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第1話

轟音が響く。その音量にカチ上げられるように、微睡んでいた私の意識は一気に覚醒する。その勢いのままに飛び起き―頭が引っかかりバランスを崩した。

「おっふ!?」

私にとって運が無かったのは体の左側に倒れこんだことだろう。倒れる私の体を支えようとして、しかし私の左腕はピクリとも動かないのだ。かくして私はベッドから転げ落ち、その身を床に強かに打ち付ける。

「~~~!?」

声にならない悲鳴。割とイイ箇所を打ったのだろう。少々シャレにならない痛みにのたうっていると、部屋の外からどたどたと騒がしい足音が聞こえてきた。

「ちょっとお姉ちゃん!?なんかすごい音したけど大丈―って、またいつもの?」

騒々しく扉を開けて現れたのはややたれ目の、深い森のさらに奥を思わせる濃い緑色の髪を持つ少女。普段は全身から聖母の如きオーラを放っている彼女が、今は大分の呆れと、僅かな申し訳なさを漂わせて立っている。

――ああ、そんな顔しないで。

ここで本音を出せば、お互い負のループに陥ってしまう。だから私はその感情に蓋をして、おどけて今気づいたかのように頭を覆っている物―四角いヘルメットのような物体―を脱いで、にへら、と彼女に笑いかける。

「おはよう、瑞樹」

「おはよう。お姉ちゃん」

これが私たち、和泉 明音と和泉 瑞樹の騒々しい日常の始まりなのだ。

ちょっと試行錯誤中です(汗)

もしかしたら前話と統合したりするかも知れません。

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