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22 パトカー

移動中


俺達はコンビニで一晩を過ごした後、回収した食料を自宅まで持ち帰り、武器回収の為ホームセンターまで移動している…勿論、徒歩だ。


(確かホームセンターは、徒歩15分位の位置にあったから…ゾンビがいる事と道路状況を考えて…30分位になるかな。)


それ以上かかるかもしれない、何せ口裂けみたいなイレギュラーもいるかも知れないのだ、慎重過ぎるって事は無い…常に周りを警戒しながらの移動は肉体的にも精神的にも来るものがある、口裂けを見てしまった事で更に警戒しなければならなくなってしまっている。


10分程歩いていた時だった…


「菜摘…」


俺は菜摘を呼びながら指を指す


「はい…」


菜摘は指の先にある物を見て直ぐに理解をしたらしい、短い返事をした。

俺達の視線の先には…パトカーがあった…


玉突き事故と言うのだろうか…パトカーは酷い有り様だ…運転手も助手席の方も死んでいるみたいだ…幸いゾンビにはなっていない。


(ゾンビに噛まれなければゾンビにならないのか?死んでから噛まれたらゾンビになるのか?)


少し疑問を感じたが俺はすぐに意識をパトカーに向けた。


「菜摘…あのパトカーの中身使えるものがあるかも知れない…」


(銃があればなお良いな…)


「わかりました…銃とか、あればいいですね。」


…考える事は一緒だった。

俺達はパトカーを物色した。


結果出て来たのは…リボルバー、警棒、手錠、無線、他にも装備腰にぶら下げるためのベルトが運転手と助手席の2人分あった。

防刃ベストも脱がせて2着あった。


俺は防刃ベストとベルトを装備し、リボルバーを弄ってみた、スライドを押すと弾倉が出て来た。

リボルバーの弾は装填してあった。


(5発か…2丁合わせて10発…)


リボルバーはベルトと紐で繋がっている、少し鬱陶しかった。

菜摘にも防刃ベストとベルトを装備させたが、防刃ベストが少し緩そうだった。

その内警察署にでも行ってサイズの合う防刃ベストがあれば頂こう…俺は菜摘を見ながら思った。

無線機は使い方がわからないので後回しだ…


「黒鉄さん…私が拳銃なんて持ってて良いんですか?」


菜摘が不安そうに聞いてくる。


「とりあえず持っとけ、人間にあった時牽制位にはなるだろ…人間にも俺達に友好的な奴らばっかりじゃないだろうしな。」


「…わかりました」


菜摘は少し顔をしかめながら返事をした。


(なんか変な事言ったかな?)


少し菜摘の態度が気になるが、今は先を急ぎたい…銃を手に入れたが素人が撃って当たるとは思え無い。

警棒もリーチが短いし、ゾンビ相手では荷が重いと思う。

気休めにはなるが、所詮は対人用の装備だ。


俺達はパトカーに背を向け、ホームセンターに再び向けて歩き出した。

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