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05 弱点

屋上


音が鳴り響き俺が振り返ると、4つの目がこちらを見ていた。


(あぁ、俺死んだ。)


死ぬ、そう直感した。


『アァアアア!アァアアア!』


2体のゾンビがものすごい速さでこちらに向かってくる!


(20年か…短い人生だったなぁ)


さっき迄の光景を見てもう逃げる事は諦めてしまっていた、このゾンビは俺より速い、逃げても結果は一緒…


(しかも、足がすくんで動けないしよ)


武器まで探したのになんとも情けなかった…

応戦しようにも自分の身体なのに言うことが効かなかった…

もうゾンビは目の前だった。


『ガアアアァァ!』


俺は目をぎゅっとつぶった。ゾンビは口を大きく開けて、俺は噛みつかれる。


『アァアアアァァァァァァ』













………………………………………筈だった。

(・・・んん? )


痛く無い…

目を開ける、目の前には何もいない…

ドアの向こうを覗くと階段を器用に下るゾンビ2体がいた…


(どうなってるんだ?)


俺はゾンビ喰われる寸前だった、なのに喰われなかった。

訳がわからない、しかし助かったのだそう思うと安心からか地面に座り込んでしまった。


(助かった〜、でもなんで?)


考える、しかし俺には全くわからない、すると前で捕食されていた拓也が起き上がったのを見た。


『ヴヴゥヴヴゥヴヴゥ』


拓也ゾンビは唸りながらフラフラ歩いている…


(わからないなら試して見るか、とりあえずは…)


俺は棒を構えながらゆっくり立ち上がる。


(視界には入ってる筈なのに襲って来ない…なら…)


胸ポケットからボールペンを取り出しゾンビに向かって投げた。



ボールペンはゾンビに命中し地面に落ちた。


(当たったのに反応なしかよ殴られても平気だったし痛覚とか無いのかな?なら……)


俺は靴を片方脱ぎ慎重に近づく…


(視覚無し…痛覚無し…さっき俺を素通りした事から嗅覚も無い、あるいは弱い、残りは聴覚!)


俺はゾンビの後ろのフェンスに向かって靴を投げた。


ーーーガシャンーーー


音が鳴る、するとゾンビはフェンスに向かって走っていった…


『アァアアア!』


ーーーガシャンーーー!ガシャンーーー!


俺は跳ね返ってきた靴拾い履き直す…


(やっぱり音か!後は弱点とか無いのかな?流石に音に反応することがわかっても倒せないんじゃな〜)


俺はゾンビを見ながら考える。


(心臓か頭だよなぁ…心臓は無理だなこんな棒じゃ刺さらないだろうし…こんな棒でも頭なら…いけるか?)


俺は消去法で頭を割ってみる事にした。


『アァアアア』


俺はゾンビの頭に向かって棒をスイカ割りの様に振り下ろした。


「ふん!」


バキッ!


『・・・・・・』


ドサッ!


ゾンビが倒れた、俺は念のため少し距離を置いた…


(死んだか?いや元々死んでるけど…)


動かない、どうやら本当に死んだ様だった。

棒を見るとひん曲がっていた、やはり人を殴るには強度が足りない様だった…


(まぁ元々箒だしこんなもんか・・・ってか手が痛いな…バット見たいに持つところにテーピングしないとこっちの手がイカれる。)


とりあえずは武器の調達をしなければいけない。


(ドア壊れちまったしな〜屋上で混乱が治まるのを待つのは危険かもしれん、武器も欲しいし、移動するか。)


そう思うと俺は屋上から移動を開始した。



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