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「私を憎む剣(でも私よりはまし)」

The Sword That Hates Me (But Is Better Than Me)

作者:神谷嶺心
予言に選ばれた戦士カエルは、戦うのが怖い。 相棒は、毒舌と自己肯定感だけで構成された喋る剣・ターロン。

世界を救う気はない。むしろ、世界の方がこっちを殺しに来てる。

理不尽な依頼、壊れたギルド制度、情緒不安定な作物たち。 冒険とは名ばかりの地獄を、今日も命からがら生き延びる。

予言によって無理やり組まされた、臆病な男と毒舌な剣。 互いに反発しながらも、共に歩むしかない。 だが、そんな二人の足取りは、いつしか世界の核心へと近づいていく。

過去に囚われた男と、未来を信じない剣。 彼らの旅路は、誰かの希望となるのか、それともただの悪あがきか。

それでも、誰かの命を救ってしまったり、 誰かの計画を台無しにしてしまったりするから、人生は面倒くさい。

ターロンは言う。「お前は使えないが、俺よりマシな武器は存在しない。」 カエルは思う。「それ、今言う必要あるか……?」 それでも、今日も二人は歩き続ける。仕方なく。

これは、英雄になれなかった男と、英雄を見限った剣の物語。 笑っていいのか泣いていいのか分からない、 皮肉と絶望と、ほんの少しの希望が混ざった異世界悲喜劇。

「勇者になれって? 冗談だろ。俺は朝起きるのもギリギリなんだ。」
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