにトイレに駆けこめるようになっている
3)次話が期待した水準・内容でなくとも、作者に苦情を申し立てない(ぜひ)




