二戦目
「……そちらの状況は?」
傷だらけの通信機から声が聞こえてくる。
「……最悪だよ。」
少年は答える。
少年の名は柏木薫という。
只今特殊な任務中。
戦争を止めるという大事な任務中。
***********************
「あーめんどくせぇ」
俺はため息をつきながら言った。
その文句を聞いていた男が
「まぁまぁ仕事だから仕方ないよ」
と言ってくる
「そうはいってもな小林、めんどくさいもんはめんどくさいんだよ」
そこで話しはとぎれる。
隊長室についたからだ。
ここはある場所にある、企業というか軍と言うか分からない施設だ。
俺たちの仕事は戦争を止めること。戦争を止めるに当たって厳しいルールが存在する、
一、罪なき人を傷つけるなかれ
二、武力の行使は極力おさえるべし
三、会社の利益を極力優先すべし
とまぁ基本的にこの三つが主なルールだ、
細かくみればもっとあるのだがとりあえずこれを知っとけば何とかなる。まあ三つめは気に入らないが
そんなことを考えていると小林が部屋の中へ入っていった。
俺は急いで入り気を付けの姿勢をとった。
すると壮年の男、隊長が口を開いた。
「…ご苦労、わざわざきてもらってすまないな。
なにぶん緊急だったものでな、」
えー緊急ってなんだよ、めんどくせーことかな、と考えていたら、
「顔にでているぞ?柏木くん、……まあいい、では指令を言い渡す、柏木くん、君は……」
ごくっ、思わずのどが鳴る
隊長は神妙な顔で言った
「旅に出てもらう!」
「はぁぁぁぁあ!?」
思わず叫んでしまった。
***********************
旅に出てもらう!
それと、装備の話しと日程の話しをされただけで
隊長室を追い出された。
「いったいなんなんだよ、まったく、」
俺は小林に愚痴を言う。
「なんなんだろうねぇー」
小林は何とも思っていないようなしゃべり方をした。
それを聞いた俺は気が抜けてしまいどうでもよくなってしまった。
「………まあ、この会社が変なのは元からだもんな、」
そうなのだ、戦争を止めるなんておかしいことを考えているのはこの会社だけなのだ。
まあ、俺がこの会社を選んだのはこの馬鹿げた考えが面白そうだと思ったからなのだが。
仲間もやってる事もおかしい会社だがなかなか嫌いになれない。
ルールは好きになれないが、……いや一つ俺の好きなルールがあったな、
零、仲間の命、自分の命を何よりも優先すべし、
もし、仲間の命が危険に陥ったなら上記の
ルールを一切無視し何よりも優先に守るべし




