詳細版
主人公 ベルリナ・ラコット / 女 / 18歳
通称 ベル
容姿 茶色の髪に茶色の瞳、「普通に可愛い」の部類。
今生の世界とは異なる星での、前世とかいう記憶あり(前世の名前は鈴子さん)。
孤児だったが孤児院で仲良くなった幼なじみと自主卒業。
その後、とある貴族の助けを借りてまったり都会ぐらしを堪能。
15歳の時、街を訪れた勇者クライス・レイ・グレイシスに一目惚れ。
それからは彼の嫁になるために物陰から熱い視線を送る日々。
「絶対回避」の特殊スキルで危険な場所もなんのその。
追いかけ始め三年目にしてやっと接近できた喜びに思い余ってキスとかしてしまう。
が、勇者は押せ押せ系女子が苦手らしいことを悟り、ノリ過ぎた自分を反省。
それ以降は様子を見つつ、なんとか近づこうと努力している。
勇者 クライス・レイ・グレイシス / 男 / 27歳
ベル称 勇者様
容姿 黒髪に灰色の瞳、「イケメン」の部類。
東の勇者と呼ばれている、現役の勇者の一人。基本無口で無表情。
21歳の時、職業が勇者に変化する。それからは修行と流浪の日々らしい。
真面目で誠実。清廉潔白なお人柄だが、それゆえガードが硬い硬い…。
ベルの事は前々から気付いていたが、彼的親切心で居ないような扱いを。
しかし某森で助けられてから、少しずつ彼女の生態が気になり始めているよう。
ファザコンの疑い有り。「怪力」スキル持ち。
【勇者様のパーティ】
槍士 ライス・クローズ・グラッツィア / 男 / --歳
容姿 青銀の髪に紫色の瞳、美中年。
王国グランスルスの貴族さま。面倒見が良く紳士です。勇者とは元同僚。
王国には奥さんと娘あり。
落ち着いていて頼りがいがあり、年の離れた兄のよう。
アーリアナ大空洞でうっかり神器を拾ってしまう。
神器持ちの少ないこの時代、何かと厄介だったりするので
オレ神器拾ったぜー!な主張はなるべくしない予定。
魔法使い レプス・クローリク / 男 / --歳
容姿 薄い金髪(白髪?)に水色の瞳、いかにも「人の好いおじいさん」。
白ウサギの獣人さん。お耳がヒコヒコ動きます。クローリクが個人名。
今はとても優しそうな雰囲気ですが、昔は荒れていたそうです。
本気になったり怒ったりすると瞳の色が赤くなるらしく…。
過去、冒険者ギルドの上位者として名を馳せたほどの腕前をお持ちです。
大家族、しかも孫までいるらしい。
弓士 シュシュ・ベリル / 女 / 16歳
容姿 金髪碧眼、「紛う事なき美少女」の部類。
パーティの紅一点。その昔、勇者に幼女趣味の疑いをかけたほど。
発言がクールだし勇者ばりの無表情を貫くが、中身は年相応の少女のよう。
豊緑の射手(ビリジアン)という霊弓を所持している。
魅了無効のギフトを所持し、しかも緑のエルフ王の末裔らしい。
ラピサという中都市で「青い人」に惚れたそう。
聖職者 シルウェストリス・ソロル / 男 / --歳
容姿 緑髪に緑の瞳、「黙っていれば可愛い」感じ。
エルフの少年。故郷のソロルの森にて勇者パーティにイン。
よく手元で短剣を転がしていたために、ベルに盗賊職だと思われていた。
実姉のフロレスタさんがこの世で一番怖いそう。
悪霊系にのみ敏感。あとはいろいろと鈍感っぽい雰囲気です。
聖職者としては神国の枢機卿ほどの実力をお持ちだとか(自称)。
彼の魔法が横文字なのは、ものすごく発音が良いという設定ゆえだったりします。
そしてどうやら、果ての島のお姉さんに惚れられてしまったみたい。
勇者 フィール・ヴェナ・アルキネス / 男 / 15歳
ベル称 フィールくん
容姿 白群の髪色に魔眼と聖眼のオッドアイ、「美少年」の部類。
「女難の相」という嫌な感じの特殊スキルを持っている。
勇者としては若い方。現役というよりは修行中。
修行のため師匠と暮らす北の森からエディアナ王国へ出張ってきていたが、
東の勇者が来ているという噂を耳にして、一時的にパーティに入れてもらう事に。
遺跡系ダンジョンでトラップ発動の後に思わぬ邂逅イベントが発生。
自分の伴侶だと名乗る魔公爵エル・フィオーネと旅路を共にすることになる。
その後、ラピサという中都市でベルに再会すると共に、再び邂逅イベントが発生。
テンプレな流れで熾天位の翼種クリュースタがパーティに加わる事となる。
さらにその後、パルシュフェルダでベルと再会。
悪い予感は当たるもの…で、癖のある性格の人魚姫ネルハンヴェーラと邂逅する。
そして彼の特殊スキル「女難の相」はついにMaxを刻んでしまう。
相性の悪い女性達から人類を守るため、大型の防御魔法の習得に励む。
レアアイテムを求める旅の道すがら、ポーダの町でまたしてもベルと邂逅。
Maxを刻んだ「女難の相」は、意表を突いて「男」を誘惑。
竜王アズラークがパーティに加わる事となる。
男まで引き寄せた「女難の相」は、神ですら表記に頭を抱えたためか
「難…相?」という、謎表記に変化。
やばい、本気で頑張らないと、俺、こいつに襲われる…。
そういう訳で、彼は必死に体力強化に励むのである。
【フィール君のパーティ】
魔公爵 エル・フィオーネ / 女 / --歳
容姿 白髪に紫の瞳、妖艶な熟女様。
五人居るという魔種の五公爵に名を連ねる魔人さん。
攻撃魔法に秀でており、その威力は魔王の次とも語られる。
フィールの前世、アーサーにより求婚され、快諾したらしい。
立場はあるが「我が君」よりも愛した男(フィール)の味方をする腹づもり。
魔王様が意外と近くに居た事に驚いた。
熾天 クリュースタ / 女 / --歳
容姿 アクアブルーな髪に水色の瞳、普段は可愛い幼女様。
背中に飛行可能な羽根を持つ、翼種と呼ばれる有翼人。
いつもは二枚の羽根を背中から生やしているが、実は階級の頂点に居たりする。
「覚醒」スキルで六枚羽根の妙齢の女性になれる。
フィールの前世、シグルズにより求婚され、再会を待ちわびていたらしい。
人魚姫 ネルハンヴェーラ / 女 / --歳
容姿 パールグリーンな髪色に黄色の瞳、ふわふわ系の美人さん。
海洋種の王ともいえる人魚のお姫様。
母親が人魚、父親が人間、という半魚(ハーフ)な生まれ。
それ故、昔は辛い思いをたくさんしてきたようである。
フィールの前世、フィンと次の生で結ばれる約束をして、ついに邂逅。
海を捨て、陸で生きる決意をする。
海魚と空魚のハーフである、空飛ぶ海魚がお友達。
竜 王 アズラーク・???・???・アジュールレイト / 男 / --歳
容姿 鮮やかな群青色の髪に金色の瞳、えらい美貌の男性。
ドラコルムという山脈にある竜の城の主。竜王陛下。
髪形が特徴的であり、前髪の右側面の部位だけが長く伸ばされて
その毛先がゆるい螺旋を象っているという、ファンタジーの住民。
どちらかというと物理系。体力はもしかしたら六桁かもしれない。
チラ見でフィール少年の色味を結構気に入ったっぽいが、
その実力(まぁ、勇者ですしね)にも惚れ、何となく目が離せなく…。
そして戦闘終了後に改めて対峙したなら、うむ、気に入った、問題無い、と。
そんな脳内処理をしちゃった、もしかしたらのド天然男子。
竜の山から出て来た理由が“嫁探し”だったかもしれないので
彼の旅の流れ的には問題無かった。フィールくんは泣いていたっぽい。
魔獣 パシーヴァ(もしくはパルテウス) / 男 / --歳
ベル称 パーシー
容姿 黒い犬のような猫のような獣、もしくは黒髪の男。
ベルがエディアナ遺跡にてエル・フィオーネから譲り受けた魔獣さま。
普段は中型犬(猫混じり)のサイズで、道草しながらベルの後を付いてくる。
フィールドでも街の中でも高確率で居なくなる。
自由犬。だが、本人はヌコのつもりらしい。闘争意欲は殆ど無し。
強さでいうと魔種のヒエラルキーのどのあたりに位置するのか不明。
魔王の飼い犬の立ち位置から、エル・フィオーネの手下の位置に変化して…
今は人間の娘(ベル)の連れという立場だが、特に不満はないらしい。
生まれが魔王と同じ時代、なんていうダークホース感漂う魔獣さま。
人化できます。
冒険者 ドルミール・レックス / 男 / --歳
ベル称 レックスさん
容姿 牛乳紅茶色の髪に焦げ茶の瞳、後光を纏う勢いの「イケメン」さん。
着火男というアイテムを貸してから、何となく再会を重ねる冒険者。
確かな実力者であることを意味する冒険者ギルドの「位持ち」だとか。
しかも魔法発動の適正を持たず、物理攻撃だけで登り詰めたという。
なんて言いつつ、実はそういう縛りプレイで楽しくやってた居ない筈の魔王様。
ベルとの出会いは魔獣パシーヴァの気配がしたので確かめに来たという裏話付き。
ベルの人柄に興味が湧いて、偶然を装いながら時間を置いて会いに行く。
「魔王」の文字を消した歴史の筈なのに、それを知っていた彼女に興味津々です。
ベルに悟らせず、暗殺イベントを片付けてしまう程度に「情」があるそう。
最終的に勇者からベルをかっさらってしまった行動派男子。
ベル、クライス双方と、何かしらの因縁があるっぽい。
商人 イシュルカ・オーズ / 男 / 19歳
ベル称 イシュ
容姿 薄鼠の髪に藤の瞳、吹けば飛んでしまいそうな儚さを滲ませる優男。
ベルの幼なじみで眼鏡男子。特別な特殊スキルを隠し持っていたりする。
儚そうな見た目とは裏腹に、中身はとんだ策略家。強かな男子である。
ベルが拾ったアイテムの効果を「鑑定・鑑識」スキルを用いて教えてくれる。
また、旅に必要な消耗品をベルの好みに合わせてわざわざ揃えてくれたりする。
遠くの地で仕事をしながら彼女の恋を応援してくれる、最強の後方支援者。
異世界でのベルの娘、美鈴ちゃんを、結構、気に入ってしまったらしい。
冒険者 ヨナヨナ・クルゥ・リングイネ / 女 / 24歳
ベル称 ヨナちゃん→ヨナさん
容姿 青紫の髪に藍色の瞳、小柄で全体的に可愛い子。
身長低め、大きなお胸、〜ですぅなお嬢さん。
幸運値が低めで、近くに居ると命に関わる不幸に見舞われる。
というのも特殊スキル「厄災の目」を所持しているせい。
ベルが別れ際「報いの腕輪」をプレゼント。
今度会ったら一緒に遊ぶという約束を取り付けている。
どうやらベルとお友達になってくれる雰囲気。
いつの間にか西の勇者の嫁になっていた。
冒険者 ラグーダ・ネブラ / 男 / 28歳
容姿 紫色の髪に青い瞳、けぶるような美貌を持つ。
紫エルフの残念な人。やっと出た長髪男子さん。
生真面目で面倒見がいいけれど、ボケ体質でほんの少し思い込みが激しい性格。
そして周りをよく見ていない…やっぱりちょっと残念な人。
でも、どこか憎めない。
冒険者 セレイド・ウェントス / 男 / 26歳
容姿 青色の髪に紫の瞳、女性的な爽やか男子。
ラグーダの実弟。青色の短髪さん。しかし髪の一部が肩口まで長い。
蒼空の射手(セレスト)という名を持つ霊弓の持ち手。
里では優秀な人物と誉れ高いが、実は結構なブラコンでお兄ちゃん大好き!
ほんと困った人ですね…と言いつつも、率先して兄の尻拭いに走る。
別の意味の変態さん、かもしれない。
勇者パーティの紅一点、シュシュの心を図らずも射止めてしまったらしい。
執事 オステオ / 男? / --歳
容姿 上から下まで骸骨さん。
イグニスに仕える骸骨執事。ベルを迎えに来た人。
オシャレさんで身なりには気を使う。
侍女 オステア / 女? / --歳
容姿 目玉→取れかけ、デコルテ付近に微妙に血管が残っている骸骨さん。
イグニスに仕える骸骨淑女。ベルとレックスを着替えさせた人。
オステオの娘。
死霊 イグニス・ファトゥス / 男? / --歳
容姿 雫を上下逆さまにして、しっぽをわずかに上向き修正した感じ。
ホワイト・ゴースト。愚者火の名を持つ。
いつぞや、勇者パーティとベルが足を踏み入れたゴースト・ハウスの持ち主。
どうやらファントム・タウンの有力者らしく、偉い雰囲気が漂っている。
謎解きをしてくれたベルのことを気に入っている。
根城でも謎解きをしてくれたなら契約しようと思っていたらしい。
で、そうなった。
なんと、ファントム・ロードがパパさまらしい。
魔公爵 イル・クオーレ / 男 / --歳
容姿 白髪が混じった赤茶色の髪に、アイスブルーの瞳、初老一歩手前なおじさま。
五人居るという魔種の五公爵に名を連ねる魔人さん。不死者王。
状態異常魔法に秀でており、物理攻撃力もなかなかのもの。
久しぶりに発生した魔人が自分と同じ不死者(ヴァンパイア)だったので、
ものすごく阿呆な子なれど、誰よりも可愛がり育てている。
余りにも馬鹿の子の行動が可愛く見えてしまうので、
自分は真性の変態なんじゃなかろうか…と頭を抱え始めている。
勇者 キトラ・ヴェータ / 男 / 23歳
ベル称 キトラさん
容姿 オレンジの髪に黄色い瞳、少し肌の色が濃い爽やか男子。
特殊スキル「超幸運」を所持している獣人勇者。
とても薄いが狩猟豹(チーター)の血を引いている。故に瞬発的な速さに特化。
奥さんを8人ほどもっており、うち一人があのヨナさん。
ちょっとベルを気に入ったけど、勝ち目無しだし揶揄う程度でやめました。
さわりは軽い性格ですが、なかなかに懐の大きそうな青年です。
魔法使い レプス・ウル・ラギ / 男 / 10歳
ベル称 ウルラギくん
容姿 黒髪に青色の瞳、とても愛らしい少年。
レプスさんの孫で、黒うさぎの獣人さん。
魔法ルナ・ダークを上手く発動できなくて、父のヒースヒェンに教えを乞うたら
「親父(じいさん)に聞いて来い」と路銀を渡されポイッと家を出されてしまう。
仕方なくおじいちゃんの姿を求めて旅に出て、二ヶ月かかってやっと出会えた苦労人。
隔世遺伝でレプスさんの才能を色濃く受け継いでおり、将来が楽しみな少年です。
黒うさぎは月の女神に愛されており、生まれながらに「月の祝福」を持っているとか。
純情で優しい心の持ち主。
英霊の館の一件で、アーシュリーちゃんに惚れ込みました。
で、魔法使いを辞めることにしたらしいっす。
10年後、ちゃっかりグランスルスの傭兵になり、アーシュリーちゃんを待たせていたりします。
槍士 アーシュリー・フェネス・グラッツィア / 女 / 12歳
ベル称 アーシュリーちゃん
容姿 チェリーブロンド?な髪色にピンク色の瞳、快活なお嬢さん。
ライスさんの娘さん。お父さんに会いたくて遠路はるばるやってきた。
(↑本編には描写がないですが、ラギ君とは違いお付きの人を連れてきました)
以前ベルを見た時も一目見て気に入らないと思ったが、
二年経ってもまだそこに姿があって、これは勇者を守らなければと思ったよう。
まぁ、なんだかんだ言いつつもベルが良識を失っていないことを知り一安心。
しかしダンジョンでの異様さに「変な女」認識は深まるばかり。
クライス様は大丈夫かしら…?と心配が絶えません。
魔女 ??? / 女 / --歳
通称 砂漠の魔女(ワスティタース)
容姿 新緑の瞳に輝くような金の髪、陽気でチャーミングな美人さん。
日暮れ前、目の前を通る茶色の娘に声をかけると良い事が。
そんな自身の占い結果に、実際に現れた茶色の娘(ベル)を引っ掛けた。
今日は易占の気分だわ♪と筮竹をジャラジャラしてたら
ふとした拍子に力加減を間違って、術具をうっかり破壊してしまう。
あぁ…勿体ない…とガッカリしてると、茶色の娘がおもむろに
鋼龍(はがねりゅう)の棘で作られた、レア物の筮竹を差し出してきて…
これは思いっきりお礼をしなきゃ!!と占い途中で一時帰宅。
ベルが欲しがっているものを占いで調べて即刻作成し、
忘れちゃいけないお土産に、想い人らしい黒髪勇者を付けて寄越してくれました。
レプスさんのお世話とかもずーっと昔にしたらしく、
やんちゃしていた若い頃の彼の姿をよく知ってるらしい女性です。
王女 エデルリーナ・フィア・イン・ネブラ / 女 / --歳
ベル称 エデルさん
容姿 濃い紫の瞳に淡く輝く薄紫の髪、けぶる美貌の若い女性。
エルフ女性。果ての島のネブラの城に住んでいる姉妹の姉の方。
妹が呆れる程の、たいそうな働き者で、生活は庶民的だが実は紫の系譜の王女様。
遠目に何か人が見えるよ、と気怠げな妹に言われて気付き
剣なんて久しぶりに持ち出すわ…と不安だったが
悪い人達じゃなかったので、取りあえず一安心。
そして、あら?そこにあるのは私達と同じ耳…?と。少年に気付いたら。
綺麗な緑…目元もとても…鋭くて素敵だわ…。
まさか年下とは思わなかったが、そうして彼女は少年に恋心を抱いたのである。
王女 エイダルーナ・ノア・ルブ・ネブラ / 女 / --歳
ベル称 エイダちゃん
容姿 すみれ色の髪にすみれ色の瞳、愛くるしい幼女である。
第六話の閑話の幼女。
エルフ女子。果ての島のネブラの城に住んでいる姉妹の妹の方。
働き者の姉とは対照的な怠け者で、常に眠そうな目をしている。
姉同様に紫(ネブラ)の系譜の王女様。
彼女の瞳が虚ろになる時、発言が実行(実現)される。
実は釣り好き。
調合師 フォスフォ・フィンクス / 男 / --歳
ベル称 フォスフォさん
容姿 水色の髪に灰色の瞳、相当に童顔で、たまにモノクル姿。
薬屋の店主さん。低身長。成人してるけど美少年。
ベルの採取した薬草類を殆ど買ってくれる人。
魔薬を作れる凄腕の調合師。
研究が大好きで、暇があれば実験している。
ある意味、趣味に生きる人。女性の影もまるで無い。
調合師 フロレスタ・ソロル / 女 / --歳
ベル称 姐さん
容姿 新緑の髪色に深色の緑の瞳、優しそうなお姉さん。
勇者パーティの聖職者、ソロルくんのお姉さん。
普段はソロルの森に住んでいる。
ベルの前の世界における色モノのナースな服を着た、一見、慈愛の天使さま。
その実、実の弟を実験体にできてしまった、マッドなお人だが…。
弟を思う気持ちは本物で、きっと、その努力が実を結び、
少年は丈夫な体を手に入れたのではないか…?と思われる。
やはり、家族愛に溢れたお姉さん……かな、と思う時もある。
領主 リューイ・クレール・ルドビカ / 男 / 14歳
ベル称 リューイくん
容姿 鈍い金の髪色に薄い茶色の瞳、やる気の無さそうな少年。
帝国領・リグリッドの新しい領主様。
実は悪政をした領主さまの庶子であり、父親の事は何も知らない。
母親は館の下働きで、戯れに手を付けられた経緯があり、家庭環境は複雑。
いろいろと諦めて生活していたが、皇帝に目を付けられて環境が激変する。
元々視野も広く、聡い子なので、自分の将来を悲観していたが
ここで死ぬんだな…と思ったその時、会って間もないベルに助けられ…。
足掻かなかった自分を恥じると共に、
年上女性への憧憬を開花させたりさせなかったり。
取りあえず、良き領主さまになりそうな雰囲気である。
ベルが勇者と結婚したと噂が届いた時、静かに泣いたのはここだけの話である。
王 女 ルナマリア・???・???・ラーグネシア / 女 / 22歳
ベル称 王女さま
容姿 桃色の瞳に薄桃色の髪、文句なしの美貌の王女。
ラーグネシア王国の王女さま。女王陛下の妹君。
愛の女神の加護を生まれながらに持っている。
ある時、公務の合間に馬車の窓から外を覗けば
見るからに強く気高い美丈夫が目に止まる。
あちらの方は、どなたかしら…?と調べてみれば“東の勇者”。
見た目はもちろん社会的地位も、夫にするには問題ないし
そもそもここまで心揺さぶられる一目惚れも無かったのである。
それからは、のめり込むように東の勇者の支援にまわる。
クライス的には「何故いつも領主が迎えにくるのだろう…?」だが
ひとえに彼女のまめな社交と努力の成果なのだった。
自分では“まともだ”と思っていた性格と精神状態
しかし、いつからかズレていた。
唯一の身内の女王陛下も、薄々それに気付きながらも忙しさに気を取られ…
そして起こった大惨事。
女神に加護を剥奪されて、さらにこれから驚愕の事実を知る事になるのだが。
女神に愛されない存在はない、とのイシュルカ氏のセリフがあるように
曇った眼を拭ってみれば、不変の幸福に気付ける筈である。
という、テンプレなダークサイドお姫さまなのでした。
大隊長 アークザイン・???・ルーセイル / 男 / 32歳
ベル称 アーク兄さま
容姿 銅の髪色に茜がかった茶色の瞳、覇気が滲み出ている青年。
コーラステニア王国のお貴族さま。侯爵家の長子。
ある日、育てる事にした、と両親が田舎町から子供を二人持ってきた。
詳しく聞けば、危うい所を助けられた…という事で。
この“子供”にか…?と訝しんで二人の様子を探っていれば
なるほど、利発で中々に大志を抱く少年と
子供とは思えないほど聡明で、謙虚な心をもった少女であって。
二人が成長していく姿を見守っているつもりでいたら
母親の「娘にする」発言に、つい「待ってくれ」と口を挟んでしまったお人。
幼いベルと大人の会話が成り立ってしまったために
どうやら年頃のご令嬢との会話が物足りなくなってしまっていたらしい…。
遅過ぎた情緒の開花は、なんと驚きのロリの花…?
だがしかし、お貴族さまはこういうのもアリだろう。
近衛騎士 ルートウィネア・???・ルーセイル / 男 / 29歳
ベル称 ルート兄さま
容姿 銅の髪色に茜がかった茶色の瞳、華やかさと怜悧さが同居する青年。
コーラステニア王国のお貴族さま。侯爵家の次男。
ある日、育てる事にした、と両親が田舎町から子供を二人持ってきた。
詳しく聞けば、彼等のおかげで難を逃れた…という事だったが。
齢五、六の子供…と言っても、あるいはどこかの刺客の線が…。
訝しんで二人の様子をそれとなく探っていれば
少女の方はしっかりとした立ち振る舞いをする中に、あどけなさを見せ始め。
少年の方は気を許さないこちらの気配を感じてか
ある時そっと、侯爵様に助けてもらえ、と夢の中で誰かの啓示を受けたのだ、と。
自分は将来、大商人になる意思があり、受けた恩義は必ず返します…と。
意思の伝わる真っすぐな目で語るので。
信じてみるか、と“身内”になったら、少年の余りの出来の良さとか
少女の眩しい成長(笑)に、ちょっと目が眩んだ的な。
兄貴がいつまでもぼやっとしてたら自分が貰ってしまおうか…とか。
心の端で思わないでもない青年。
諜報兵 ユリシスリーネ・???・ルーセイル / 男 / 24歳
ベル称 ユリシス兄さま
容姿 銅の髪色に金色がかった茶色の瞳、愛らしさに狡猾さが滲む青年。
コーラステニア王国のお貴族さま。侯爵家の三男。
ある日、育てる事にした、と両親が田舎町から子供を二人持ってきた。
聞けば、少女の機転と少年の働きにより、惨事を免れたという話だったが。
警戒は二人の兄に任せる事にして、自分は弄って遊ぼう♪と。
少し意地の悪い悪戯を仕掛けても、少女の方は余裕で去なし
少年に至っては、中々高度な仕返しを考えて来る始末。
あ、この子供、知能高いわ。でも恩義には厚そうだなぁ…と。
面白そうだから味方してあげようかな、と
思いながらも相変わらずちょっかいを出してたら。
あ、やばい、本気になるかも…やばい、やばい。な。
イシュルカに一杯食わされて、逃げられた時は腹が立ったが
帰って来たら今度は絶対、逃がしはしないよ、と。
その場合、三人で共有するしかないかなぁ…と
空恐ろしいことを考えていそうなお人。
侯 爵 ???・???・ルーセイル / 男 / 54歳
ベル称 ご当主さま
容姿 白髪が混ざった金髪に緑色の瞳、見るからに優しそうなおじさま。
コーラステニア王国のお貴族さま。ベルとイシュルカを拾った人。
田舎町に視察に出たとき、ちょっと気になった路地に入るため
ここぞ!な場所で護衛を撒いてみたりした。
ほんの出来心だったんだ…と、後に妻へと言い訳したが
柄の悪い集団に囲まれて、ちょっと本気でヤバかったり…と。
通りがかった二人の子供になんだかんだ助けられ
その後も帰路でいろいろあって、腹が決まった、引き取ろう!
だけどごめんね、うちの子、何故か三人ともクセが強くて…。
あ、ユリシスを手懐けたのね。お、アークも取り込んだ?
すごい!ルートも懐柔したの!?君たち、実は天才じゃない??
グレースもとっても機嫌が良いし、イシュくんの商才も素晴らしい。
そろそろベルちゃん、うちの子とかに本気でなってみる?
……って。あー…なるほど、そういう事なの。
じゃあ諦めてあげるけど…血で血を洗う争いとかはやめてよね?
って。逃げられてんじゃん!ダメダメじゃん!!
そして今に至る…みたいな、なかなかフランクな内心のお人。
侯爵夫人 グレース・???・ルーセイル / 女 / 53歳
ベル称 奥方さま
容姿 銅の髪色に茜色の瞳、ザ・侯爵夫人様!な雰囲気を持つ女性。
コーラステニア王国のお貴族さま。ベルとイシュルカを拾った人。
夫の視察に付いて田舎町に行ったとき、護衛から離れた人を
どうやら年端もいかない子供が救ってくれたようだった。
子供とはいえ、何かお礼をしなければ…と。
しばらく彼等を連れて歩けば、なかなか賢く愛らしい。
そういえば、息子達もこういう愛想がなくなって久しいわ…。
あなた、この子供達、うちで引き取ってもいいかしら…?
そして世話をするうちに、うちの子可愛いぃ!が爆発し。
そうなの。娘が欲しかったのよ。しかも謙虚で賢いし…!
あなた、一筆書いちゃって!ベルちゃんさっさと娘にするわ!!
えっ。あらあら。貴方達…もしかしてほの字なの??
大丈夫なの??ヘタレてるじゃない。そこはもっと積極的に…!
あぁもう!だから逃げられるのよ!詰めが甘いったらないじゃない!
そして今に至る…みたいな、見た目と中身のギャップがイイ人。
女 王 ソルティリア・???・???・ラーグネシア / 女 / --歳
ベル称 女王さま
容姿 砂色の髪にヘーゼルの瞳、華やかさは足りないが威厳が漂うお人。
ラーグネシアの女王陛下。ルナマリア姫のお姉さん。
端から見ればそうではないが、なんだかんだと妹を放置してきたと悩む人。
あの子が道を違えてしまったのは、自分の責任でもある…と。
落ち込む妹に向けられる方々からの口撃を、危うくもその身で守る。
他方、ドルミール・レックスは魔法を使える、と。
生者では唯一秘密に気付いた人物である。
勇者 間宮・美鈴(まみや・みすず) / 女 / 36歳
容姿 黒髪に茶色目、やや童顔だが平凡な容姿の女性。
とある世界の住人。元・会社員。
デイデュードリア国の教皇さまの思いつきにより
こちらの世界に勇者として召喚される。
異性とのお付き合いに疎かったため、男子に弱いようである。
うっかり腹黒商人さまにロックオンされた雰囲気である。
【美鈴ちゃんのパーティ】
大司教 エルレイム / 男 / --歳
容姿 濃藍(こいあい)の髪に濃紺の瞳、落ち着いた印象の麗しい男性。
神の国、デイデュードリアの大司教。
割と寡黙で冷静沈着。冷めているだけとも取れなくはない。
上手くいく筈がないと思っていた異界からの勇者召喚だったが
見た事のない衣装を纏った女性が陣に現れた。
余りの事に誰も動けずにいるのだと悟ったら、とりあえず。
怯えている風の女性に膝を付いて手を伸べて、自己紹介などをしてみたり。
内心では、面倒な事になったものだ…と。こっそり溜め息を吐いていた。
そんな流れで勇者マミヤの付き人に大抜擢。
他に選ばれたメンバーを知り、いわゆる左遷かと溜め息を吐いていた。
ポーダの町にて流されるまま大規模戦闘に参加して、さり気なく名をあげる。
クリュースタの“覚醒”をみて、この方が不在の席の四人目の熾天様か!と
驚き、知ったようである。
戦官 リュミエル・??? / 男 / --歳
容姿 金髪に蒼目のキラキラしい容姿の男性、見た目、天使。
背中に一対の白い翼をもつ翼種さま。
双子の弟、ネイシェルと恋仲らしい。
戦官 ネイシェル・??? / 男 / --歳
容姿 黒髪に蒼目の妖艶な容姿の男性、見た目、天使。
背中に一対の白い翼をもつ翼種さま。
双子の兄、リュミエルと恋仲らしい。
戦官 ルーディース・??? / 男 / --歳
容姿 茶色の髪に緑色の瞳、寡黙系男子さま。
純粋人族。無口・無表情系である。
ストイックだが、そこが割と同僚に受けている。
文官 ???・ヒューロス / 男 / --歳
容姿 きつね色の髪に茶色の瞳、狐の獣人さま。
ルーディースの事が昔から大好きで
マミヤ・パーティに志願しちゃったお調子者である。
勇者 ジル・ルーク・グレイシス / 男 / --歳
ベル称 ジルさん
容姿 白いものが混じる金髪に茶色の瞳、妻一筋なおじさまである。
勇者様(クライス)の養父であり、自身も勇者。
剣聖・スバルの一番弟子で、戦闘中に剣を回しながら戦う様から
旋剣の勇者、の二つ名で呼ばれている。
グランスルス王国の貴族の娘と結婚。英雄と語られる。
その人柄と剣士としての技量の高さから、今も多くの剣士に憧れを持たれている。
六年前、時の揺り籠というダンジョンで消息を経つ。
どうやら瀕死の状態だったが、その間、神域でまったりとしていたらしい。
時波に飲み込まれたベルに出会い、神域より帰還する。
が、息子の気配を知って何処かへ…。
女侯爵 ソフィア・リーナ・グレイシス / 女 / --歳
ベル称 ソフィアさん
容姿 ウォーターブルーの髪色にサファイアの瞳、清楚美人なご婦人である。
クライスの養母であり、グランスルス王国の女侯爵。
若い頃から何かと縁のあった、ジル・ルークに求婚されて、
勢いに流されるように結婚するも、思いの外、彼のことを愛していたよう。
昔馴染みの大貴族、アーネストから様々な嫌がらせを受けてきた。
クライスが勇者として国を出奔したあと、難癖をつけられて邸宅を追い出されるも
もともと庶民派なソフィアを好いていた城下の民は、
あれこれとお世話を焼いて、町のはずれに家を見繕い、職を見繕いしてくれた。
そんな中でもアーネストからの嫌がらせの日々は続き、
ついに家宝を要求される。
だが、一転。息子の恋の噂を聞いて、これはいい機会かも…?と。
クライスを呼び戻すことにする。