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一戦目
「………………おかあさんっ!おかあさんっ!!」
そこはまるで地獄だった。
家は燃え人は死に地面は抉れていた。
その中で一人の少年が座り込みながら必死に叫んでいた
「おかあさんっ!死んじゃやだぁ!」
少年の座る横には女性が倒れ込んでいた
「………ぁあ………」
「!!っ…おかあさんっ!」
少年は必死に叫ぶ、そんな少年を諭すように少年の母であろう女性は言った
「………絶対に仕返しを考えてはいけないよ、………絶対に、…………あなたは強くないのだから、」
「………なんで、おかあさんにこんな事した奴らなんて………死んじゃえば良いじゃないか!」
「………しっかりと考えて行動しなさい………×××××××」
その言葉とともに女性は目を閉じる
最後の言葉、少年には聞こえていなかった、いや聞こえていたが認識できなかった、そんなどころではなかった
「……ぅうわぁぁぁぁ!!!」
大切な人を失った少年の泣き叫ぶ声が響きわたった。




