第3話 始まり
村があった場所に向かっているとゴブリン7体が走ってくる村が滅びた事を知って生き残りを襲いに来たのだろう。それして運悪くシスとサラは見つかってしまったのだ。
シスは剣を抜き構える。サラを守るんだと心で思う。ゴブリンがダガーで斬りかかってきた。シスも剣を振り刃と刃が混じえる。だがシスはまだ子供だゴブリンに吹っ飛ばされてしまった。2体のゴブリンのダガーがシスの肩と横腹に突き刺さる。シスの足もとには赤黒い液体が垂れている。残る4体はサラを襲いサラの体全体をダガーで斬りつけサラは血塗れだ。もう助からないだろう。「うおぉぉぉぉぉ」と叫びながらシスは怒り狂い力を振り絞り剣を再び構える。シスはゴブリンに向かって飛びこむ。シスは容赦なくゴブリンの首を斬り落とした、しかしそのゴブリンが持っていたダガーはシスの腹に刺さっていた。だが今は痛がっている場合ではない。シスはゴブリンを次々と倒した。だが傷が多く出血もしている。ラスト1体のゴブリンに向かって斬りかかる。ゴブリンもダガーを構える。シスの剣はゴブリンの体に直撃そしてゴブリンはダガーを最後の足掻きでシスの足に向かって投げる。ダガーはシスの足しに命中したのだ。同時にシスとゴブリンは倒れた。
シスは目を覚ました。シスはすぐに周りを見渡す。そこにはゴブリンの亡骸が転がっている。だがサラの亡骸は見当たらないでも生きていると思いたいがそうは思えない程の傷だった、だから生きているわけはないと思う。そしてシスは無力な自分とこんな運命を突きつけた神を恨んだ。力を込めて地面を強く叩きシスは泣き崩れた。
「なんで俺だけを生かすんだよ!俺よりサラとザンが助かれば...なんで俺なんだ!」
いっそ自害していまえばと思った、だがある言葉を思い出すそうたった2人の親友の1人ザンの頼みだ。シスの旅の話をすると。そしてシスは立ち上がりザンの亡骸へ向かう、それから村があった場所に行ってザンの墓をつくった。
「ザン俺は必ず旅の話をしに来るよ」
シスは墓に花をそなえて立ち去る。その後に村の人達の亡骸も運び墓をつくった。そして全員の分をつくると花をそなえて村があった場所から立ち去り他の村を目指し村を襲撃した魔物の軍勢を滅ぼすと強く決意を抱き歩き出す。そして強くなるためにゴブリンなど低位の魔物を狩り続ける。