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02 事件発生

小説って難しい・・・

2F教室


大学に着き講義を受けている時にそれは起こった。


『キャアアアア!』


パリン!パリーーン!


教室まで聞こえるほどの大きな悲鳴と共にガラスの割れる音などが聞こえてきた、音が聞こえてから数秒後教室内に居る生徒が一気にざわざわ騒ぎ始めた。


「静かに!講義中だ!」


教授は講義を続け様としたが、未だ騒音が聞こえるので俺を含め他の誰も教授の話なんか聞いてはいない、

周りでは、

「なんだろ?」とか「ケンカか?」と話している、その時スピーカーが鳴った


『全職員、全学生にお知らせします。現在キャンパス内で暴力事件が発生しています、繰り返します、現在キャンパス内で暴力事件が発生しています、全学生はッ⁉︎』


ーーーブツン!ーーー



急に放送が途切れたが次の瞬間また放送が聞こえ始めた。


『ぎゃ・・あ・・・やめ・・・あが!・・・い・・だ・・ぃ』


『グシャ!』『ドゴ!』『ブチッ!』『ガタッ!』


『キィーーーン』


途切れ途切れだが再開された放送は先程放送していたと思われる男の悲鳴と何をされているのか考えたくもない様な音だった。


放送が聞こえなくなり教室内にいる人間は教授から学生に至るまで誰も声を上げなくなった。


ガシャンッ‼︎


また外の窓が割れたのだろう、その音が切っ掛けとなり、俺以外の全員が動いた。


「わあああぁぁぁぁ!」

「キャアアアア!」

「ヤバイぞ!にげろ!」

「邪魔だ!どけよ!」

「俺が先だ!」


混乱、それが一番ぴったりな光景だった、全員がいの一番に逃げ様とするので教室の入り口はいっぱいになっていた。


この教室は2階なので窓から飛び降りることは出来ない、なので全員が入り口に殺到した。


(落ち着け…落ち着け…こんな時だからこそ冷静にならなきゃいけないんだ!)


正直取り乱しそうだ・・・俺も周りと同じように逃げ出したい、そう思いながらも状況の確認をするために窓から外を見まわした。


異常はすぐに見つかった、血だらけの奴らが何十人もいる、そいつらがキャンパス内で逃げ出した学生を追いかけ襲っている。


1人が掴みかかり、動きを止める、そして他の奴らがその学生に食らいついた!

食い付かれた学生は泣きながら苦悶の表情を浮かべていた。


その光景は餌に群がるハトを連想させた。


「うぐっ!」


俺は口に手を当てしゃがみ込む…

吐きそうだ、人が人に噛みつかれ鮮血が飛び散り、肉を喰らわれているのだ、吐きそうになるのは当たり前だと思う。


「うぅ!うぐぅ!」


(吐くな!我慢しろ!吐いたって得はない!むしろあいつらがこの教室に入ってきた時吐いていたら隙だらけだ!)


吐き気を無理矢理押さえ込み俺は考えた。


(こんな状況だ身を守るために武器が欲しい出来れば長い棒がほしい)


俺はいつの間にか1人になった教室を物色し始めた。


「武器になりそうなのは箒だけか・・・」


俺は箒を柄の部分だけにして教室を出た。


2F廊下


廊下に出て廊下の変わり様に驚いた窓ガラスは割れ辺りにガラス片が散らばっている、しかも誰かが転んだのかそれともぶつかったのかわからないが壁や床に血の跡がある。


(まぁあれだけの人間が一斉に逃げ出したらこうなるのか、)


自分は一緒に逃げなくて良かったと少しホッとした…


(先ずは家に帰るか?家なら安全なはず・・・だが今外に出るとあいつらに見つかる、とりあえず立ち入り禁止の屋上で周りを確認してあいつらが居なくなってから行動しよう)


そう思い俺は屋上へ出来るだけ外のあいつらに見つからない様に慎重に向かった。


幸い屋上に上がる途中は誰にも会わなかった。



屋上


屋上に上がり最初に見たのは街の風景が一変して居る事だった、至る所から黒煙が上がり道を見るとキャンパス内にいた奴らと一緒のことをして居る奴らがいた


「マジかよ・・・」


右を見ても左を見ても前を見ても後ろを見てもどこもかしこも同じだった。


「何がどうなってるんだ!今朝TVを見た時は普段どうりだったのに…ハッ!そうだ、インターネット!」


俺はスマホの存在に気付きでインターネットに接続した、回線が重くなかなかつながらない。


「早くしろ!」


1分ほど待ち漸く繋がった。


「良し!どうなっているんだ!」


俺は画面を見る、しかし、そこに書かれていた情報は目を疑う様な物だらけだった。


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