やっと
撮影が進んでいる。
制服を着るのが新鮮で少し嬉しくなる。
演技がなかなか上手くできなく、難しいことも多いが楽しく撮影している。
「来週末で撮影終わる予定なので、最後まで頑張っていきましょう」
短編のドラマなので撮影自体そこまで長くなかったが、テレビで放送される連続ドラマだともっと長い間撮影が続くんだろうな。大変そうだと思った。
「佐伯さん、もう少しで撮影終わるね。最後まで頑張りましょう。」
細川さんとは、一緒に過ごす中で仲良くなれた気がする。
「この作品の撮影終わったら、今度連続ドラマのオーデション受けてみませんか。再来週にオーデションだからちょうどいいと思うけど」
「はい。受けてみたいです。」
少しでも多くの人に知ってもらい見ている人を元気にしたり感動してもらいたい。
今日の撮影は早めに終わった。久しぶりにカフェに行くことにした。
「いらっしゃいませ。お久しぶりですね。」
店員さんが声をかけてくれた。
いつものハニーミルクティーを頼み、席に座る。
奏汰さんとは、いまだにご飯を食べに行けてない。
自分から連絡するのも躊躇してしまい、奏汰さんの連絡に返すだけになってしまう。
「友梨さん、ここ来るなら言ってくれればいいのに。」
「えっ?奏汰さん。お久しぶりです。」
「なかなか連絡来ないし、大丈夫かなって思ってた。このあと予定ある?ご飯行きませんか」
「奏汰さんが大丈夫なら行きたいです」
「ここから近いから、お店空いているか聞いてみるね」
「ありがとうございます。」
お店は空いていてこれから向かうことになった。
なぜか緊張してしまう。




