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クズ人間の俺が聖女と呼ばれている  作者: いかや☆きいろ
四章 勇気の炊き出し
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夏休みは行脚するらしい。あんぎゃー!

 新章開始です。よろしくお願いします。

 いよいよ夏休みだ! リカちゃんたちと遊ぶぞ! 子供の頃に戻ったみたいで凄く嬉しい。楽しい。


 そう盛り上がっていたのだがありすちゃんがやって来る。


「聖女様のお仕事もたくさん有りますわよ」

「ですよねー」


 そりゃまあね。聖女降臨祭でやらかしたし、宣言もしてるからね。

 まずは国内を回るらしいので、最初はナコイ領、最初にアンセルに会ったあの町で炊き出しする事にした。メニューは統一して欠損回復上級浄化シチューだ。自分が今作れる最高のシチューだからな。


 本なんか読んでるとやはりエリクサーとか蘇生薬とかも有るらしいんだけど、材料がSランクとなるとラウネーズどころかプラムでも易々と手に入らない。そりゃそうか。

 中には世界樹の魔物ユグドラシルの核とか言う、それどうやって手に入れたの? な素材もある。昔の錬金術師が変態過ぎる。どうやってそれを使えると分かったんだ?


 ただ、この炊き出し行脚は良いこともある。まあ私が楽しいし、それに友達も、ルートもついてくるんだ。嬉しいな。植物に愛される奴は大好きだ。

 ちなみにリカちゃんも植物に愛される質らしい。植物の声が聞こえるのが私だけなのが勿体ないくらい愛をささやかれたりしている。青いドリルヘアが植物の心に響くのか? 鬼人族が植物寄りなのかも知れない。


 私がウキウキしているのでみんなも楽しそうに見える。ヨドミちゃんとかありすちゃんがついてきてるけど。まあありすちゃんは同級生だから良いけどさ。ヨドミちゃんが違和感無く女子と喋ってるのは何なの?


 お喋りと言えば夜会やお茶会も多い。炊き出ししてテレポートしてお茶してテレポートして炊き出ししてテレポートして夜会で炊き出しする。忙しい。

 それらが終わったら夏休みの間中、各国を炊き出し行脚だ。あんぎゃー! 忙しすぎる!


 幸いなのは友達と遊ぶ時間は取れると言う事だろう。辺境に行けば泳げるし。

 薬とか料理とか武器とか、色々と作らなきゃ駄目な物はたくさん有るからそれも忙しいんだけど。


 移動に際しては戦いも有りそうだし、王都に来るまでに使ってたトロッコも充填を少しずつやってるからもう乗れるけど、やはり武器が欲しい。ホムンクルスとかゴーレムとか作ろうかなぁ。


 さて、炊き出しだ。ナコイの町で炊き出しを開始……すげー人が集まってるんですけど。

 かつてここで奇跡のスープを提供したせいで、この街では聖女フィーバーが起こっているらしい。ハッスルしてる老人たちも並んでるし。欠損回復の効果は切れていないらしい。若返りの秘薬は作った覚えがないが……。

 実は若返りの秘薬も常若の実と言う果物を使うと作れるらしいけど、奪い合いになりそうな薬なので手を出してない。更に命を狙われそうだ。

 実際私が救いたいのは腹を空かせたガキ共だから要らないよな。ハゲだけ治してあげよう。シワを取るクリームとかは作っても良いかも知れないけど。


 奇跡のシチューと柔らかいパンを配る。フルーツ酵母で寝かせた奴だ。オーブンで焼くと本当に凶器の香りが漂う。


 追加で何かみんなで作ろうかな。作りおきだけじゃ寂しすぎる。王都で買った肉や魚でフライっぽい焼き物を作ろうかな。

 野菜を切っても良いし。それならバターでソテーしても良いか。ん、迷ったら両方やろう。人手が多いんだし食材を切ってもらう間にシチューを温めて奇跡の演出をしてから女の子たちに配ってもらい私は炒め物だ。

 アンセルとルートは人員整理してもらってる。ちなみにヨドミちゃんとありすちゃんは鍋の番をしている。……女性陣なのか?

 イルレコユサは子供と遊ばせている。やはり獣人は子供人気が高いからな。客寄せ?


 今回は本当に人が多いからな。ロコちゃんとリカちゃんと簀巻きも楽しそうだけど、出来合いのシチューにポーション投入して混ぜてるだけなのにかなり忙しい。何か周辺の街や村からも人が来ているみたいだ。

 炊き出しが終わったらみんなにも何か作ってやろうかな。


 一通り配り終わったので実家にテレポートして打ち上げする事にしよう。少しは良い物を作ろう。あと仕込みも手伝ってもらわないとな。次の炊き出しの準備だ。

 私はいったい何人前の料理を作ってるんだ? 夏休みが終わるまでに十万人前とか余裕で超えそうだ……。食材は国が金を出してくれる分もあるのでそんなにキツくない。ポーションも使わないのは売ってるし。


 海に行けてないので美味しい新鮮な海産物はまだ無いからな。さて、何を作ろう。こんな時には……。


「愛と平和とおつまみの使者、ヤーカミを呼ばれましたか?」

「帰れ」

「明らかに待ってましたよね?!」

「まあ良いや、女の子もいるんだけど良いおつまみあるの?」

「そう思ってナッツ系揃えてきました!」

「お、良いな。けっこう独特な形のばっかりだけど……ん、カリカリだな」


 なんだか魔物植物から取れるナッツらしい。味は良いけど元が気になる。

 そのナッツを砕いて揚げ物の衣にしよう。魚をフライにしたら美味い。ソースはどうしようかな。マヨネーズ作るか……新鮮な卵なら有るんだよ。浄化魔法有るからな。

 卵黄と酢とオリーブオイルに塩胡椒で出きるんだよな。異世界だと知識チートで有りがちだけど多分ここの世界には普通にレシピある。そう言うのは昔の転生者がやっちゃってる。

 色々とおつまみを作ったので、打ち上げを始めよう。






 この章は勇気で、次は愛です。お楽しみに!

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