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06 物色

短くて申し訳ありません。

2F教室


「うーん結局戻って来ちまった」


そう、俺は屋上へ行く前の教室に戻っていた、なぜ振り出しに戻って居るのか、理由は簡単比較的に安全に行き来が出来たからだ。


(まぁ、俺のカバンも取りに行きたかったし、いいか…)


教室内にゾンビが居ないのは確認済みなので、部屋にゾンビが入ってこない限りこの教室は安全である。


(・・・ってかこの教室に居ればあんな事しないでも・・・いや、止めよ…)


俺は先程の事を考えてしまい、少し気分が悪くなった。


「カバン、カバン」


思考を振り払いながら自分が座っていた席まで戻りカバンを見つける、見つけた所で隣の席のカバンが目の端に映った。

カーキ色のリュックサックだった


(・・・デカイな、俺のカバンの2倍はあるし、何より背負うタイプの方が走りやすそうだな〜)


俺のカバンは片手で持つようなタイプのカバンだった。

俺は欲が出て来た、俺は教室中のカバンを漁り使えそうなのを探し始めた。


(ついでに食料とか無いか探そう…緊急事態だし仕方ないよな〜)


そう思いつつも俺の顔は笑っていたと思う。





10分後


(…これで最後だな、)


カバン自体は最初に見つけた隣のリュックサックが一番大きく、しっかりしていたのでこれに手に入れた食料などを入れた。


(よくよく見ると軍用のリュックサックみたいだな・・・まぁ詳しく無いしわかんないんだけどね。)


俺はリュックサックを背負い調整してみた。


(こんなもんかな?)


やはりまだ新品に近いのか、若干硬い気がするが、贅沢はは言わない。


(俺のカバンに比べれば頑丈そうだし容量も大きい、これは良い品だ。)


まぁ、完全に盗品なんだが…思いつつ口元がつい、ニヤけた。

俺は使えそうな物は大体リュックサックに入れた。


(後は武器か…箒の柄程度の強度じゃダメだなゾンビ一体倒して曲がる様じゃはなしにならん…武器探しに行くかな。)


俺は曲がっている箒の柄を見ながて思いながら移動を開始した。





2F廊下


(それにしても静かだな、混乱が治まったのか?・・・いや、まだ1時間ちょっとしか経ってないし。)


ゾンビは音に反応していたから、逃げ回る人間を追いかけて行ったんだろうと、俺は判断した。


(だけど油断は出来ないな。)


まだゾンビの全てを理解した訳ではないし、

俺の武器は心許ない。


今、大量にゾンビが来たらお終いだ、一体だけでも苦労しそうだ。


俺は周りを確認し、静かに歩き出した。


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