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黒の国:4

噂は広まっても神殿のお客様として闇守様や黎さんに大切にされている存在だからか誰も接触はしてこない。たぶん簡単に接触できないように守ってくれている。玉情報がなくてもさすがにわかる。


大人しくしてなくちゃと図書館から本を借りては読む日々を過ごし守護の儀の当日を迎えた。本来は神殿の中央の間での授与式がボクだけは闇守様と黎さんと3人で神殿奥の宝珠の間でおこなうことになった。


中央の間へは誰でも入ってくる事が出来るので噂の的となっているボクは他の子供と一緒に儀式を受ける事が出来なかった。


宝珠の間。宝珠に認められた限られた者しか入れない神聖な場所とされている。そんな所へ異端である自分が入れるのかと疑問に思ったけど闇守様も黎さんも大丈夫だからと連れて行ってくれた。


美しく神秘的な部屋の中央には大きな黒い珠があった。あれが黒の国の神殿の宝珠。この地のそしてこの国の守護の要。


儀式用の衣装に身を包み神聖な思いで儀式を受ける。特に作法もないけど闇守様から直接チョーカーへお守りを授かる。チョーカーに綺麗な黒い玉が嵌め込まれた。自分の目では見えないけど玉の視覚を使って見たらチョーカーと馴染んで最初からあったように見える。最高傑作はこういう所にも出ているのかもしれない。


「はい。これで儀式は終わりよ環ちゃん。もし良ければ宝珠にも触ってみる?滅多に出来ない体験で自慢できるわよ」


誰に自慢するのか判らないけど触って良いなら触ってみたい。だって本当に綺麗なんだ。玉はふわふわ毛玉だけど宝玉はつるつるピカピカな珠に見える。そっと近付いて手で触れると仄かに温かく優しい思いが伝わる。


皆を守ってくれてありがとうございます。って思いを込めてナデナデしたら薄っすら光り出してビックリ


「えっ!?」


眩しい程ではないけど光ってる。これには黎さんも驚いていたけど闇守様は微笑む程度で驚いてはいなさそう。


「や…闇守しゃま?ボ…ボク…」


何かやらかしたかと不安になって闇守様に大丈夫なのか聞いてみてもニッコリ笑うだけで応えてくれない。黎さんにも聞いてみたけど判らないって顔をされて断念。データーベースにも回答は無かった。知りたい事が無ければ使わないし使ってもデーターなしで使えそうで使えないデーターベースだ。


「そんなに不安そうな顔をしなくても大丈夫よ環ちゃん。貴方は宝珠に気に入られただけよ。ほら宝珠も嬉しそうでしょ?これからもきっと皆を守ってくれるわ。力強くなったように感じるもの良かったわ環ちゃんに触ってもらってコレで守護の強化もバッチリね」


良く判らないけど気に入られて良い事をした的に闇守様が仰るなら大丈夫だろう。ということにします。納得はしてないけど知らない事は世の中多いしね。


最奥の宝珠の間から出て儀式も終わったので神殿の外へは何処へ行ったり何をしたりしたいかを聞かれた。とりあえずは見て回ってお爺ちゃん達へのお土産が欲しいけどお金が無い。そもそもお土産を喜んでくれるかどうかも不明だ妖精だからね。


お金についてはお爺ちゃん達妖精が森の果物を神殿に譲ることで果実の代金として貰えた。森の果実は貴重で高価な薬になるらしい。確かに森には薬草も豊富なのに人は基本立ち入れない。森の意思で渡す許可が無ければ手にも入らない。


知らない所でお爺ちゃん達が森の日常生活には不要だったけどボクが森の外へ出るなら必要になるだろうとお金を稼いで準備してくれていた。帰ったらお礼を言わなくちゃ!全く何にも考えてなかったよ。前世では大人だったはずだけど何につけても考えが浅く萌え一直線で反省材料を大量生産してたみたい。


ただ神殿の外へ出る前に頼まれごとをこなさなくちゃならなくなった。ある意味自業自得だけど治癒魔法の噂が広まったことで諦めていたひどい症状の患者さんが治療を受けに神殿へ訪れている。


神殿側も調査して必要があると許可した人だけをボクの無理のない程度で黎さんが常に立ち会うことが条件で治療することになった。


その際には髪と瞳の色を公表し異端者ではなく奇跡の子供と印象付け今後自由に行動できるようにするそうだ。異端者として迫害はされないかもしれないけど奇跡の子供として利用しようとする人が現れる危険性があるので要注意だ。自由だけど不自由。


面倒なら森へ帰れば良いだけだし誘拐しようものなら玉も琥珀も黙って無いし神殿のお守りで常に状況を把握することも可能だから誘拐もできないんだって監視付きのお守りというかGPS機能!?


治療を希望する人の中には部分欠損者もいて再生に長い時間を必要としたし再生した後のリハビリにも時間が必要だ。前世の曖昧な知識だけど筋力等の低下で日常生活に支障が出るだろうからとリハビリにつても覚えている範囲の説明をした。


後は神殿の人達が頑張ってくれるらしい。神殿は医療も管轄しているので常に国のあちこちへ移動し技術を磨き続けている。骨折などでもリハビリが必要だったりするのでボクより知識は豊富だったので助かった。


黒の国ではボクの銀髪に紫の瞳といった色彩と今まで存在しなかった治癒が出来る奇跡の子供として有名になり他国へもその噂は一気に駆け巡った。


異端者として弾かれる事は無くなったけど有名人として又守護獣の保護を受けている稀有な存在として気付けば一部で銀紫の癒し子と呼ばれ崇拝されるようになっていた。それにしても治療の関係もあって多くの人と出会っても萌えが発動しない。ボクの無双計画は萌えが前提だと思ったんだけどどうしてかな?


一部で崇拝までされて有名人でモテる。干物女で実体験が無いから少しずつ経験してテクニックを磨く計画が生き神様や愛玩物状態では現状難しい。闇守様と毎回お風呂に入っているけど流石にいくら可愛いもの好きでも幼児にイケナイ事をしたい気分には闇守様もならないよね。


せめて年齢二桁くらいにならないとショタ好き肉食系お姉様にご指導をお願いも出来ない。お兄様にもお願いしたいけど襲い受け系のお兄様だったら大丈夫だけど、うっかりリバOKだったりしてボクが開発されちゃって無双出来無くなっても困る。それに闇守様は何となくお姉さんな感じにしか思え無くて無双欲求を感じない。


あれ?美人にムスコを丸洗いされてもムラムラしないってDTじゃなくてED?若過ぎるだけだよね?


黒闇様がいつも着ている深くスリットの入った衣装も露わになる太腿にドキドキはするけど、そのドキドキもチラリズム的なのと見えそうで見えない着けているのかいないのか下はどんなんだろうって違った意味のドキドキだと思う。


玉の視覚を使えば知ることも出来るけどそういう覗きはしたくないし、どうせ覗くならコッソリ直接が良いよね。イケナイ事をしている背徳感や生命(?)の神秘にふれるドキドキで覗くにしてもロマンが重要だ!

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