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距離
「そろそろ帰りますね。奏汰さんも無理せず仕事してくださいね」
私は、席を立つ。
「あのさ、今度一緒ご飯食べない?ここじゃないところで。もっと友梨さんと話したい。連絡先も交換したい」
嬉しいけど、それと同時に迷いの気持ちがあった。もし誰かに見られたら…奏汰さんは大事な時期だと思うから、変な噂で仕事に支障がでたら私はきっと責任がとれない。
しばらく考えていると奏汰さんが
「嫌だったら、全然大丈夫。気にしないで」
というから、とっさに
「いやなんかじゃないです。すごく嬉しいですけど、周りに見つかって変に勘違いされたら、私申し訳なくて」
「それなら大丈夫。お店も決めてあるし、よく行っているところだから大丈夫だよ。」
そう言って、連絡先を交換した。
奏汰さんと仲良くなってきている…一緒にいるとなぜか落ち着くし、ずっとこのままの時間が続けばと思ってしまう。
奏汰さんのおかげで毎日が楽しく感じられるようになって、夢に向かって頑張りたいと思えるようになった。
そして、もっと彼に近づきたくなっている。




