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神樹の森:6

そんなこんなでお爺ちゃんによる琥珀特訓の見学や玉との行動範囲を広げてのお散歩兼強化。森がかなり広く山には登っちゃダメだってお爺ちゃんにも言われてるし他の多くの妖精さん達にも注意されてるので注意は素直に聞いてます。日々の努力の成果で匍匐前進からハイハイへ進化したしお座りも一人で出来るようになった!えっへん


たまに琥珀との共同訓練もあるけど琥珀の出番は玉に取られる事が多いので訓練にはなって無いです。


「ふにゃ?」


あれ?何かピクッて引っかかりが…。あっ!こっちへ何か近付いてきてるって金狼と黒猫だぁ~。やっぱりカッコイイなぁ~。あれ?何で判るんだ?そういえば玉と繋がってるから察知できたのかって何気に凄いんじゃないボク?


強化したら探索とかも出来るようになるよねって簡単に出来ちゃったよ。玉が有能過ぎて困る。ボクの無双じゃなくて玉の無双炸裂だね!


でも使いどころは注意しなくちゃだ。覗きも盗み聞きも遣りたい放題で人に迷惑をかけないように気を付けないと。プライバシーの侵害しまくりだ!玉は人ではないから判断が難しいと思うから何かする時はボクに相談してね。一緒に勉強しよう。


もうすぐだ。金狼さんと黒猫さんに会ったら触らせてもらえるかなぁ~?前回はそんな余裕も無かったしボクモフモフも大好物です。腐は生きる糧でモフモフはおやつ的な感じかな。

まだ自分でハイハイしか出来ないしスピードは遅い。なのに相手は巨大だからモフモフ突撃時の移動は任せた。空を飛べるって楽しくって大好きなんだよねエヘヘ。


おぉ~映像で見てた時みたいにキラキラ毛並みもハッキリ見える。ご飯のお陰だね。そういえば仙乳は色々強化できるって新生児に劇薬じゃない?お爺ちゃんも大丈夫っていってるから大丈夫だろうって適当だなぁ~


データーベースでは過去実績データなしだけど元気で強くなるだけならウエルカムだし考えても仕方ないしね。それにしても大きいね。


「はえぇ~」


5Mくらいはあるよね?お布団みたいに包まれそうで大きいのは大歓迎だ。モフモフOKかな?突撃しちゃえばこっちのものって玉も琥珀も過激だけどボクも賛成!でもまずは親しき仲にも礼儀ありで挨拶からだよね。まだ親しくもないし挨拶はコミュニケーションの基本です。


「きゃっはぁ~い」


笑顔全開でお出迎え。もちろんモフモフの為です。背中とかにも乗せてくれるかな?お腹のモフモフも肉球も尻尾も捨てがたい!!


「おっ!えらい元気なお出迎えだな坊主。前回は自己紹介も出来なかったがオレは紅輝だ。よろしくな」


「赤子に名前を理解できるとは思いませんが私は黎夜です」


玉に二人の前まで連れて行って貰って両手をあげたら掌に冷たいお鼻をツンってくっ付けてくれた。か…可愛い。気付かなかったけど声も良い!声萌えじゃないけど萌えそうだ。


「きゃ~」


くっつけられたお鼻は直ぐに引っ込められたけど少しお鼻とお口のモフモフに触れられた。


「本当にオレ達を怖がらないな。翁、その後の報告だがめぼしい情報は得られなかった。力になれなくて悪いな」


「私の方でも情報なしです。ところでこの子の名前は?付けてないのですか?いつまでも名無しでは可哀想だと思いますよ」


おっ!忘れてた自分の名前。お爺ちゃん付けて付けて!養い親みたいなもんだし、お爺ちゃんに付けて欲しいボク。


「じぃ~じ!」


お爺ちゃんをジッと見つめて小首を傾げておねだりポーズ。


「う…うん?わしが付けて良いのか?」


「はいぃ~」


もちろんです!笑顔で賛成したら思いは伝わるよね?異世界まで共通な無敵なジェスチャー言語


「う~む。皆との繋がりを持てるようにたまきはどうじゃ?」


おっとぉ~玉と愛称で同じになったよ。お揃いよ玉。嬉しさのあまり大木なお爺ちゃんに高速ハイハイ&ジャンピング(もちろん玉と琥珀のフォロー付き)で突進して抱きつちゃった。


「おぉ~おぉ~喜んでくれるか。そうかそうか」


抱きついたボクの上から琥珀も抱きついて上からお爺ちゃんが優しく二人を抱締めてくれているように見えるけど傍目にはお爺ちゃんにボクを巻きつけてるだけにしか見えないよね玉。って玉は玉で楽しそうに踊ってるしカオスだなぁ~。


紅さんも黎さんも引いてるよ。お祭り騒ぎはいつもの事なんだけど免疫ないから引くよね。

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