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●第144話●背中が煤けたりはしない

やはりフラグだった・・・

麻雀回ですが、麻雀を知らない人にも楽しんでもらえるはず!麻雀についてググれば、さらに楽しめると思います!!

 まとめてルールを教えるため、チームを組んでもらって皆で一つの卓を囲んでもらうことにした勇。

 当主夫妻に息子のユリウスを加えたチームクラウフェルト子爵家、アンネマリーと彼女を気に入ったズヴァール、実はお爺ちゃん子だったマルセラが組んだチームじいじと孫、織姫教の枢機卿ミゼロイと最高司祭ティラミス、神官騎士団長フェリクスが組んだチーム肉球、そしてエトとヴィレム、リディルが組んだチーム理論派の四チームだ。


「最初に皆さんには持ち点を配ります。全員25000点からです」

 そう言って勇が点棒を皆に配っていく。

 割りばしの三分の一ほどの長さの棒を何色かに塗り分けて、10000とか5000とか数字が書かれたシンプルなものだ。

「点棒の種類はいくつかあるので、確認してください。まぁ金貨と銀貨と銅貨みたいなもんだと思ってもらえれば。この点数が一番多い人が最終的な勝者となります」

 この点棒は、皆が牌に絵付けをしている間に勇が作ったお手製の物だ。

 点棒を配り終えて一通り皆が確認を終えると、次のステップへと進む。


「まずはこの牌をよく混ぜて、裏返しにして並べていきます。かなりキメを細かく設定したのでそこそこの硬さはありますが、面取りしていないので欠けるかもしれません。なるべく優しく混ぜてくださいね」

 そう言いながら勇がテーブルの上の牌をかき混ぜ始める。

 テーブルには薄くて丈夫なボアの革がピンと張られ、簡易雀卓のようになっていた。

 牌を整列出来るように、ぐるりと囲むように木枠が取りつけられている。これも皆が牌に絵付けをしている間に勇がテーブルを加工して作った特別製である。


 ガラガラ。と牌を混ぜる音が響く。

 石で作ってあるとは言え軽石に近い素材なので、地球の麻雀牌のようにジャラジャラという重めの音はしないが、大量の牌がぶつかり合う音は小気味良い。


「ある程度混ざったら、横一列二段積みにします。各チーム十七個の二段、三十四枚ですが、まぁ多少前後しても問題無いです」

 こんな感じで枠を使うとやりやすいですよ、と説明しながら勇が手慣れた手つきで手積みしていく。

 少々表面がざらついてはいるが、問題は無さそうだ。


 見よう見まねで牌を積んでいく一同。

 勇のようにまとめて積もうとして山を崩して大慌てするティラミス、そつなくこなすリディル、二分割して積むアンネマリーなどなど、それぞれの性格が出ていて中々面白い。


「積み終わったら、このサイコロという道具を振って、出た数字の場所から順番に牌を取っていきます」

 そう言ってサイコロを振る。出目は8だ。ちなみにこのサイコロも、雀卓と同じく勇のお手製だ。


「振った人の場所を1として、左回りに数えます。今回は8なので、左隣の山からですね。この山の右側に8山残して、9山目から牌を四枚ずつ順番に取っていきます」

 勇はクラウフェルト夫妻を親としてサイコロを振っている。

 左隣はチーム肉球、右隣はチーム理論派、対面がチームじいじと孫なので、チーム肉球の山から牌を取っていく。


「全員が三回とったら、サイコロを振った人はこうやってチョンチョンと一枚おきに二枚取り、他の人は一枚ずつとったら、準備完了です」

 言われるがままに牌を取って並べていく一同。大枠理解して頷く者、いまいち覚えきれていないのか首を傾げるもの様々だ。


「聞いているだけだと中々覚えられないので、まずはここまでを何度かやってみましょうか」

「そうだね。これは実際やったほうがよさそうだ」

「決まり事ですから、慣れてしまうのが早そうですね」

 勇の提案にセルファースとフェリクスが答えると、皆も納得したのか頷きながら再び牌を混ぜて山を作っていく。


 皆でやいのやいの言いながら、山を積んでサイコロを振って牌を取ってまた崩すのを繰り返すこと三十分。

 全員が一度は経験したところで次のステップへと移る。


「全員の準備が終わったら、最初に除けた山の右側から三枚目の牌をめくっておきます。何に使うかは後ほど説明するので、今はそういうものだと思っておいてくださいね」

 そう言って勇がドラ表示牌をめくる。

「さて、最初に配られた牌を元に、ここからは順番に一枚山から取ってきては一枚捨てるのを、誰かが絵を揃えて上がるか、山にある牌が一定枚数以下になるまで繰り返します。基本的には常に手元に十三枚の牌がある感じですね。

 一番最初だけは、サイコロを振った人はすでに十四枚あるので、その人が一枚捨てるところから試合が始まります」

 適度に配牌を並べ直した勇が、この国の言葉で北と書かれた牌を山の前に捨てた。


「こんな感じで、まず模様別に分けて並べておくと分かりやすくて良いと思いますよ」

 手牌を倒して、並べ直した牌を皆に見せる勇。

 それを見た一同が、真剣な表情で牌を右へ左へ動かしながら並べ替えていく。


「基本的な上がりの形は最初に言ったように三枚組を四つと、同じ牌の二枚組一つです。これもどんな感じかやってみるのが早いですね。説明しやすいので、しばらく全員牌を開いた状態でやりましょう」

 経験者が多数いる場合は各チームに一人ついて教えれば良いのだが、勇一人しかいないので公開状態でまずは慣れてもらう。


 しばらく自摸っては捨てるのを繰り返していくうちに、色んなことに気付いていく面々。

「なるほど……、そう言うことね。すぐ揃いそうで中々揃わないわねぇ、これは」

 ニコレットが感心したように呟く。

「ぐぬぬ、肉球柄は絶対に捨てたくは無いのだが、こう数字がバラバラでは……」

 予想通り肉球絶対捨てないマンと化したミゼロイは悶絶している。

「おお、またど真ん中を引いて来たな。アンネマリーちゃんは運が太いようやな」

 カンチャン(3、5のように間が空いたところ)をさくさく積もってくるアンネマリーに、ズヴァールが目を細める。

「ははぁ、イサムが最初に北を捨てたのはそう言うことか……」

 早くも確率的には数牌のほうが揃いやすい事に気付いて唸るエト。


 そして迎えた十一巡目。

「む?」

 マルセラが積もってきた牌を見たズヴァールが片眉を上げる。

「お、ズヴァールさんはテンパイしましたね。あと一枚で絵柄が揃う状態のことをテンパイと言います。この場合、後は短剣の2か5が来たら上がれます」

 ズヴァールの牌を見た勇がすかさず解説をする。

「ふむ、やっぱりそうやったか。ふふふ、幸先がええな」

 それを聞いたズヴァールが嬉しそうに笑う。


「お嬢様とマルセラさんの運がヤバすぎるっす。さっきから飛び飛びのところばっかり積もって来てたっす」

 全員の状況をよく見ていたティラミスが驚愕している。

(やっぱりいるんだなぁ、異世界でもツモ運が良い人は……)

 離婚した元妻が、学生時代に仲間内で麻雀をやった時にいつも驚異のツモ運を見せていたことを思い出して、勇が苦笑する。


「さて、テンパイの状態になったので追加説明しますね」

 一度流れを止めて勇が説明を始める。

「今までは全部自力で牌を引いてきましたが、最後の一枚は自力だけでなく、誰かが捨てた牌でも上がる事が出来ます。正確には、誰かの捨てた牌で上がるにはいくつかの条件があるのですが、今はそこは置いておきます」

 いわゆるツモアガリとロンアガリについての説明を勇が緩くしていく。

 まだ役や鳴き、メンゼンの概念などは説明していないので正しい説明ではないのだが、経験上一度に説明せずに段階的に説明したほうが理解しやすいためこうしている。


「誰かが捨てたものでも良いっちゅうことは、迂闊な牌を捨てると相手を喜ばす事になるんじゃな?」

 勇の説明を聞いたエトが質問する。

「その通りです。ちなみに、アガると点数がもらえますが、捨てた牌でアガった場合の点数は、その牌を捨てた人が全て支払うことになりますので注意してくださいね」

「なにっ!?」

「ほほぅ」

「なんじゃと?」

「えーーっ!」

 勇のその言葉に、驚きの声が上がる。


「あはは。私が思う、麻雀の面白さの一つがここにあると思います。自分の都合だけでやっていると痛い目を見る……。自分がアガることを優先するか、人にアガられないことを優先するか。そこの駆け引きが醍醐味ですね」

「なるほどなぁ……。そこは戦と同じやなぁ。攻めと守りのバランスが必要というわけか」

 勇の説明に大きくズヴァールが頷く。


「これはテンパイした後に捨てられた牌だけが対象になるんですよね?」

 何かに気付いたフェリクスが質問する。

「はい、そうなります。前に捨てられた牌ではアガれないので、見逃さないようにしてくださいね」

「……そうなると、自分がテンパイした事や、何が欲しいかは知られない方が良い、ということですか?」

「おお! フェリクスさん鋭いですね!! その通りです。自分の手を作りながら人の手も予想する。そこもこの遊びの面白さです」

「こちらも剣術と同じですね。相手が上段で来るのか下段で来るのか、はたまた突きで来るのか……。それも予想しつつ自分の出方を決める」

「これは相当に奥が深そうな遊びだねぇ……」

 次々と明るみになる内容に、皆の表情が次第にギラギラしたものに変わっていったような気がする勇だった。


 その後も、反則チョンボや鳴きについて、親と子の関係、場風・自風、役と翻数と点数の概念などを順番に説明していく。点数については、ひとまず符は無視した簡易版だ。

 そしていよいよ残るは役の種類についてだけとなったタイミングで、家令のルドルフが研究所を訪ねてきた。


「皆様、夕食の準備が整いましたが、いかがいたしましょうか?」

「おや、もうそんな時間だったか。いやはや、あまりの楽しさに時が経つのを忘れてしまったよ。恐ろしいねぇ、麻雀は……」

 ルドルフの言葉にセルファースが苦笑しながらそう零す。外を見てみれば、すっかり夜の帳が下りていた。


「宜しければ、こちらにお持ちいたしましょうか?先ほど確認させていただいたところ皆様集中していらっしゃいましたので、料理長に相談しましてサンドイッチなどの摘まみやすいものにメニューを変更してございます」

 さらりとルドルフが言ってのける。主と客の様子を常に把握して先回りをする、出来る男の見本のようだ。

「ズヴァール閣下、いかがでしょうか? 今夜はこのまま麻雀をしながら摘まむというのは?」

「はっはっは、願ったりかなったりやな。是非お願いしよう」

 セルファースの誘いをズヴァールが快諾する。

「かしこまりました。それではご用意いたしますので、少々お待ちください」

 深々と礼をしてルドルフが下がっていく。


「では夕食が来るまでに、皆さん個人用の役一覧を作りましょうか。一組は作ったので、皆さんの手で写し取ってもらえますか? 流石に全員分用意する時間は無かったので……」

 そう言いながら雀卓と化した小テーブルの隣、作業用の大テーブルに紙を並べていく勇。役の簡単な絵と説明が書かれた、お手製の一覧表だ。

 オープン状態での練習後半は皆随分と慣れてきたため、勇はこの役一覧を作っていた。

 役の名前をこちら風にアレンジするかどうかは最後まで悩んだが、結局シンプルに音をそのまま使う事にした。


 紙とペンを渡して説明を始めると、小さなユリウスから大貴族のズヴァールに至るまで、皆一様に真剣な表情で書き写していく。

 三十分ほどかけて一覧表を作り上げると、皆とても満足そうな顔をしていた。


 程なく夕食が運ばれてきたので、これまた全員で一緒に摘まみはじめる。

 この役がかっこいい、これは効率が良さそうだ、と役談議に花を咲かせたり、自前の一覧を参考に牌を並べたりと皆思い思いに役を覚えていく。

 上級貴族の当主と平民の職人が、一緒のテーブルを囲んで遊びについて談笑するなど、おそらく前代未聞だろう。


 楽しく話しながら一時間ほどかけて食事を終えると、いよいよチーム戦で一局打ってみる事になった。

 手元に念のため役一覧は置いておくが、あまり使われないだろう。

 驚いた事に、この短時間で全員が役の名前と条件、翻数をほぼ覚えてしまったのだ。

 貴族に騎士に一流の技術者に研究者。考えてみたらこの世界(エーテルシア)の上位知識階級の集まりだ。さすがに皆、頭が良い。


 親決めの結果、記念すべきタチ親はチームクラウフェルト子爵家となった。

 ユリウスがサイコロを振り、ついにこの世界(エーテルシア)の初の半荘戦がスタートした。



 時々勇の解説も入れながら打つことおよそ三時間。

 半荘二回を終えたところで、本日はお開きということになった。


「どうでしたか?」

 激戦を終え、お茶をゆっくり飲んでいる面々に勇が尋ねる。

「いやぁ、これは非常に楽しい遊びだねぇ」

「そうやな。こんなに奥が深くて面白い遊びは他にないな」

「時間が経つのを忘れるから、かなり危険じゃな」

「く、オリヒメ先生すみません、私の力不足で“猫団子”をアガる事が出来ませんでした……」

 皆が口々に感想述べる。約一名を除き、純粋に楽しんでもらえたようで勇もほっと胸を撫でおろした。ちなみに“猫団子”は唯一勇が名前を変更した役で、地球での有名ローカル役、大車輪の事だ。


 そして結果であるが、半荘一回目は女性陣の鬼引きによる親満(12000点)三連荘が炸裂しチームじいじと孫が勝利。

 半荘二回目は、ツモれば四暗刻だったリーチ・トイトイ・三暗刻・ドラ3の倍満(16000点)を見事アガったチームクラウフェルト子爵家が勝利を収めた。

 ちなみに二戦とも二位になったのは、堅実な打筋で配給原点を守ったチーム理論派だった。


「これは絶対貴族の間で流行ると思いませんか、閣下?」

「ああ、間違いなく流行るやろうな。イサム、これは売るつもりなのか?」

 ひとしきり談笑した後、セルファースとズヴァールが真顔になる。


「すぐに、とは考えていませんが、商品化は狙っています。純粋に遊びとして楽しんだり、民生品として売るならこのクオリティで十分ですが、貴族向けの商品にするならもっとクオリティを上げる必要があると思ってます」

「ほぅ。ここからどうクオリティを上げるつもりなんや?」

「面取りをすること、コーティングをして表面をツルツルにすること、絵や文字は彫って色付けすること。この三点は必須かなぁ、と。高級感や手触りがかなり違ってきますので」

「確かにそれだと高級感は出そうだね」

「ええ。後はオーダーを受けてその貴族家の紋章を赤か緑の替わりにするのもアリかなと思ってます」

「ああーー、それは受けが良いやろうな。贈答品として喜ばれる」

「はい、そこを狙ってます。何にせよすぐには難しそうなので、今回みたいに手作りしたものをまずは派閥の皆様に配ろうかと」

「…………イサムよ、さっき牌のもとを作っていた魔法具、あれを借りることは出来んか?」

 しばし考えたズヴァールが勇に訪ねる。


「特に問題は無いですが、どうしてですか?」

「イサムが他の事で手が回らないなら、ウチの領で代わりに作ろうと思ってな。オリヒメ商会やったか?もちろんそこの商品として売る。利益は折半でどうや?」

「え、折半でいいんですか? 何もしていないのに半分って、もらい過ぎなんじゃ?」

「いや、そもそもこの遊びの発案はイサムやからな? それにこの牌も、あの魔法具があるから簡単に作れるだけで、手作りしようと思ったら大変なはずや。ようはイサムありき。半分は妥当な額や」

 ズヴァールの言葉を受けて思わず勇がセルファースの方を見ると、彼も首肯する。


「分かりました。売り出す前に、先ほど言った改良点を踏まえた試作品を作って、一度確認させてもらって良いですか? それで問題が無ければ、量産していただく方向で」

「もちろんやな。考案者が納得したもの以外は売らん。ただ、領内向けの普及品だけは現状から面取りしただけのものでええか?」

「領内向けでしたらそれで良いですよ」

「ありがたい。ウチの領は随分北の方やから、冬の娯楽が少なくてな……。これで娯楽も増えるし、冬の間の仕事も増えて助かる。一旦、製造は冬に限定するつもりだが、それでええか?」

「ええ、問題ありません。限定にした方が価値が出そうですし。引き合いが増えたらまた考えましょう」


 こうして勇の思い付きから始まった麻雀教室は、牌の委託製造販売という副産物付きでお開きとなった。


【おまけ(勇のメモより抜粋)】


 セルファース:高めに手を育てていく傾向が強く、ほとんど鳴かない

 ニコレット:意外と防御重視。通称が自身の名前に似ているチートイツ(通称ニコニコ)がお気に入り

 ユリウス:すでに牌効率の基本を理解しているように見える。将来かなり強くなりそう

 ズヴァール:伸るか反るか。自分の手を優先させ押し通す。割と喋る

 アンネマリー:鬼ヅモ初号機。カンチャンを積もってくる確率が異常に高い

 マルセラ:鬼ヅモ弐号機。特にドラの引きが脅威。魔法と同じく勘で打つ

 ミゼロイ:肉球絶対捨てないマン一号。それ以外はセオリーに忠実

 ティラミス:肉球絶対捨てないマン二号。すぐ顔に出る。配牌運は良いがツモ運が絶望的

 フェリクス:超ポーカーフェイス。鳴き麻雀好き一号。好きな役はチャンタ、純チャン

 エト:速攻タイプ。ザンク(3900点)は高得点

 ヴィレム:相手のあたり牌を読むのがかなり得意。鳴き麻雀好き二号

 リディル:総合的に一番強いのはおそらく彼。運や勘に頼らないロジカルな打筋

麻雀に対する予想外の反響の多さに正直驚いておりますw


週3~4話更新予定予定。

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― 新着の感想 ―
つまらない。
[一言] エーイもう面倒だから『国士無双』は『織姫無双』で良いや!
[一言] 返信ありがとうございました ZABADAK、惜しい人を無くしましたね 吉良さんと上野さんのコンビをまた見たかった やはりザバダック領は夜毎、神話がたどりつくのでしょうか?笑 麻雀ですが、大…
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