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上編
外食の待ち時間に適当に書いた(笑)
俺の名前は『石川 巧』職業はこの道15年のベテラン自宅警備員だ。
昨夜も徹夜の勤務を終えてしっかり8時間熟睡してから昼飯を食いにファミレスへ来ている。
ここは俺の行きつけで結構たまに年に2回くらい来る常連だ。
寝起きの俺の渇きを砂糖を溶けきらないくらい入れたブラックコーヒーが癒してくれる。
「美味い…」
人によってはこれはブラックコーヒーではないと口にするが、どこから見ても真っ黒なこれをブラックと言わずに何と言うのかと聞きたい。
問い詰めたい…小一時間問い詰めたい…
「ふぅ…満足だ」
俺の前には大量の皿が並ぶ。
食べ放題とは素晴らしいものだ、割り箸も割り放題だしな。
俺はいつも通り食後の歯の全ての隙間に爪楊枝を挿して通気を良くする。
いつも通り6本を挿し終えて満足した俺はおしぼりを3つ使って手、顔、スマホの画面を綺麗に拭いてレジへ向かう。
しかし、伝票を出した俺に店員から予想外の事を告げられるのであった。




