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帝国王室の思惑

この歳になって魂を燃やせる場所を見つけました。嬉しい限りです。

内務大臣「全土で起きてしまった献金喪失事件の事ですが。」

皇帝「うむ」

内務大臣「神聖力の痕跡が有ったとの事です。」

公爵「陛下、それはつまり」

皇帝「あの噂は事実と言う事だな。」

侯爵「でしたらその後、大神殿に現れたと言う聖物の事との関連もあろうかと。」


皇帝「うむ、その聖物の事だが、それを神が託したのは信者による信仰心の現れと言えよう。

大変喜ばしい事ではないか!

だがしかし、その信者達も紛れもなく我が帝国の民であり、即ち我が帝国も一部の所有権を有すると余は硬く信じてやまない。


今すぐ聖物の所在をこちらに移行しろとは言えまい。

しかしもしもの事が起きた時、聖物の力が必要となれば協力してくれる確約を大神殿と交わしておくように。」


侯爵「ハハッ!」


外務大臣「陛下、エルフの国から使節団が出発した模様です。

神の血を引いてると自負する彼らにとっては今回の聖物の事に関しては所有権の移行を主張する可能性が高いです。


それとは別に他国のフレイヤ教団を名乗る者達からも巡礼目的での入国申請が続いております。」


皇帝「忌々しいエルフどもめ。追い返せ。今すぐにだ。奴らに我々の地を踏ませるでない。

これも大神殿との交渉材料に使おうじゃないか。借りを作らせるんだ。」


侯爵「大使館からの抗議が行われるのは確実かと。」


皇帝「無視しろ。この件はここまでにする。」


内務大臣「次は第7皇子の件になります。

お怪我の回復は順調で、もう少しで首都に向けて出発するとの事です。」


皇帝「さっさと呼び戻せ。自ら志願して最前線に行くのを余は最後まで許したく無かったのだ。あの子の命を助けた者の調べは済んだのか?」


内務大臣「誠に恐縮なのですが、外見の特徴以外は今のところ見つかる気配がございません。商業ギルドや傭兵ギルドには知らせ済みであります。帝国領内で活動するのであれば、もう少しで痕跡が見つかるではないかと。」


公爵「第7皇子には陛下の御命令により配下の第3親衛隊がお迎えに参られております。


当の人物につきましては、それとは別に国内の情報網を使っての捜索も行われております。しばしお待ちを。」


皇帝「しっかりと頼むぞ。余の息子を助けた恩人だ。但し、別の目的での可能性も払拭できん。

このご時世だ。なるべく不安要素は無くしておきたい。」


一同「仰せのままに!」



司祭「私は見ました!神殿を清める時に女神像に何かが光輝くものが降り注いでいたのです!

驚く間にその聖なる物は女神像の御首に現れました!


その輝きと美しさは言葉で伝えることさえ不敬に思える程でした!」




私「言ってみたかったんだよ!これがな‼︎」

「俺の斧が真っ赤に燃えるぅぅ!」

「お前をかち割れと轟き叫ぶぅ‼︎」

???『誰か!誰かあいつの呪文を止めさせろ!!!』


私「無駄無駄無駄無駄無駄無駄‼︎‼︎」



SYSTEM

「レベルが上がりました。」

「言霊魔法を認知しました。」

「世界に初めて、言霊魔法の使いとなりました。」

「言霊魔法の創始者となりました。」

「言霊魔法ツリーの生成を行なって下さい。」



リコ「マスター、敵性存在の消滅を確認しました。

これ以上叫ぶのをやめてください。マナの噴出量が異常です。

マスター?」


私「ワッハッハッハ‼︎ 見ろ!リッチーがゴミのようだ!」




お読み頂きありがとうございました。

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